これをうちの会社の仕事に置き換えてみれば、
「♪よーく考えよう~、段取り大事だよ~」ということになります。
どんな仕事においても、事前の段取りができているのと出来ていないのとでは
仕事の効率に大きな差が出ます。事前の段取りができていなかったがために、
仕事のやり直しになってしまった経験をした人も多いでしょう。
毎日、第一事業部のお客様と話していて感じるのですが、
「とにかく現場の段取りが下手になった」とお客様からお話をいただくことが
随分増えました。そのために、毎日同じ現場に少しずつ佐川急便で材料を
送ることが増えましたし、急な変更や中止が多くなりました。
そのために当社の工場内が振り回されることも数多くあります。
当社の社内においても、残念ながら段取りができていないがために
仕事のやり直しをしているケースが多く見受けられます。仕事のやり直しは
やっている本人も気分の悪いものですし、指示するほうも気分の悪いものです。
段取りが下手になった一番の原因は、現場の工期が短くなったことです。
今までよりも短い時間で同じ仕事をやらなければならない、そうすると、
段取りをする時間をとらない。そのために段取りが下手になり、
当社のお客様が迷惑するという図式です。
では、どうしたら「段取り」ができて、効率の良い仕事ができるでしょうか?
私は、段取りにもっと時間をかけることを皆さんに提案します。
特に、始業前に時間をとることが大事です。
毎朝出勤して、始業前に自分の職場へ行き、その日の仕事の段取りを
している人と、就業時間が始まってから自分の職場へ行って、今日の仕事を
初めて見るのとでは、かなりの差があります。変化の激しい現代において、
前の日の終業時間と、次の日の始業時間の間に仕事の状況が変わってしまう
ことは日常茶飯事です。それなのに、始業時間が始まってからその日の
仕事を考えるようでは、変化に対応できずに取り残されてしまいます。
もちろん、現在でも毎朝始業前に職場へ行き、その日の仕事を考えて
くれている社員も少なからずいます。その人たちに、私は心から拍手を
送りたいと思います。
皆さんご存知の通り、私はだいたい朝5時頃から出勤しています。
その理由の一つは、段取りに時間をかけて、仕事のやり直しを
できるだけなくすことです。始業時間前に事務所の環境を整えて、
仕事のしやすい環境をつくるためでもあります。
(私は、作業環境をつくるのも段取りのうちだと考えています)
社員の皆さん、段取りは大事です。毎朝始業前に段取りを考える時間を
とってください。全員が段取りを考えて仕事をするようになれば、
スムーズに仕事が進められて、良い仕事ができます。
良い仕事を積み重ねれば、よい会社に出来ます。宜しくお願いします。