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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2006年6月 「もったいない」と思う心、ありますか?
2006年6月 「もったいない」と思う心、ありますか?

先月、スピード&クリーンという標語を掲げて、社員の皆さんに自分個人の目標を
書いてもらいました。集まった全員の個人目標は、一覧表にして各事業所に貼った
だけでなく、私の机の後ろの壁にも貼りました。私は、時々皆さんの個人目標を見て、
社員の皆さんと話すときに、話のきっかけにしたいと考えています。

今月初めには、住宅リフォームフェア2006in埼玉に出展しました。
初めての当社単独出展だったのですが、準備に力をいれてくれた皆さんのおかげで
見栄えのよい、中身のあるブースができました。出展していて気づいたのですが、
「値段だけで材料を選ぶ。一円でも高いものは使えない」需要とは別に、
「値段ではなく、新建材は使いたくない。是非無垢材を使いたい」需要が実際に
あります。無垢材を使いたい人で、当社のように無垢材で造作材をつくる会社を
探している人が確実にいらっしゃいます。それがわかっただけでも、展示会に
出展した意義が大いにあったと感じています。

出展した効果も実際に出始めました。今月に入って、新規に造作材を買って
いただいたお客様が増えてきています。流れは変わりつつあります。あとは、
この流れをより大きな流れにして、造作材として、石油製品ではなく、
無垢の木材がより多く使われるようになる転機になればと願っています。

山林部についても、ラワンに代表される南洋材の入荷が大幅に減っていることもあり、
杉の合板向け需要が急増しています。ホワイトウッドの集成管柱よりも杉の人工乾燥材の
ほうが安くなったこともあり、国産材にとっては間違いなく追い風です。
この追い風を生かして、杉の需要が増えて市況が良くなることを心から願っています。
今月は、「スピード&クリーン」に関連して、「もったいない」について書きます。
木材にかかわる人に必要な資質の一つに「もったいない」と思うかどうかがあります。
会長が昔言われていた言葉の中に、「必要な材料だけを取るのではなく、残りが大事」という
言葉があります。必要な材料を取ることはさほど難しくありません。しかし、
残りのことまで考えて、なおかつ必要な材料を取ることは簡単ではありません。

「この用途には使えそうだ」「何とかして使おう」という姿勢で木材に接することは
ものすごく大事です。但し、何でもいいからとっておこうという姿勢では、置場を
圧迫してしまって、実際に使おうとしたときに整理ができずに使えなくなってしまいます。
残りの材料を使いやすいように整理しておく、残りの材料をできるだけ早く使う、
「あるものを先に使う」姿勢が、当社の姿勢である「木材の最大有効活用を目指す」につながります。

自動車部品業界では、在庫のことを「罪固」と呼ぶそうです。
当社の場合は在庫があるからと言って一概に「罪固」と呼ぶことはできませんが
中には「罪固」もあります。材料を手配するときに在庫を確認して、「罪固」を
先に使えば、場所を空けることができて、仕事がやりやすくなります。

置場をきれいにして、使える場所を広くする。ゴミが落ちていれば拾ってきれいに
する。私が始業前にゴミを拾っているのを見た人も多いと思いますが、
一人でも多くの人に構内のゴミを拾ってもらいたいと思って、私は毎日ゴミを拾っています。
社員の皆さん、関係者の皆さんも「もったいない」と思う心をもって、「あるものを
使う」姿勢で仕事に臨み、構内隅々をきれいにすることによって、自分の会社を
よりよい会社にするという意識を持ってほしいですね。心からそう思います。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2006年06月30日

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