今月初めに、第一事業部営業担当の皆さんを前に、私自身の営業スタイルについて
話しました。話すことになったきっかけは、並木先生のアドバイスだったのですが
話す機会ができて、私自身の仕事に対する考え方が整理されました。
私の営業スタイルの原点は、「どうやったらお客様の役にたつか」です。
皆さんご存知の納入数量一覧表や、荷揚げ屋さんとの連携、朝礼前の現場との連絡
など、「どうやったらお客様の役に立つだろうか?」と考えた結果、始まったことです。
長年、お客様に私自身の営業スタイルを支持していただいていることは本当に有難く、
心より感謝申し上げます。
お客様は、自分が期待していた以上のことをされると喜びます。お客様が当社に
どのような期待をしているかを考えて、期待以上の対応ができれば、お客様の
役に立つことができ、感謝されます。感謝されると自分自身も嬉しいので、より
お客様のために立とうと前を向いて考えることができます。これが好循環です。
逆に、お客様が期待した以下の対応をされると、がっかりします。一度のみならず、
二度、三度と続くとお客様は当社へ期待できないと考え、離れていきます。
仕事をする上での苦労や面倒臭さはつきものです。
仕事の内容が、集合住宅向けから戸建て新築向けに変わり、
さらに増改築へと変わっていくことが予想される現在、
ますます仕事の質が細かくなっていくことはほぼ確実でしょう。
仕事が細かくなる時代になっても、私が理想とする、仕事に対する姿勢は、
「お客様の役に立つ喜び > 仕事をする上での苦労・面倒臭さ」です。
仕事の質が細かくなってくると、仕事をする上での苦労・面倒臭さが大きくなります。
お客様の役に立つ喜びよりも、苦労が大きくなってしまえば、仕事は苦痛でしかありません。
不満を口に出せば、周囲から遠ざけられるようになり、悪循環に陥ります。
そうならないためには、喜びを大きくするか、苦労を小さくするかのいずれかです。
たとえば、電子ファイリングや検索など、パソコンの活用によって
仕事をやりやすくすることは、仕事が細かくなる中でも、苦労を少なくする効果があります。
でも、もっと大事なことは喜びを大きくすることです。
お客様が期待した以上の対応をするか、お客様が期待した以下の対応になるかは
ほんのわずかな差でしかありません。同じ仕事をするなら、お客様に感謝される
ほうが、お客様から怒られるよりもいいですよね!
その分かれ目は、仕事に対して、気持ちの上での受け入れ態勢が
できているかどうかで決まります。
「やってみよう」と思う人のところにはどんどん仕事が来ますし、
「やりたくない」と思っている人のところには仕事が来なくなります。「やりたくない」
という意思表示をした人のところにはなおさら仕事が来なくなりますし、周囲からも
遠ざけられるようになります。気持ちの差は、結果として大きな差になります。
私の経験では、「お客様の役にたちたい」という強い気持ちがあれば、仕事上の
苦労はほとんど感じなくなります。ひとりでも多くの社員が、
「お客様の役に立ちたい」と前向きに思える会社を目指します。
来年もよろしくお願いします。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2009年12月29日
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://shizensozai.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/160
コメント
自然素材を使う家作りは将来の夢であり、目標です。
今はたくさんの素材があるんですね!
将来の家つくりの参考にさせていただきます。
投稿者 自然素材 : 2010年01月17日 13:23
コメントしてください
|