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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2008年9月「木材も、「限りある」資源です。」
2008年9月「木材も、「限りある」資源です。」

9月7日から14日まで、カナダ・バンクーバー周辺の製材工場を訪問してきました。
ストライキ中だった去年とは違って、工場は動いていましたが、
アメリカ向けの需要が低迷していることもあり、
どの工場も、フル稼働にはほど遠い状態でした。その中で
当社が使用する主力の原材料であるカナダツガを安定的に供給していただくために
必要な現地関係者との「つながり」をつくりました。
今回の訪問で、カナダツガの仕入れに関しては当面の間不安がなくなり、
ほっとしています。

今回カナダで聞いたのですが、ピーラー(米松)の高品質丸太が減っていて、
造作材として使うピーラーの品質をもった丸太は遠くない将来、枯渇してしまう
見通しだそうです。これまで私は「木材は循環できる、持続可能な資源」と
書いてきましたが、樹種によっては持続可能でないものがあります。
残念ながらピーラーはその仲間入りをしたようです。ただし、高品質の丸太が
少なくなっただけで、樹種全体としての蓄積量は多いので、構造材としての米松は、
持続可能な資源であることにかわりはありません。
他にも持続可能でない樹種は数多くあります。当社で扱っているタモ材は、
ロシア沿海地方で伐採されることが多いのですが、ロシア沿海地方での
タモの蓄積量がかなり減少してきたため、
タモも近い将来枯渇する可能性が高くなってきました。
中国産の雲杉も、蓄積量が少なくなってきていて、枯渇が心配されています。

その一方、当社が主力とするカナダツガは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州で
一番多い樹種ということもあり、現在のところ持続可能な資源といえます。雲杉を
使っていたお客様に、カナダツガを検討していただくことが増えましたが、
持続可能性を考えれば、ごく自然の成り行きといえるでしょう。
無垢造作材のトップランナーである当社のやるべきことは、与えられた材料の中で
最大の有効活用を目指すこと、もうひとつは、お客様に各樹種の持続可能性に関して
正確な情報を出すことです。

木材も「限りある」資源です。与えられた材料の中で使える部分をいかに多くするか、
捨てる部分をいかに少なくするかが、資源の有効利用につながります。
10月1日から価格体系を変更して、長さによって材料の単価を変えることにしたのは、
短く使う場所に、長い材料を切って使うのは、資源の無駄使いだと思うからです。
短く使う場所には、短い材料で対応することが、資源を効率的に使うために必要です。
そのためには、短い材料の単価を下げて、短い材料を使っていただいたお客様に
得をしていただくことが、全体の資源を生かすために必要だと思い、決断しました。

今、住宅業界は「長持ちする住宅」を指向しつつあります。長持ちする住宅に
使われる部材は、まず耐久性があることが一番の条件ですが、将来取り替えるときに
同じ材質で作れることも、大事な条件です。石油製品では将来取り替えるときに
同じ材質で作れない可能性が高いことは当然ですが、持続可能でない樹種を
住宅の内部に使った場合も、将来同じ材質で部材を作ることが難しくなります。
長持ちする住宅には、耐久性のある、持続可能な樹種を使っていただく。
これが持続可能な社会づくりに役立つ姿勢ではないでしょうか。

アメリカの金融危機に端を発した世界同時不況はまだ始まったばかりです。
マンションの売れ行き低迷、大幅着工減はまだまだ続くでしょう。
その中で、当社が生きてゆくためには、当社の主張を理解していただけるお客様を
一人でも増やし、全国区の会社としてお客様から認めていただけるように、ジャパン
ホームショーやウェブサイトでの宣伝に努めていきます。状況はかなり厳しいですが
全国区の会社になって、無垢造作材の製造工場として持続可能な会社にしましょう。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2008年09月30日

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