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2006年04月28日
2006年4月 来期こそ、よい決算にしたい。
第57期もあと3日で終わります。
どの部門も、残念ながら業績はよくありませんでした。
ここ数年では最低の業績といわざるを得ません。
私としても、反省しなければならない点が多数あります。
ただ、来期に向けて少しずつ流れが変化しているなと感じています。
インターネットのウェブサイトを7月下旬にリニューアルしたところ、
おかげさまで新規にお取引をいただくお客様が増えました。
来期は、より多くのお客様に当社を知っていただくために、
さらにウェブサイトをリニューアルする予定です。
6月には、初めてリフォーム業界向けの展示会に出展します。
少しずつできた流れを大きなものにできればと考えています。
もう一つ、私が気にしているのは、石油の動向です。
ガソリンや軽油の単価が上がってきているのは皆さんご存知だと思いますが、
私は、一時的には石油価格が下がることはあっても、近い将来かなり高くなると
考えています。下のグラフを見てください。
世界の原油生産量(1850-2050年)

(出典:メドウズ、他『Limits to Growth: 30 Years Update』)
このグラフから考えると、原油生産量はこれから減る可能性が高いです。
しかし、原油の需要はますます増える一方です。中国やインドはこれから
原油需要がさらに増えることが予想されています。
いつまでも石油に頼る生活ができるわけではありません。
普段の生活でできるだけ石油を使わずに生活するかを考えて行動することが、
次の世代に少しでも石油を先送りできることにつながるのではないでしょうか。
今のマンション現場を見ていると、コストダウンのためにプラスチックなどの
化学製品が多用されていて、いわば「石油でできた建物」になっていますが、
石油の先行きを考えると、石油製品はできるだけ使うべきではないと考えます。
ピーク・オイル(原油の生産量がピーク(最高点)に達すること)を考えると、
原油価格の高騰は避けられないなと感じます。
今は1バーレルあたり70ドルを超えたと報道されていますが、
いざ、需要に対して供給が追いつかない事態が発生すれば、原油が
1バーレルあたり100ドル、200ドルとなってしまう可能性があります。
そうなると、プラスチックは貴重品になり、価格競争力を失うでしょう。
結果として、天然素材が復権を果たすことになると予想します。
もちろん、木材もその例外ではありません。
できるだけ石油製品を使わずに、天然素材を使う。そんな流れを少しでも
大きくしたいですね。社員、関係者の皆さんも「石油は有限」ということを
知っていただいて、石油を大事に使うとともに、石油製品でなくても済むものは、
できるだけ石油製品を使わない方向で生活することを考えてもらえればと思います。
私は、当社の石油依存をできるだけ減らして、次の世代が使える石油を少しでも
多くしたいと考えています。
なお、システム思考を日本に紹介するためにつくられた、
枝廣淳子さんが会長、小田理一郎さんが社長を務める
有限会社チェンジ・エージェントのサイトに
ピーク・オイルについて大変興味深い記事が出ていますのでご紹介します。
「成長の限界」で知られる、デニス・メドウズ氏がピーク・オイルについて
システム思考を使ってわかりやすく説明しています。
これを読むと、石油に対する考え方が変わります。一読を強くおすすめします。
▼「ピーク・オイル」―デニス・メドウズ氏に聞く(1)
▼「ピーク・オイル」―デニス・メドウズ氏に聞く(2)
▼「ピーク・オイル」―デニス・メドウズ氏に聞く(3)
投稿者 president : 21:24 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月01日
2006年3月 プラスに考えるか、マイナスに考えるか、それが問題だ。
今月は各事業部とも残念ながら売り上げが低調でした。
特に第一事業部においては、10年間で最低の月間売り上げを記録して
しまいそうです。社員および関係者の皆さん、大変申し訳ありません。
松井証券の社長さんがあるテレビ番組でこう話していました。
「社長っていうのは、結果さえ出せば何をやっていてもいいんですよ。」
私もその通りだと思います。業績を上げるのが社長の仕事ですから。
ということは、今までのところ、私は社長の仕事をしていないですね。
あえて書きますが、私はこの状況をプラスに考えたいと思います。
ただ今までのやり方でそのまま仕事をするだけでは業績が上がらないことが
はっきりしたわけで、会社の体質、仕事の内容を変える良いチャンスだと
とらえています。第一事業部に限らず、どうやったら今後生き残っていけるか
各部門で方針をたてて、今こそ実行する時です。
近い将来、石油生産が天井をうち、石油が枯渇する時代がやってきます。
プラスチックなどの石油製品でなく、無垢の木材などの自然素材を建築物に
使うことが、私たちの子供の世代の環境を考えたときに、私は正しい道だと
思います。ですから、無垢材で枠材を作っている当社の仕事は、社会にとって
必要な仕事ですし、意義のある仕事です。単価だけで素材を決める世界では
なかなか受け入れられませんが、意味をわかっていただけるお客様と是非
接点をもちたい。お客様の役に立ちたい。それが私の気持ちです。
こんな業績の状態でも、手当て類を変更しようとしているのは
今後会社を運営する上で必要なことだと考えたからです。
制度を改定するときに、「これで十分だ」ということはまずありません。
しかし、必要なことは実行する。当たり前のようですが、実際にはなかなか
実行できないものです。実行できるのは、過去、諸先輩が残してくれた
財務があるからこそできることです。手当て類の変更を考えたとき、
財務を残してくれた諸先輩に感謝せずにはいられませんでした。
この状況をプラスに考えるか、マイナスに考えるかは大きな差です。
私はマイナスには考えません。プラスに考えますので
社員、関係者の皆さんも是非プラスに考えてください。
よろしくお願いします。