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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2000年2月 「ハード」と「ハート」
2000年2月 「ハード」と「ハート」

コンピューターの世界でよく言われることだが、
「ハード」と「ソフト」の両方がそろって、初めて意味がある。

私は、うちの会社の場合、「ハード」と「ハート」の
両面が必要だと思っている。私の言う「ハード」とは、作業環境のことだ。
その中でも、今回は屋根の話を書く。

毎年のことだが、2月から3月にかけて工場には強烈な北風が吹く。
北側に風除けのあるところもあるが、まともに北風を受ける場所もある。
おがくずや砂ほこりが来て、目にゴミが入った人も多い。
残念ながら、作業環境としては劣悪と言わざるを得ない。
このことを、私は社員の皆さんに対し、大変申し訳なく思っている。

昨年、作業環境を改善すべく、シートハウスを建設した。
雨よけ、風よけという点で一定の効果はあったが、
まだ改善すべき点は多いし、まだまだ屋根を必要とする場所はある。

今年4月から「品確法」という法律が施行される。
住宅の構造に関する部分(柱、梁、土台等)については10年間の
瑕疵(欠点のこと)保証が義務つけられる。
ということは、柱や梁などの構造材にはまず生材(未乾燥材)は
使えないだろうと言われている。乾燥材(KD材)を在庫しておく
必要がある。従って、より広い屋根が必要だ。

作業環境改善と、材料を濡らせないという両面で
「屋根のない材木屋は負け」の時代が来ている。
どんな屋根をつくればいいか、各業者を呼んで研究した上で、
うちの会社にとって一番良い形の屋根をつくりたい。
それが、作業環境の改善、ついては会社全体の改善につながると
信じている。

「ハード」が改善されたら、次は「ハート」だ。
私が屋根をつくりたいと思っている理由の一つに、
「作業環境を改善することで会社全体の士気を上げたい」と
いう気持ちがある。

現在の会社の雰囲気は必ずしも良いと言えない。
それは、年齢構成が50代以上と20代に偏っていることも
あるだろうが、作業環境の劣悪さにも原因がある。

これからの時代は生き残りをかけて各社が戦う時代だ。
そのときに、社内の士気が上がらない会社では心もとない。

うちの会社、財務は確かに強い。財務の強さが会社の士気に
結びつくように経営するのが私の役目。財務だけでなく
「ハート」も一級品でありたい。そのための第一弾として
屋根をかける。社員の皆さんも「これをやったら会社のためになる」
と思うことがあったら、遠慮なく言ってほしい。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年05月02日

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