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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2004年4月 成長できる会社の条件とは
2004年4月 成長できる会社の条件とは

今日で55期が終わりました。

先月も書きましたが、55期は第一事業部、第二事業部、山林部の3部門とも
増収になりそうです。会社の方向として、増収になって拡大していく方向に
なるか、それとも減収になって縮小していく方向になるのとでは、
毎日働く上で気持ちの上に大きな差が出ます。
私としては、何としても第一事業部を前年比増収にしたかったので、
増収になって本当によかったと心の底から感じています。

ただ、55期が増収になったからと言って、5月1日から始まる56期が
必ず増収になるとは限りません。第二事業部には新しいプレカット機械が
動き始めるという大きな材料がありますので、これを売上増につなげるべく
活動するのですが、山林部にはこれといった大きな材料がまだありません。
ですが、世の中の底流に「無垢志向」がほんのわずかですが見えるように
なりましたので、是非その流れに乗りたいと考えています。 

私は、新建材でなく、無垢の木材を住宅に使うことが、大げさに言うと
社会正義だと信じています。雑誌「日経ホームビルダー」によると、
プラスチックシート貼りの建材は、産業廃棄物処理業者から
嫌われる建築材料の第1位です。
理由は、シートをはがすのに手間とコストがかかりすぎるからです。
手間とコストがかかるということは、不法投棄される原因にもなりかねません。


これからの時代、環境に負荷をかける(=迷惑をかける)建材を使うことは
次の世代に対して重荷を背負わせることになってしまいます。
できるだけ環境に負荷をかけない材料を使っていただくよう、
日常の営業活動の中で訴えることが必要です。また、当社の営業活動に
おいても、できるだけ環境に負荷をかけない仕事のやり方を考えて行動する
ことが、一人一人のモラルを向上させて、会社を成長させることにつながり
ます。どのようにすれば環境に負荷をかけずに営業活動ができるか、
社員の皆さん一人一人がこの連休中に考えてみてください。

私の考えた一例をあげます。
来月、私の社用車が10年半ぶりに変わることになりました。
今度の車はハイブリッド車と言って、ガソリンと電気の両方で走る車です。
燃費は従来の車の約3分の1だそうです。
以前から、社用車を買い替えるならハイブリッド車だと思っていましたが、
現在の社用車に故障が相次ぎ、車を買い換えることになりました。

乗用車選びは乗る人の個性が出ると言います。車を見れば、その人の考え方が
だいたいわかるとも言われます。私は、社用車をハイブリッド車にすることで
「できるだけ環境に負荷をかけない」という会社の姿勢を打ち出しますので
宜しくお願いします。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年05月02日

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