最悪の場合、工場の停電も有り得る状態です。原因は原子力発電所の
不祥事ですが、原子力発電所の再開時期が決まらないことを考えると、
夏の午後、十分な電力供給ができず、停電になる可能性があります。
いまのところ(5月30日現在)、7月、8月の暑い日に6,450万kwの需要に対して、
供給力は5,600万kwしかありません。
差し引き850万kw、電力が不足しています。
夏の電力需要のピークは暑い日の午後1時から4時の間です。
エアコンの電力消費量が増えて、大量に電力を消費します。
必要以上にエアコンの設定温度を下げて運転するからです。
うちの会社でも、休憩室のクーラーを強にして、設定温度20度で寒い
ぐらいにしているのを毎年見かけるのですが、今年からはやめてください。
必要以上の冷房のために、停電になってはかないません。
今年からは、「寒い」冷房は社会悪と見られることになるでしょう。
そうはいっても、真夏の工場内は40度近くになります。
少しでも温度を下げるために、昨年は超仕上げ場の西側に材木で壁を作り、
西日を避けました。
効果はありましたが、今年は更に対策が必要です。
手始めとしてプレカット事務所横に材木で壁を作りましたが、
1度でも温度を下げるために、どうやったら電力を使わずに温度を
下げられるか、皆さん考えてください。よい案があれば採用します。
時間帯をずらすのも有効です。
真夏でも、朝5時台、6時台は冷房しなくても済むことが多いです。
停電が頻発するようであれば、
早朝から仕事を始めるのも一案ではないでしょうか。
早朝から仕事を始めると、一日が長く感じて気持ちがよいものです。
(夜は蒸し暑いので、かえって冷房を強くすることになります。
また、蚊が出てかゆいので、私は夜間長く仕事をするのを好みません)
まだ、実感がわかないでしょうが、今年の夏、暑い日の午後は
停電に充分注意してください。
停電になる前に、停電せずに済む電気の使い方をしてください。
具体例は東京電力株式会社のウェブサイト(http://www.tepco.co.jp/)
に書いてありますので、ぜひ一度見てください。