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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2009年6月「社員が自分から動く会社になるには?」
2009年6月「社員が自分から動く会社になるには?」

先週、愛知県の株式会社ISOWAさんを訪問しました。ISOWAさんは会社の
風土改革で有名な会社です。「世界一社風の良い会社を目指す」「スピードと対話」
「オレ(私)がやる」「協力する」「明るくする」といったスローガンを掲げる
だけでなく、全社員が実践していると聞いて、以前からぜひ一度訪問して
みたいと思っていました。

ISOWAさんでは、工場見学の際に営業担当が説明するのではなく、各部署の社員
さんが当番制(全員に回るそうです)で見学者に対して部署の説明をします。
工場だけでなく、事務所でも各部署の社員さんが部署の説明をします。
お客様が来る前に、必ずリハーサルをするそうです。自分の言葉で、
自分が日常行っている仕事の説明をすることは、最高の社員教育ですね。

実際に説明を聞いていて感じたのですが、社員さんは初対面の私たち見学者に対して
緊張した面持ちで説明をする人が多かったです。しかし、説明が終わった後のホッと
した表情、そして見学者から拍手を受けたときの「やってよかった」という社員さんの
嬉しそうな表情がとても印象に残りました。きっと自信になったことでしょう。

ISOWAさんも、現社長が就任した8年前には、決して「良い会社」とは
言えなかったそうです。
新しい評価制度を取り入れてみたものの、長期にわたるオーナー経営で
指示待ち社員が増えていたため、
「笛吹けど部下は踊らず。原因は明白。結果的にヤラセでしかなく、
社員を共鳴させるまでに至らなかった」時代がありました。

そんな状態を打破するために、ISOWAさんでは「世界一風通しの良い会社」を
目指す目標を立てて、内外に公表しました。その一環として磯輪社長は30代の
中堅社員の1人に声をかけて「会社の文句を言う会」の設立を提案したそうです。

会社の不平や不満を会議室で話し、議事録は不要。結論は出さなくてOK。
当然社長も参加しません。ただ、会社の悪口を話し合うだけの場でした。

すると、最初は文句を言うだけだった若手社員が、
「ならば自分たちがどう動くべきか」を話し合うようになりました。
「仕事に誇りが持てて、給料が上がる」をゴールに設定し、
それをクリアするための糸口を模索する行動に出たそうです。
磯輪社長は社員の行動を予測し、カイゼンに向け動きやすいよう、
各部門の責任者へ助言や根回しするなど黒子に徹しました。
その結果が、現在のISOWAさんの社風に貢献しています。

私はこの話を聞いて、是非真似したいなと思いました。
現在の当社に、8年前のISOWAさんの姿をダブらせることが
できる部分が多いと思ったからです。

ISOWAさんの社風を変えることができた大きな理由の一つに、
「社長が演出家に徹した」ことがあげられます。
社長が前面に出るのではなく、黒子に徹することは意外と
難しいものです。
(私は黒子が好きなので、自分にはきっとできると信じていますが)

トップの仕事は、社員の皆さんが「仕事に対する個人の思い」を重ねあって、
協力し合ってできる風土を作ること。良い風土ができれば、
達成感と満足感を重ね合わせることができて、社員の満足度が上がります。
お客様の満足は、社員の皆さんの満足の範囲を広げたところにあるのでは
ないでしょうか。トップは前面に出るだけではなく、
時には黒子に徹することも必要ですね。 ISOWAさんを見て、そう感じました。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2009年06月30日

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