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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2007年8月「持続可能な会社とは?」
2007年8月「持続可能な会社とは?」

お盆休み前に、第一事業部の社員全員で「まじめな雑談」をしてもらいました。
その際、私はあえて席を外したのですが、その場で出た社員の皆さんの本音を
後で聞き、いろいろ考えるところがありました。

私はこれまで、「どうやったら社員の皆さんが働きやすい会社になるか」
という気持ちで作業環境の改善や制度の変更、そして仕事量の確保に
取り組んできました。しかし、皆さんの本音を聞いてみると
「そうか、気がつかなかったな」と思うことが少なくありませんし、
皆さんが本当に希望していることと、私がやってきたことが
必ずしも一致していないこともよくわかりました。
私の性格が控えめなこともあり、皆さんに対して思うところを
言ってこなかったことも、結果として社員の皆さんとの距離を遠ざける
(そんなに距離が遠いとも思っていなかったのですが)ことになっていたとすれば、
大いに反省せざるをえません。
今回、皆さんの本音を聞く機会があって本当によかったと思っています。
その後、第一事業部の皆さんには、皆さんから上がってきた意見に対しての
私の本音を話しましたので、会社がどう考えているかについて、
ある程度認識してもらえたのではないでしょうか。そのときにも話したのですが、
私が今考えているキーワードは、「持続可能な会社とは何か」です。

社員個人の生活が持続可能でなければ、会社は持続可能ではない。
利益が上がらなければ、会社は持続可能ではない。
会社が持続可能でなければ、社員個人の生活は成り立たない。
事業を続けていくためには、世代交代をしなければならない。
社員個人の生活と、業績の向上をどう両立させるか。また、世代交代を
どうやって成功させるか。皆さんの話を聞いて、私の最大の関心事は
「持続可能な会社になるにはどうしたらよいか」という方向に変わりました。

現状は、残念ながら「持続可能な会社」にはほど遠いと思います。もちろん、
財務的に問題があるわけではありませんが、低迷している現在の業績を考えると
持続可能にするためには、一層の仕事量の確保が欠かせません。

業績が低迷している理由の一つに、「意識の低さ」があると感じています。
それは社員一人ひとりが悪いのではなく、「まじめな雑談」のように本音を話す機会を
作ってこなかった会社側に原因があります。
本音を隠して、上司の言うことを聞いているだけでは、意識は上がりません。
社員の皆さんが仕事に対して「腑に落ちる」感情をもてるようにしたいというのが
私の願いですが、そのためには、自分の考えている本音を他の社員の前で
話す機会が必要ではないでしょうか。
注意しなければいけないのは、「まじめな雑談」が不満大会になることです。
不満を言えば、同調してくれる人はいるでしょうが、不満を言うだけでは会社全体の
意識を下げるだけです。「まじめな雑談」は個人のエゴを通す場ではありません。
会社を食い物にしようとする者がいたら、まじめに働いている他の社員のためにも
発言内容を変えてもらわなければ、話し合いが前向きになりません。
不満を言うだけではなく、どうやったら会社全体が良くなるか、
どうやったら持続可能な会社にできるか、
どうやったら社員ひとりひとりの仕事が「腑に落ちた」ものになるか・・・
相談すべき内容はたくさんあると思います。相談をした上で、
技量、品格のある若い社員の皆さんに、責任のある仕事をしてもらって、
それに応じた賃金を支払い、社員個人の生活を持続可能にすることが、
会社を持続可能にするために
必要なことではないでしょうか。今回の一件を、「皆さんと相談できる土台ができた」と
前向きに考えていきたいと思います。 

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2007年09月01日

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