12月から、スコラ・コンサルトさんに支援していただいて、本格的に風土改革に
取り組むことを決めました。
私が目指す会社は「持続可能な会社」です。
それは、社長をはじめとした経営陣だけでなく、
社員の皆さんが会社・社会全体の将来を考えてやりたいことを考え、実行できる会社です。
何度も書きますが、変化の激しい時代に、経営陣だけが会社の将来を
考えて動く会社は持続可能ではありません。末端の現場を知っている社員の皆さん
ひとりひとりが将来を考えて動く会社になることが私の目指す方向です。
それには、社員の皆さんの間での「相互信頼」と社員の皆さんと経営陣との間の
「相互信頼」が不可欠です。社長といえども、やりたいことは一人ではできません。
ましてや、社員の皆さんがやりたいことを実現するには、周囲の協力がなければならない
ことはたやすく想像できるでしょう。
今、当社に欠けているのはこの「相互信頼」ではないかと私はみています。
信頼感がないから、自分の範囲の仕事だけをやっていればいいと思う。
信頼感がないから、上司の指示が自分の腑に落ちていない。
腑に落ちていないから仕事に対して自分の100%の力を出せない。
100%の力を出さないから成長実感がない。
成長実感がないから仕事が面白くならない。
だから会社全体に対する信頼感がない。
そんな状況を当社の中で何度も見てきました。正直、残念でなりません。
この「相互信頼」をもつことが、会社の将来を考えたときに必要だという考えが、
今回スコラ・コンサルトさんに支援をお願いした理由のひとつです。
もうひとつ、必要なのは「期待感」だと思います。
過去、当社が業績をあげてきたのは、
「この会社なら自分のやりたいことが実現できる」「経営陣についていけば食べていける」
という期待感があったからだと思います。
今、会社の将来を考えたときに、「期待感」があるか?と聞かれて、「ある」という
人がどれくらいいるでしょうか。私のやるべきことは、社員の皆さんに「期待感」を
もってもらえる会社にすることです。
そのために、まず私自身が会社の将来に「期待感」を持っていることが、
社員の皆さんから見て感じられることが大事です。
(ですから、この文を書いているのですが)
今年、7月から「いい会社づくりワークショップ」に参加し、
9月には多くの社員の皆さんに集まっていただいて、
「いい会社づくりワークショップ拡大版」を行いました。
社員の皆さんの中にも、参加してみて「何か変わるのではないか?」という
期待感を持っている人が少なからずいると思います。
その期待感は、時間がたつと消えてしまいます。
ですから、このタイミングで支援をお願いしました。
そんなわけで、12月から風土改革を本格的にはじめます。
風土改革の過程では、私自身も、社員の皆さんもかなり苦しむことがあるでしょう。
でも、その先に見えるものは、きっと「ああ、やってよかったんだ」と思えると信じて、
心から楽しみにしています。
風土改革はすぐには結果が出ません。
でも、やり続ければ会社の将来を皆さんが楽しみにできる会社になります。
ぜひ協力してください。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2010年12月01日
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