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HOME > 住宅に自然素材を使おう > 集成土台を使った家は、浸水すると建て直しになってしまいます。
集成土台を使った家は、浸水すると建て直しになってしまいます。

台風14号の被害に遭った皆様に、心からお見舞い申し上げます。
東京・埼玉・神奈川で床上・床下浸水の合計は2879棟にのぼりました。
(9月5日付日本経済新聞より)

私も、善福寺川が氾濫した杉並区上荻の浸水現場を見てきましたが、
使えなくなった家財道具が多数道路に出されていました。
合板を使った家具は、一度浸水すると変形してしまって使えなくなるそうです。

しかし、もっと問題なのは土台です。
木造家屋で家全体を支える土台に、最近では集成材に防腐処理をした
集成土台が使われ始めています。集成土台は材料の反り、曲がりが
少ないため、需要が増えているのですが、万が一浸水した場合、
合板と同じで変形してしまい、二度と元に戻らないという大きな欠点があります。
水を含むと、接着した部材がバラバラの方向に膨張して、元に戻りません。
集成土台の家が浸水したら、まず建て直しになると考えて間違いないでしょう。

自分の住む地域は大丈夫だと考える人も多いでしょうが、
今回のように予想外の集中豪雨が降った場合、無垢材の土台であれば
修復ができますが、集成土台を使った場合は建て直しになるリスクを
考えると、集成土台は使わないほうが無難です。

施主の皆さんは、土台の材質を選ぶことが少ないと思いますが、
ハウスメーカーや工務店が集成土台を選ぶ理由は、
「安く済ませたいから」以外にありません。
土台をプレカットする場合に、集成土台であれば反り、曲がりの心配がないので
プレカットの加工ラインに無人で投入することができて、生産性が上がります。
しかし、無垢の木材の土台はわずかでも癖があると、方向を見て
プレカットの加工ラインに投入しなければなりません。
そのため、コスト削減のために集成土台が使われています。

集成土台を使うハウスメーカー、工務店は、コストに敏感ですが、
耐久性をあまり考えていない業者だと考えてよいでしょう。

昔から、「土台には桧の赤身を使う」と言われています。
桧の赤身はシロアリが嫌いますし、耐久性があるからです。
桧の赤身は集成土台よりも多少コストが上がりますが、
家1軒分で5万円以下の差です。
地域差があるので、どの地域でも桧がベストとは言い切れませんが、
耐久性のある樹種を土台に選ぶことが長持ちする家をつくることにつながります。

一度浸水してしまったら建て直し という大きなリスクをもつ集成土台。
家を買うときには、土台にも注目してください。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2005年09月16日

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コメント

こんにちは。

今回の浸水で少し意識が変わってほしいですね。
浸水しなくても、アメリカの話を見て自分の家が浸水したときのことを考えてほしいです。

だって、5万円ですから。
費用対効果を考えれば当然、投資したくなると思います。

明確にリスクが分かればいいですから。

「使うな、危険!」で集成材がでたらよかったのに。

投稿者 飯野 : 2005年09月16日 11:51

「使うな、危険!」に集成材(集成土台)が出たら
かなり影響がありそうですね。つくる側の立場で
材料を選ぶ会社と、消費者の立場で材料を選ぶ会社を
判断するときに、集成土台を使うかどうかは
かなり有力な判断基準になります。
集成土台を使いたがる会社は、即敬遠すべきだと
思いますよ。

投稿者 joumu : 2005年09月16日 20:51

「使うな、危険!」に集成材(集成土台)につきましては、大変興味深く読ませて頂きました。加工しやすく曲がりにくい集成材にも弱点があるのですね!

当方は、デクスウッド宮崎事業協同組合と申しまして杉の双子柱というものを作り販売しています。

この柱は、2プライの集成材です。製材された原木を2つに割り2ヶ月天乾しその後、低温の人工乾燥を2週間したものをモルダ-で修正しまた割ったときの相方同士を元のように高周波プレスし貼り合わせたものです。

特徴としましては、乾燥が充分に出来ること、乾燥する段階の曲歪みを修整することで使った後の狂いが出ないのが特徴です。もちろん一般のKD材より割れ色付など特段に優れています。構造用管柱として販売致しております。

いろんな集成材があるようです。勉強になりました。

また何かのご縁があればよろしくおねがいします。

                   担当 黒木

投稿者 DCSWOOD宮崎 : 2005年10月03日 11:46

黒木様
はじめまして。コメントありがとうございます。
双子柱、以前から知ってはいましたが
今回改めてウェブサイト上で見ました。
手間がかかって大変だとは思いますが
面白い発想ですね。
ご健闘を心から願っています。

投稿者 joumu : 2005年10月03日 16:39

水害時の集製材のその後凄く気になりますよね。新潟の水害時に合板の床下地がだめになり無垢の下地に交換した記事、新建ハウジングに掲載されました。そのときに集成材の管柱がどうなったいるか調査して欲しいという依頼をしました。しかし、結果の報告は特に問題ない。・・・という答え。新建ハウジングも広告でなりたっている会社ですから広告主が起こるような記事は書けないということかなと自分では判断しましたが。
実際に土台などの被害が出ているのなら事例を教えてください。

私も以前勤めていた会社ではホワイトウッドの集成材の柱を使用していました。コスト+収縮による内装のクレーム対策の為でした。その時に集製剤を調べたところJASの認定を取るときに水中に6時間つけて剥離の全長で合否を判断(記憶が定かでない)という項目があり、建て方の時の雨ぐらいは問題ないと回答していました。その後、無垢材の乾燥材に切り替えましたが、家を提供する側としても非常に情報が欲しいと考えています。

木の城工房 修ちゃん

投稿者 木の城工房 : 2005年10月10日 03:21

木の城工房 修ちゃんさん、はじめまして。
業界誌を含めてマスコミは広告主に不利なことは
書けないと思います。もし期待できるとすれば
アル・チェッポを出した林材新聞くらいでしょうか。

2000年9月の東海豪雨の際に、西枇杷島町で
集成管柱を使った家が浸水して、膨張してしまって
壁が波打ってしまい、建て直しになったという
話が伝わってきました。但し、私は現場を見ていません。

杉並区上荻には、善福寺川のすぐ横にまだ新しい
建売と思われる家が建っていました。
おそらく集成材が使ってあると思われるので、
その後どうなったか機会をみてチェックしてみます。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業 : 2005年10月10日 22:05

ホワイトウッド集成材も水に濡れた場合、膨張するのでしょうか?レッドウッドは浸透性がたかいので、膨張するとおもいますが・・

木材樹種間で浸透性に差があるわけですし、すべての集成材が膨張するわけではないと思います。集成材が膨張すると言うと、すべての集成材が膨張すると勘違いされる危険があります。どの樹種を使って、どのような処理を行った集成材が膨張するのか説明する必要があります。

またホワイトウッドは防腐防蟻性能に問題があると最近わだいになっていますが、きちんと処理が行われた材は、CCAを注入した材と同じくらいの耐久性があります。(これは野外試験の研究で実証されています。)

一般的に木材業者や建築会社は木材に対する正確な知識をもっていません。たとえば、なぜホワイトウッドとレッドウッドの浸透性に違いがあるのか、学術的に細胞構造の説明ができる人はめったにいません。(木材を勉強している人には常識です)

こういった学術的知識を持たない人が集成土台は危険だと発言されるのは、消費者の混乱を招く行為だと思います。

投稿者 研究者 : 2006年04月08日 01:30

研究者様 はじめまして。
おっしゃるとおり、木材樹種間で浸透性に差がありますね。
ホワイトウッドが膨張することに疑問をお持ちのようなので、
当社にあるホワイトウッド集成管柱の破片を
泥水に入れて、一回実験してみます。結果が出たら
研究者様にご連絡することをお約束いたします。

私がこのコラムで書いたのは、ラミナを張り合わせた
集成土台である以上、浸水した場合は、同じ樹種のラミナで
あっても膨張量も膨張方向も違うということです。
通常の使用で膨張するとは書いていません。
たとえ膨張量が少なくても、膨張方向が違ってしまえば
土台として使うことは非常に難しくなります。

ハウスメーカーさんやパワービルダーさんが今使用して
いるのは、オウシュウアカマツ(研究者さんが書かれて
いるレッドウッドに相当します)の集成材に防腐処理を
した集成土台です。ホワイトウッドが土台に使われて
いるケースは、少ないです。上記コラムは
オウシュウアカマツの集成土台を想定して書いたものです。

消費者の混乱を招く行為とのご指摘ですが、
危険性を知っていて消費者に公表しないほうが
木材業界関係者として無責任だと考えていますので
あえて公表しております。

今回はコメントを掲載いたしましたが、
当ブログでは匿名の投書は歓迎しませんので
次回よりコメントをいただく場合には記名にて
お願い致します。
匿名の場合には、公開できない場合もありますので
悪しからずご了承ください。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2006年04月08日 05:44

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