火災そのものは人為的なものではないようですが、
工場構内から火災を出したことは事実であり、
皆さんも火の怖さは充分わかったと思います。
二度と火災を出さないよう、対策をとりますが、
みなさんも、くれぐれも火の気のあるものを集塵から
吸い込ませないよう、注意してください。
さて、ご存じの方も多いと思いますが、大型ホームセンター
「スーパービバホーム」が鴻巣市内に先日開店しました。
いままでのホームセンターに比べて格段に大きいホームセンターです。
私も早速見てきましたが、木材売り場が大変広く、
当社が扱っている構造材の40×30やコンパネだけでなく
石膏ボードやシナベニヤも多数置いてありました。
しかも、売値は当社の仕入れ値に近いものでした。
私が一番驚いたのは、木材売り場の中で塩ビのラッピング材が
堂々と売られていたことです。住宅を買う場合と違って、
ホームセンターのようなDIYショップではお客様が自分で素材を選んで
買うのですが、塩ビラッピング材を品揃えに入れたということは
それだけ売れると判断されたのでしょう。時代の変化を感じます。
2Fには、トステムとINAXの製品を使ったリフォームのショールームが
あります。トステム系のホームセンターなので、自社製品があるのは
当然なのですが、ホームセンターにリフォームのショールームを
併設したのはおそらく初めてだと思います。見学客も多くいました。
3年前の8月に書きましたが、カナダにはホームデポという
大型ホームセンターが多数あります。いずれ日本のホームセンターも
こうなるだろうと予想していましたが、いよいよ鴻巣に来たなと感じます。
違うのは、カナダのホームデポにはフォークリフトがありましたが、
スーパービバホームには手押し台車があったことぐらいでしょうか。
ただ、スーパービバホームができたからと言って、悲観する必要は
ありません。今のところ、ホームセンターで売る木材や合板は
安かろう、悪かろうという品物が多いです。
たとえば、コンパネにしてもFC2相当のものを売ってます。
つまり、改正建築基準法では使用できない合板です。
40×30の構造材にしても、当社で扱っている品物よりも
グレードが下でした。(ハイビックが扱っている品物と同じと思われます)
私は、お客様に使っていただける材料を提供することが
ホームセンターとの差別化につながると考えています。
これからは、材木店同士の競合だけではなく、ホームセンターとの
競合も出てきます。そのためにも、まだ見ていない人は
一度スーパービバホームの木材売場を見てください。
その上で、どうしたらホームセンターとの競合に勝てるかを
考えてください。ホームセンターとの競合に勝てる会社の
体質ができれば、当社は十分やっていけますから。