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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2009年10月「自分で考えて行動する」ことの尊さ。
2009年10月「自分で考えて行動する」ことの尊さ。

今日、山林部のヘリコプター集材現場を見てきました。
間伐した丸太をヘリコプターで土場まで運び、製材工場へ出荷する仕事です。
ヘリコプターは1時間あたり10万円以上の費用がかかるので、
仕事は時間との勝負です。伐採現場へ3分に一度くるヘリコプターに、
いかに素早く丸太を運んでもらうか。
ヘリコプターの重量制限に合うようにどの長さで切るか、次はどの丸太を運ぶか、
4人の若い社員がそれぞれ状況に応じて自分で考えて行動し、
限られた時間内に、できるだけ多くの価値ある丸太を
伐出することを目的に、一丸となって働いていました。

実は、昨年山林部はヘリ集材をしてうまくいきませんでした。
吊れるだろうと思った丸太が重量制限で吊れなかったり、
段取りがうまくいかずに上空でヘリを待たせるなどの失敗があったのですが、
今日間伐の現場を見て、前回失敗した経験が、今回のヘリ集材に
生かされているなとあらためて感じました。

何よりも嬉しかったのは、ひとりひとりの社員が「次に何をすれば全体の役にたつか」を
考えて、各自が行動していたことです。山林部の仕事に限りませんが、手待ち時間に
何をするかを自分で考えて行動できる人と、手待ち時間を無為に過ごす人の差は、
その場ではほんのわずかかもしれませんが、長い間には積み重なって
大きな差になってきます。
何よりも、人に指示されるのではなく、自分で考えて行動したことが
全体の役にたつのは嬉しいものです。
嬉しいから、また「その次には何をすればよいか」を考えて行動するようになります。
結果として能力が上がり、周囲に良い影響を与えます。
だから「次に何をすればいいか」を自分で考えて行動する人は尊いのです。

今の時代は、「ただ一生懸命やっていれば食える」時代ではありません。
需要が減少する一方、供給能力が過剰になっていますから、
放っておけばどんどん売り上げが減少するのが
当たり前になっている時代といってもいいでしょう。当然、ただやっているだけでは
会社として存続できない状況です。

そんな時代に、何に期待したらいいのか?と思っている人も多いでしょう。
私は、「自分の仕事をもっと深く掘り下げる」ことが、結果として自分の仕事を
楽しくすることだと思います。社員の皆さんの中には、同じ仕事を長年やっていて、
もうこれ以上深く掘り下げる余地などないよと思っている人もいるかもしれません。

しかし私は、今の時代のキーワードの一つは「深堀り」だと思っています。
単調に見える仕事の中でも、より深く、より高度な仕事を求めて追求する姿勢があれば、
どんな時代においても楽しく仕事ができるでしょうし、周囲からも必要とされる
人になれば、どんな時代においても生きていけるのではないでしょうか。

価値観が多様化している現在、「自分がこう思うから相手もこう思うだろう」と思っても、
相手が違う考え方をしていて、結果が思った通りにならないことがよくあります。
「考え方が違うんだからしょうがない」と思うのではなく、「なぜ、こういう考え方に
なったんだろう?」とその背景を聞いて理解しようとすることも、意識の「深堀り」
だと考えています。当社の社内には、意識の「深堀り」をするための対話がかなり
不足していて、そのために一体感が出ていないのではないかと思うときがあります。

自ら行動して仕事や意識の「深堀り」をする社員が一人でも増える会社にしていきましょう。
それが、この時代でも生きていける会社をつくる基礎になるでしょうから。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2009年10月30日

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