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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2008年8月「危機感が足りない?」
2008年8月「危機感が足りない?」

先月から今月にかけて、不動産・建設業界の大型倒産が続出しています。
月末になると「何か倒産があるかな?」と思っているのは私だけではないでしょう。
これまで、大きな利益をあげて、わが世の春を謳歌してきたマンションデベロッパーが
次々と倒産するのを見ていると、あまりの変貌ぶりに驚くとともに、
当面、マンションの需要には期待できないなと思わざるをえません。

第60期が始まって4ヶ月がたちますが、今期の業績は例年になく低迷していて、
どの部門も売り上げが上がっていません。ここ数十年で最低の業績と言われても
仕方のない状況です。
そんな状況なのに、社内を見回していると、危機感が感じられません。

今の社内の雰囲気を代弁すると、「とりあえず財務体質が強い会社だから、
今仕事が薄くても大丈夫。倒産することはないよ。」というところでしょうか。
その雰囲気の一端を私が作っているのだとすれば、
大いに反省しなければなりません。
私に危機感が足りないから、社内に危機感がないのでしょうか? 
もしそうだとすれば、もっと業績に対する危機感を会社全体の
共通認識にしなければと、感じています。
業績が低迷したままでは、職場は維持できません。
この業績では会社が持続できないんですよ!

今回のマンション不況、デベロッパーの倒産ラッシュは
これまでに経験したことのない状況です。
この状況下で業績を上げるのは、簡単なことではないでしょう。
それでも、皆さんの職場を守って、会社を経営していくことが私の仕事ですし
私の使命だと思っています。

毎回のように書きますが、金属や化石燃料が「採ってしまえばおしまい」の資源で
ある以上、「何度でも再生できる」資源である木材が日の目を見る時代は間違いなく
来ます。しかし、その前に事業が成り立たなくなってしまっては元も子もありません。

毎月、工場見学に来ていただいたお客様と話していると、木村木材を必要としている
お客様はとても多いなと感じます。私たちの会社は、世の中に必要とされている。そう
感じられることはとてもありがたいことです。

一人でも多くのお客様に当社へ来社していただけるように、いろいろな面から仕掛けを
していきたい。今年もジャパンホームショーに出展しますし、インターネットも拡充したい。
やりたいことはたくさんあります。危機的な状況を打開するために、今の状況を
理解してもらって、一人でも多くの人に業績回復のための手助けをしてほしい。
それが今の希望です。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2008年08月31日

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