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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 20087月「高校野球が教えてくれたもの」
20087月「高校野球が教えてくれたもの」

私事ですが、私の母校(慶応高校)が46年ぶりに夏の甲子園に出場することになりました。
決勝の相手は東海大相模高校。全国大会に出場すれば、優勝候補筆頭にあげられるのでは
ないかと思うくらい、とても強いチームでした。試合は延長戦となり、東海大相模高校は
後攻で、何度もサヨナラ勝ちのチャンスをつかみました。慶応高校の只野投手は
「ここで打たれた方が楽になるんじゃないか」と思ったそうですが、あきらめずに
投げ続け、結果として地区大会に優勝、甲子園出場を果たしました。

慶応高校野球部は今年春の選抜に出場しましたが、初戦で敗れました。
選抜で負けた後、控えの選手がレギュラーの選手に対して、
「何でそんなにガチガチになって野球をやっているんだ」と主張するなど、
部内の雰囲気はすごく悪かったそうです。悪い雰囲気をなんとか変えようとして
選手だけでミーティングを重ねた結果、大会では控え選手が次の対戦相手の
試合を見て、データを集めるなど協力するようになりました。
優勝監督インタビューで、「控え選手のみんな、ありがとう!」というコメントが
最初に出たのは、部内の雰囲気が悪かった過去を越えることができたからでしょう。

私は、決勝戦を見終わった後、当社の社内のことを考えていました。
賞与支給日に話しましたが、これから時代は大きく変わります。今までと同じことをやって
いたのでは時代に取り残されてしまいます。そうすると、社員の皆さんの仕事の中にも、
今までやったことのない仕事が次々に入ってくることになるでしょう。そのときに、
「やってみよう」と思うか、「自分にはできない」と思うかは大きな差です。

「やってみよう」と思えるかどうかは、周囲から協力を得られるかどうかにかかっています。
自分がやってみたいと思うときに、周囲から協力が得られると思えば、
「やってみよう」と行動に移しやすいですし、周囲から協力が得られないと思えば、
「自分にはできない」と思って今までと同じことをやっていたいと思う方向に向かうでしょう。

しかし、今の時代は、「今までと同じことをやっていたのでは会社が立ち行かない」
時代なのです。新しいことにどんどん取り組んでいかなければなりません。そのときに
「やってみよう」と思う人の割合をいかに多くするかが、会社の行く末を決めます。
どうやったら「やってみよう」と思える人の割合を増やすことができるか。それが
私に与えられた大きな課題です。そのためには、社内に横たわっている「見えない壁=
社員同士の相互不信感」を取り払わなければなりません。

私は、社員同士での話し合いがまだまだ少ないと思っています。必要なのは「まじめな
雑談」です。人間、背景にある情報を理解すれば、同じことをされても、対応が全く
違ってくることはよくあります。お客様と接していて、自分と相性が合うなと思うことが
ときどきありますが、それはお客様の人となりがわかっているから、お客様の考えの
背景にある情報を理解できるから、わかりあえるのだと思います。
「見えない壁」を取り払うには、一度や二度の話し合いではなく、何度も話し合うことが
必要でしょう。続けることはかなり大きなエネルギーを必要とします。途中で挫折しそうに
なることもあるでしょう。それでも、社内の雰囲気を変えることこそが、今後の会社の
行く末を決めると信じて、やり続けたいと思います。

今、会社の前に立ちはだかる壁はたやすく越えられるものではありませんが、
あきらめずに続けていれば、きっといいことがある。決勝戦を見ていてそう感じました。 

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2008年07月31日

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