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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2002年11月 粉砕機導入は会社の体質を変える
2002年11月 粉砕機導入は会社の体質を変える

来週から12月だ。毎年書くことだが、12月はとにかく交通事故が多い。

特に今年は銀行の経営が悪いために、金が欲しくて動き回る人が
多くなりそうで、よりいっそう事故が増える危険性がある。
特に通勤時の交通事故に十分注意するように。遅刻寸前になったので
車を急がせて事故に遭ったというのでは愚の骨頂だ。
もう一つ、これも毎年書くことだが、「盆暮れ勘定」=「盆暮れ感情」であり、
営業面で一番力を入れるべきは売掛金の回収だ。今年のうちに支払いをすませて
しまおうという感情を利用しない手はない。売掛金の回収に力を入れてください。

さて、北本事業本部の皆さんは今週月曜日に朝礼で社長が説明したので
ご存知のことと思うが、今回の廃掃法施行によって大型焼却炉は使えなくなる。
その代わりに粉砕機を導入して、プレーナー屑やプレカット加工機の屑などを
粉砕して処理業者に引き取ってもらう予定だ。

しかし、ただ焼却炉が使えなくなったから粉砕機を入れるのではない。
粉砕機は会社の体質を変えることになる。

まず、現場からのゴミを引き取って、粉砕することができる。
マンション、木造にかかわらず現場で木材の切り残しを引き取ってほしいと
言われることが多い。これを有償で引き取って、粉砕することができれば
帰り荷ができてトラックの往復利用になり、また、新たな収入源になる。
そのためには産業廃棄物処理業の許可が必要なので、来年産業廃棄物処理業の
許可を申請する予定だ。

粉砕したゴミは処理業者を通じて、清掃用や、豚などの畜産農家に使われる。
使われた後は土に返すことになる。これは、木材が再生できる資源だから
できることだ。だから、現場からゴミを引き取って有効利用ができる。
これが塩ビ等の新建材では再生が不可能なので、ゴミを引き取ることができない。
ゴミを引き取って処理することは、他の素材に対する差別化になる。
また、中国等海外から輸入した製品を現場で使うことが増えているが、
輸入製品では切り屑を工場に帰すことが難しい。また、地方の工場から
現場へ製品を入れることがあるが、これもゴミの処理が問題になる。
他社と差別化できる大きな武器になると期待している。

もちろん、現場でゴミの分別する問題がある。
木くずの中に石膏ボードや塩ビ、釘を入れられてはかなわない。
これは私の案だが、現場に先に袋をくばっておいて、
木くずをその中に入れてもらい、引き取るときに現場に行った
運転手さんにゴミを全量チェックしてもらう。
チェックしたごみを引き取った後で、ゴミの中に塩ビや釘がみつかった場合は、
その現場から出たゴミ全量を引き取った運転手さんに
もう一度現場へ戻してもらおうと考えている。
最初は試行錯誤があるだろうが、慣れればサイクルができると期待している。

また、焼却炉を使わずに粉砕すれば、その分CO2(二酸化炭素)の排出量が減る。
日本全体の目標として、京都議定書に温室効果ガス(代表はCO2)の排出量を
2012年までに6%削減することという数値目標がある。焼却を粉砕に転換すれば、
その分焼却によって発生していたCO2を削減することができる。
これは日本の国策に沿うことだ。

粉砕機導入は莫大な資金が必要だ。
従って、導入できる会社は限られる。
今後、仕事をしていく上で、より仕事がやりやすい形にするために
粉砕機を導入すると考えてほしい。
単に焼却炉のかわりに導入するのではない。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年05月02日

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