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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2008年12月「木村木材のブランド力をつけよう」
2008年12月「木村木材のブランド力をつけよう」

今年もあともう少しで終わります。今年もいろいろな出来事がありましたが
私にとって一番の出来事は当社業績の低下です。過去に例をみないくらい
最低の業績になってしまった原因は景気のせいではありません。
一番の原因は、私の方針がすみずみまで徹底しなかったことだと考えています。
私は、毎月「社長の一言」を「うちの会社、こうなるといいな」という期待を
こめながら書いてきました。中には実現したこともありますが、多くの場合、
書いたことは実現しませんでした。「想いは、つたわる」といいますが、書いただけでは
会社全体に伝えることは難しい。これが9年間書いていてわかった現実です。

会社の中にいると、できるだけ現状を変えてほしくないという気持ちが
先にたつようになります。特に、当社のように安定した会社の中にいると、
「変わることが怖い」心理は誰にでもあるでしょう。
ですから、業績のよいときに、何か社内を変えようとすると、
「今のやり方で問題ないのだから、そのまま進めればいい」
という反論が強く出てきて、社内を変えたくても変えられないことが多くあります。
しかし、今の業績の状況では、「今までと同じことをやっていたのでは会社が
存続できない」という主張に誰も反論できません。その意味で、今の状況は、
社内を変える絶好のチャンスだと考えればいい。最近、そう思うようになりました。

私は、この会社を、なんとかして、私の想いが末端まで伝わる会社にしたい。
方針を実行できる、実行力のある会社にしたい。
その想いをこめて、先月から各部門の部門長他数人で、「横断会議」を始めました。
横断会議では、幹部会と違って、業績発表は一切ありません。
各部署内で問題になっていること、あるいは他部署の目で見て、
これは問題だなと感じていることなどを話し合います。
ただし、個人攻撃をするための会議ではありません。
どうやったら会社全体がよくなるか、そのためには、横断会議のメンバーが
会社全体に何が必要か、まず認識を共有すること、そして、各部署で
実行に移すことが「想いが伝わる」会社になることではないかと考えて、
会議を招集しました。
これから横断会議の効果が出ることを心から期待しています。

来年も、住宅向けの木材需要は減少すると予想しています。その中で、当社が
損益分岐点を超える売り上げを上げることは並大抵のことではありません。
会社全体の売り上げは、お客様からいただいた支持の合計です。皆さんが買い物を
するときのことを思い出していただきたいのですが、どんな不況下でも、どこか
ひとつのお店からは物を買っています。物を買うということは、そのお店を支持する
ことです。どうせ買うなら、自分の気に入った店から買いたいと思うのはごく自然
な考え方ですね。
では、お客様から支持されるためには、何をしたらいいか?
もちろん、価格もお客様から選択される大きな要素です。しかし、価格だけで
勝負することを私は好みません。なぜなら、それは誰にでもできる選択だからです。
お客様に、価格でなく、当社から買いたいと思っていただくためにはどうしたら
よいか? それは、「木村木材」というブランド力を高めることではないでしょうか。
この状況下でも埼北店の業績が安定しているのは、「木村は安くない。でも物はいい」
というお客様からの支持をいただいているからです。木村木材のブランド力をつける
ことが、お客様からの支持をいただくことにつながります。来年は、「木村木材」の
ブランド力をつけることを方針の一つに掲げます。自分のいる会社を誇れる会社に
しようではありませんか。今年一年おつかれさまでした。よいお年を。 

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2008年12月29日

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