今月は私にとってかなり落ち込む出来事が多くありました。
一番の出来事は例年通りの賞与が支給できなかったことです。
前期の決算があまりにも悪かったためにこのような事態に
なってしまったことを心からお詫びします。
住宅着工の大幅減を受けて、当社の仕事量もかなり減少しています。
社員の皆さんは仕事量の減少を肌で感じているでしょうから、この先
どうなるのだろう?という不安をもつのも無理はないと思います。
そんな時、私は社内の小さな変化を見ることにしています。たとえば、
今年始まった提案制度のおかげで、超仕上げ棟や本部棟増築部分の屋根に
水色の遮熱塗料「ガイナ」が塗装されました。超仕上げ棟は木村木材で
一番暑くなる場所(もっと暑くなる場所があったら教えてください)で、
外気温プラス3度になり、真夏には40度を超えることもたびたび
ありましたが、遮熱塗料「ガイナ」を塗装したところ、ほぼ外気温並みに
なりました。西側の壁面にはゴーヤとヘチマのグリーンカーテンができて、
私も初物のゴーヤをいただきました。「幸せの味」がして、美味しかったです。
(ゴーヤをもらった社長のことを、「幸せな社長」と言うそうです)
本部棟の玄関脇や、休憩所前、旧事務所前など、あちこちに花が咲いたのも
今年の変化です。旧事務所横の樹木が伐採され(伐採時の元・本職の手際は
見事なものでした)、花壇ができるとは夢にも思っていませんでした。
会社に花があるということは、花の面倒を見ている人がいるということです。
私が休日に出社すると、花に水をやりに来ている社員をときどき
見かけます。会社はこんな情勢ですが、花を見ると心がなごみますし、
花の面倒をみてくれている人たちには心から敬意を表します。ありがとう。
変化はまだまだあります。私の席がある本部棟事務所増築部分は
冷房が効かないことで有名?でしたが、屋上に遮熱塗料を塗った結果、
天井からの熱気が消えました。窓に水貼り断熱シートを貼った効果も
出て、今年はついに事務所の冷房が効くようになりました。
事務所でうちわをほとんど見かけなくなって、嬉しいです。
これらの変化は、すべて今期に入ってから起きたことです。
去年までなら起こらなかったであろう変化が、今年は次々と起きています。
「良い会社にしよう」というエネルギーを感じる変化を見ることは、
会社の将来に対しても、明るさを感じられるようになるのではないでしょうか。
今月に入って、スタートミーティングで約束した個人面接を始めました。
「みんな、会社のことをよく考えてくれているな」と感じた反面、
「私は、その期待に十分に応えてないのでは?」と反省するところが
大いにありました。
社員の皆さんが考えていることが経営に生かせれば、大きな力になります。
どんな状況でも、生き残れる会社になりたいし、しなければならない。
また個人面接を始めたばかりですが、この危機的な状況を打破するためにも、
皆さんの意見を聞いて、よい会社にしたい。今はそう感じています。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2009年07月31日
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