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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2000年10月 変化のきざし、有り。
2000年10月 変化のきざし、有り。

今月に入って、第一事業部の仕事量が大幅に増えた。

老人ホームや県営住宅等、大型物件が入ったこともあるが、
先月までの状況とは一変してしまった。
材料を出す人が休日に出勤し、超仕上げも残業するようになり、
仕事がなくて加工屋さんが休むことがなくなった。
第二事業部もプレカットの受注残が約一ヶ月分あり、プレカットは
毎日夜8時または9時まで残業体制を続けている。

一ヶ月前には、第一事業部の仕事量がこんなに増えるとは予想できなかった。
マンションの造作材の中で、栂無地の市場はどんどん縮小していたし、今後
加工屋さん3組分の仕事を維持するのは並大抵のことではないと考えていた。
私はお客様のところへ顔を出して、なんとかして今の仕事量を維持したいと
訴える毎日だった。もし、仕事量がこのまま減少するのなら、
需要に応じて縮小して黒字を出せる体制にしなければとすら考えていた。

だが、わずかだが変化の兆しが見えてきた。額縁を塩ビでなく、ペンキ下地で
栂無地を使う現場が出始めた。営業に行った先で、新しいお客様からの
受注も頂いた。
年末から年明けにかけて木材を多く使う物件が続く予定で、第一事業部は、
年明け早々まで仕事量が多い状態が続くだろう。

こうなると、考え方を変えざるを得ない。お客様の需要に応えるために、
工場内の人数が自然減で減った分を補充することを現在検討している。

また、フォークリフトを使わなくても材料が移動できるように、
10台の台車を導入した。まだ台数が足りないので増設する予定だ。

仕事があることは有難いことだ。仕事がないと、設備に投資する気持ちに
なれないが、今月ぐらい仕事があれば、投資する気持ちになれる。

仕事量の多い今、一番注意すべきことは、取引先の倒産だ。
今月、第一事業部のかつての大口取引先だった会社が事実上倒産し、
うちの同業者が大きな被害を受けている。(当社の実害はない)
長引く不況と安すぎる受注単価のために、第一事業部のお客様の約8割が
赤字だと見込んでいる。体力勝負で受注競争をやっている以上、
お客様の体力は相当弱っている。暮れにかけ、集金をする時期になるが
取引先の動向には十分すぎるほど注意を払って欲しい。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年05月02日

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