一番の理由は、1年間で一番売上が多い月が12月だからです。
12月に多くの売上をあげられれば、その期の決算にかなりの良い影響が出ます。
マンションの大半は4月の新学期に合わせるために、3月入居になっています。
そのため、木工事のピークは12月~1月になります。
従って、12月が仕事量のピークになるわけです。
しかし、最近では木材の代わりにLVLや軽量鉄骨、
プラスチックシート貼りの材料を使うために、
当社の主力である無垢材の造作材の仕事が減ってきています。
それでも、12月はかなりの仕事量が予想されています。
最近、第一事業部では、工場の仕事があまりないのに、
事務の仕事だけが多いという傾向が出ています。
理由の一つは提出書類の急増です。
品確法ができてから、出荷証明書などの提出書類が急増しました。
また、細部の仕様についてのクレームや要望が増えたため、
同じ売上をあげるのに、事務量だけが増えているのが現状です。
当社は材料提供をする立場ですが、お客様は木工事を請け負っている
立場ですので、枝葉末節と思われる要望にも応えなければなりません。
私たちの立場では「なんでこんな細かいことを言うんだろう、ばかばかしい」
と思うこともありますが、お客様にとっては一見ばかばかしいと思われる
細かい要望でも応えていかなくてはならないのが現状です。
ですから、工場で働いている社員のみなさんから見ると、
なぜこんなに事務の仕事があるんだろうと不思議に思うでしょうが、
お客様の要望に応えていくことが会社の使命ですので、
工場が暇なのに、事務の仕事だけ多いという傾向は当面続くと予想しています。
繰り返しますが、12月は通常月に比べて工場の仕事量が増えます。
そのため、12月には事務量が特に集中することが予想されます。
事務所にいる者全員で、対応することが必要です。
お客様にご迷惑のかからないよう、事務量をこなしていきましょう。
そして、明るい気持ちでお正月を迎えたいものです。
毎年、書くことですが、営業面において12月は売掛金回収の月です。
盆暮れ勘定=盆暮れ感情であり、お金の催促をしても怒られないのが
12月です。是非、売掛金回収に全力をあげてください。
もう一つ、これも毎年書くことですが、12月は一番交通事故の多い月です。
12月は急く人がたくさんいます。
こちらに落ち度がなくても、事故に巻き込まれる可能性があります。
通勤時の運転は余裕をもって運転できるよう、12月は特に早めに家を
出るようにしてください。
営業、配達などで車を運転する人は、十分事故に注意してください。
これは社員のみなさんに言えることだと思いますが、年賀状は早めに
書いたほうがいいですね。12月20日までに出してしまえば、
自分の経験上、かなりゆったりした気持ちで歳末を迎えられます。
逆に、年賀状を書いていないということが心のどこかでプレッシャーに
なって、その結果事故を起こしたりするものです。
当社においては、12月を制する者が1年を制します。
12月は特別な月ですが、決してイヤな月ではありません。
お正月休みを明るい気持ちで迎えられるよう、健康に気をつけて、
全力で仕事に取り組みましょう。