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HOME > 住宅に自然素材を使おう > クロス巻き込みの窓枠は結露にとても弱い
クロス巻き込みの窓枠は結露にとても弱い

クロス巻き込みの窓枠です。新築時はきれいですが、結露にとても弱く、日光で可塑剤が蒸発してクロスが縮むと下地の合板が見えてみすぼらしくなりますので避けてください。
結論から書くと、クロス巻き込みの窓枠は、結露にとても弱いので
避けたほうが賢明です。

最近、分譲マンションで「クロス巻き込み」仕上げが増えてきました。
クロス巻き込み仕上げとは、カーテンBOX(カーテンレールを隠す覆い)や
窓枠(アルミサッシの室内側にある枠)の上からビニールクロスを貼って、
壁と一体感を出す仕上げです。

クロス巻き込み仕上げが増えてきた一番の理由は、費用が安く済むからです。
上からビニールクロスを貼るので、下地はどんな材料を使っても見えません。
実際には、下地として合板が使われる場合が大半です。
木材やシートラッピング材を使うよりも、合板をそのまま使うほうが
安く済むので、費用を安く抑えるためにクロス巻き込み仕上げとする例が
多くなってきました。

消費者にとっても、壁と一体感のある仕上げとなるので、一見よさそうに
見えます。分譲マンションのウェブサイトでもカーテンBOXをクロス巻き込み
仕上げにしていることをセールスポイントにしているのを見かけます。

私も、カーテンBOXに関しては購入するお客様が望めば
クロス巻き込みでも良いと思います。
しかし、窓枠のクロス巻き込みには賛成できません。
結露水がクロスに浸透して、クロスがはがれてきてしまう
可能性が高いからです。

窓枠をクロス巻き込みにすると、アルミサッシのアングルのすぐ横が
ビニールクロスになります。ほとんどの場合、サッシ見切
アルミサッシのアングルに差し込んで、アルミサッシのアングルが直接
ビニールクロスに触れないようにしていますが、結露水はサッシ見切を
簡単に越えてしまいます。サッシ見切を越えた結露水はクロスに浸透し、
接着力を弱めて、クロスがはがれてきてしまう可能性が高いです。
クロスがはがれるだけではなく、下地として使われている石膏ボードや
壁に吹き付けられている断熱材(ポリウレタン)に結露水が浸透してしまうと
カビの原因となり、大きな修繕が必要となります。
(サッシ見切は塩ビ製です。塩ビ製品は燃焼時に猛毒の塩素ガスを
出すので、住宅の内装に使うのはお勧めできません)

特に、最近増えてきたハイサッシは、断熱サッシでない限り大量の結露水を
発生させます。結露は建物だけが原因で起こるものではありませんが、
現在のマンションでは、住む人に結露の知識がない場合、結露水が出ることは
十分考えられます。

結露水が出ることを想定した建物の内装にするのが、
コストだけではなく、住む人のことを考えた設計ではないでしょうか。
住む人の立場で考えれば、結露による修繕費がかかる可能性の高い
窓枠のクロス巻き込みは避けるべき仕様です。

さらに、窓枠をクロス巻き込みにした場合、サッシを通して日光が直接
クロスに当たります。日光の当たる部分はクロス表面の温度が上昇し、
クロスに含まれている可塑剤を蒸発させます。結果として、クロスが収縮
して、下地の合板が見えてきてしまう可能性が高いです。

室内に合板が露出してしまうと、見栄えが非常に悪くなります。

もう一つ欠点があります。それは、クロスのひび割れが発生しやすいことです。

窓枠部分の合板は結露水や日光の影響で、クロスの下地であっても僅かに
動きます。その一方で、壁の下地に使われるプラスターボードは結露水が来る
可能性が少ないですし、日光が当たらないのでほとんど動きません。

その結果、合板と石膏ボードの接合部分でクロスのひび割れが発生しやすく
なります。2年瑕疵保証の間は、入居者が要望すれば無償で直してもらえますが、
構造的にひび割れが出やすい仕様なので、何度直してもクロスのひび割れが
発生する可能性が高いです。

窓枠をクロス巻き込みにしているマンションは、
施工側の都合を優先させて、入居者のことを考えていない、
極端に予算のないマンションと考えてください。
購入は避けたほうが無難です。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年06月24日

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コメント

はじめまして。
今、このことで、頭を抱えております.
10月早々、解体が始まるというのに、木枠付だと思っていたら、クロス巻きということを知りました.
断熱樹脂サッシでも、やはり、クロス巻きは、お薦めできませんでしょうか?
至急、教えてください.

投稿者 はやまゆ : 2006年09月27日 10:05

はやま 様
はじめまして。ご連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。

結論から書くと、クロス巻き込みは断熱樹脂サッシでもお勧めできません。
理由は、巻き込んだ窓枠部分のクロスに日光が当たるため、クロスが収縮してしまうからです。
窓枠部分の下地は合板が使われます。また、壁部分の下地は石膏ボードが使われます。
(一般的な場合です。違ったら申し訳ありません)
合板部分には日光が当たります。石膏ボード部分には日光が当りません。
従って、合板と石膏ボードで収縮の差ができてきますので、コーナー部分で
ひび割れる可能性が高いです。

ご参考になれば幸いです。宜しくお願い致します。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2006年10月03日 10:40

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