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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2000年1月 「材木屋である意味」
2000年1月 「材木屋である意味」

今朝の朝礼でも言ったように、2000年1月というよい節目でもあり、
私の考えていることを毎月月末に給料袋に入れることにしました。
1回目は「私が材木屋である意味」です。

皆さんは自分が材木屋だということをどう思っていますか?
私は新年会のときにも言ったように「材木屋でよかった」と思っています。
なぜなら、仕事を通じて「相手に気を遣う」ことを教えてくれる職業だと
思うから。

材木屋は「木」に対してどれだけ「気」を使えるか、そこに損得がある。
木っ端の最後の1丁まで使うには、隅々まで気を使う。
「もったいない」と思って取っておくか、「いらない」と思って
捨ててしまうか、それが利益と赤字の境目になる。
だから、本気で材木が好きで、最後の1丁まで生かしてやろうと思う人に
とっては、とても良い仕事ですよ。毎日、材料に対して気を使って
仕事をしている人は、自然と相手に対しても気を使うようになる。

コンビニエンスストアに代表される「使い捨て」社会の現代において、
ひとつひとつの物事を「もったいない」という精神で周囲に対して
気を使って生きていく人は希少価値です。
私は、材木屋という仕事を通して、周囲に対して気を使うことを
教えてもらったし、社員の皆さんにも是非そうなってほしいと思う。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年05月02日

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