当社の決算期は4月です。
今期はウッドショックといわれ、
当社を取り巻く環境が大きく変化した年でしたが、
社内でも大きな変化のたくさんあった年でした。
工場の生産体制変更、材料置き場の更新、
製品の梱包体制変更、配送体制の変更、
Kintoneの導入、楽天市場での販売開始、
新規お客様との取引開始など、
今年仕事の変わらなかった社員はいないと言いきれるほど、
当社の方針「木材の最大経済活用」に沿った、
たくさんの変化がありました。
私が感心するのは、変更した体制が元に戻らずに
すべて維持されていることです。
たとえば、更新された材料置き場は
社員の皆さんによって状態が維持されています。
工場見学の際にお客様に見ていただきたいポイントが
1年前とは明らかに違います。
気候が変化しても人間の体温が安定しているように、
人には恒常性(ホメオスタシス)があり、
強力に現状維持をしたがる性質があります。
何か変化が起きたときに、
「元のやり方のほうがやりやすいから戻したい」
という意識は誰にでもあるものです。
それにもかかわらず変更した体制が維持されているのは、
自分の中の恒常性から来る意識に負けずに
変化を続けた社員のみなさんのおかげです。
今後、木材業界はさらに大きな変化が予想されます。
今までの変化は序章にすぎないと私はみています。
将来何が起きるかは誰にもわかりません。
しかし、一つだけわかっていることがあります。
それは、恒常性に負けずに
変化に対応していこうとする姿勢があれば
どんな時代でもやっていけるということです。
元には戻らない。変化への対応をし続ける。
これだけの変化に対応してきた皆さんと一緒なら、
きっとできる。
私にとって今期は、
今後やっていけるなと思える手応えを感じた年でした。
こんな気持ちになれたのも、
社員・関係者のみなさんのおかげです。ありがとう。
今後もぜひ力を貸してください。
私は当社の将来が楽しみです。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2022年04月28日
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