ジャパンホームショー2006はおかげさまで盛況のうちに無事終了しました。
当社ブースには本当にたくさんのお客様に来ていただきました。厚く御礼申し上げます。
当社にとって、ジャパンホームショーへの初めての単独出展だったので、
自社ブースへの来場者の数を心配していましたが、予想を遥かに上回る来場者の数で、
私自身も、こんなにたくさんのお客様に来ていただけるとは正直思っていませんでした。
メイン通路に接した場所という幸運もありますが、説明員の皆さんの努力や、
時間と労力をかけて準備してきたブースの内容が評価された面もあると思います。
準備を手伝ってくれた有志の皆さん、説明にあたってくれた皆さん、ブースの
設営・撤収作業をしてくれた皆さん、そして留守を預かってくれた皆さん、
本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
そして、長い時間がかかってしまいましたが、インターネット上の当社ウェブサイトも
リニューアルオープンしました。ジャパンホームショーに出展したこともあり、
毎日のように初めてのお客様から、様々なお問い合わせをいただいています。
お客様からいただいたお問い合わせに対応していて感じることは、
当社が販売しているのは製品だけでなく、姿勢も販売しているということです。
ジャパンホームショーの当社ブースを見て、また、インターネット上の当社
ウェブサイトを見てお問い合わせをいただくお客様は、当社の姿勢を見て、
接触してきていただく場合が多いですね。中には私の日記を見て問い合わせを
いただいたケースもあります。大変ありがたいことです。
今の課題は、展示会やインターネットで当社と接点をもっていただいたお客様に、
当社として出来る限りの対応をして、お客様に満足していただくことです。
もちろん、製品の品質が第一ですが、対応のスピードも問われますし、対応の
姿勢も問われます。今までお取引をいただいていたお客様と異なった内容の
ご要望をいただくことも多くなります。結果として、新しいお客様への対応は
今までよりも手間がかかることは間違いありません。直接お客様と接する立場の
社員の皆さんだけでなく、会社全体での手間が増加します。
「一本ずつ曲がりを見るプレカット」は集成材を自動投入するのに比べて
遥かに手間がかかります。造作材でも今までにない加工形状が出てくるでしょうし、
小口注文が増えています。今までの仕事と質が違ってきています。
でも、考えてみてください。当社の商売のキーワードは「手間を売る商売」では
ないですか?当社は安さで勝負する会社ではありません。結果として販売価格が
他社より安いことは多いと思いますが、基本的な姿勢は「手間を売る商売」です。
手間を惜しまない姿勢こそが、今後、当社がとるべき姿勢です。
本物=無垢の木材を扱う仕事は本質的に手間のかかる仕事です。材料の面倒を
みられるかどうかが損得の分かれ目になります。部門の標語ではありませんが、
「誠意ある対応」ができるかどうかがお客様に支持されるかどうかの分かれ目です。
現代は何でも手間のかからないものがもてはやされますが、だからこそ、手間を
惜しまない姿勢には価値があります。今後、当社が再浮上できるかどうかは
私も含めて社員の皆さん一人一人が「手間を惜しまない」姿勢で仕事にあたる
ことが必要です。是非、皆さんと一緒に北海道へ行きましょう。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2006年11月30日
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