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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2007年4月「大切な天然資源を扱っている」意識、ありますか?
2007年4月「大切な天然資源を扱っている」意識、ありますか?

あと数日で今期が終わります。展示会への初出展、インターネット上のウェブサイト
リニューアル、屋根・棚の増設工事など、近年になく変化の多かった期でした。
これから決算を集計しますが、売上は出展効果もあって若干の増収になりそうです。
しかし、利益面では貸し倒れの影響が出て、減益になる見込みです。

さて、最近私が気にしていることの一つに、「金属2050年枯渇説」があります。
物質・材料研究機構が銅や鉛、ニッケルといった多くの金属が2050年までに枯渇
するというレポートをまとめて話題になっています。鉄も、2050年までに採掘が
経済的に見合う埋蔵量を使い切ってしまうそうです。
私はこの記事を読んで大きな衝撃を受けました。
自分の子どもの代には金属が満足に使えない可能性が高いからです。
金属の場合は比較的リサイクルがしやすいので、埋蔵量がなくなるからといって
すぐに使えなくなるわけではありませんが、需要を満たすことはできないでしょう。
最近、ガードレールなどが盗まれる金属泥棒が多いことを
皆さんもご存知だと思いますが、その背景には金属価格が高騰していることが
理由としてあげられます。近い将来、資源が枯渇しそうなことを考えると、
金属価格高騰は一時的なものではなさそうです。

私は、木材価格が安いのは、木材のかわりに大量生産が可能な
プラスチックや金属製品を使うようになったためだと考えています。
しかし、石油も金属も限りある資源です。
資源の制約を考えると、プラスチックも金属製品も、
現在のように使うことはできなくなりそうです。
年賀式で皆さんに渡したマンガに描かれている通り、今、石油や金属
などの天然資源を使うことは、子どもの代が使う資源を奪っているのと同じです。
次の世代に、できるだけ使える天然資源を残しておいてあげたいと思いませんか?
私たちが毎日扱う木材も天然資源です。再生可能ではありますが、貴重な天然資源で
あることに変わりはありません。木材を生かすも殺すも扱う人の考え方次第です。
木材を効率よく使うことができれば、伐採量を増やさずに済んで
環境負荷を減らすことができ、会社に利益をもたらし、
扱う人自身の意識にも良い影響を与えます。
しかし、木材を無駄にしてしまえば、伐採量を増やすことになって環境負荷を増やし、
会社に損失をもたらし、扱う人自身の意識にも悪い影響を与えます。

毎日の仕事に対する意識の差が、二重にも三重にもなって結果に表れます。
それだけに、毎日木材を扱う社員および関係者の皆さんの意識がとても大事です。

来期、皆さんに高い意識をもっていただくためには、仕事量を増やすことが必要です。
そのために、当社へ工場見学・現場見学に来ていただくお客様をもっと増やします。

まず、北本事業本部の屋根と棚の増設が5月に完成します。通路や置場を整理して、
工場を見学にきていただくお客様に、気持ちよく見学していただけるようにします。
次に、インターネットのサイトを事業部毎に分割します。
山林部やプレカットセンターも個別のサイトを持つことになります。
公開したサイトは各事業部自身で運営してもらう予定です。
各サイトが公開された後は、多数の問い合わせが来ると予想していますが、
しっかりとした応対ができるかどうかが、各事業部の今後を大きく左右するでしょう。
サイト上に各事業部の主張を表示することは、
各自が自分の仕事を考えることにつながるので
是非自分の思うところを表示してもらいたいと大いに期待しています。
6月には約3年ぶりの社員旅行があります。廃園寸前から復活を果たした旭山動物園を
是非皆で見ましょう。各事業部間の交流を深める上でも大事な行事です。若手社員が
準備してくれているので、私自身も楽しみにしています。 
では皆さん、よい連休をお過ごしください。  

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2007年04月28日

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