このタイトルは何だろうと
思う人も多いだろうが、私の言う「冬」は、気候だけではない。会社全体の
状況を指している。
第一事業部は今月に入ってすっかりオン・シーズンに入った。先月までの
仕事量の少なさがうそのようで、社員の皆さんの中で休日出勤をする人が
出てきたし、加工屋さんたちは毎週のように休日出勤をしている。
これまでは、お客様の数が増えても、それ以上に一軒あたりの
売り上げが減っていたため売り上げが落ちていたが、
オン・シーズンになって一軒あたりの売り上げが増えてきて、
それが売り上げの減少に歯止めをかけた。
これだけ仕事量があると、会社の士気も自然と締まる。
その意味でも、これだけ景気の悪い中で、
仕事量が確保できたことは大変ありがたいことだ。
私は、今年いっぱいは最低でも今月ぐらいの仕事量をこなしたいと期待して
いるし、できるだけ多くのお客様を訪問して、仕事量を確保することが
私をはじめとした営業担当の使命だ。実際、仕事量は確保できるだろう。
しかし、先の状況は予断を許さない。この景気の悪さでは、マンションの
契約率が急降下することも十分考えられるし、戸建て住宅にしても着工数が
大幅に減少することが予想される。オン・シーズンが終わってオフ・シーズン
になると、仕事量が急に減ってしまうこともあり得る。これが、私の言う
「冬」は近いという意味だ。
今、仕事量があるからと言って、先への備えを怠ってはならない。
仕事量の少ない時代には、よそにない特殊性をもつことが大きな武器になる。
第一事業部は、他社の生産量が減少したことで、相対的に特殊性をもつように
なった。プレカットの羽柄加工機導入も、よそにない特殊性を持たせて仕事を
取るためだ。山林部はもともと特殊性のかたまりのような部署だし、「よそに
できない」ことができることを大いに武器にして、より多くのお客様を獲得
し、来るべき「冬」に備えてほしい。
もちろん、与信管理が大事なのは言うまでもない。
最後に、宣伝をひとつ。
10月28日 日曜日に、吹上市場(アピタ吹上のそば)で、
「第2回木とのふれあいまつり」が行われる。
普段見られない木材市場の中が一般に開放され、
普段扱っている木材のことをもっとよく知ってもらえるいい機会だ。
うちの社長が会長をつとめている埼玉県木材協会が後援している
こともあり、是非見に行ってください。
当日は私もスタッフとして参加する予定です。