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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2011年3月「震災を、気持ちが重なりあう「きっかけ」にする。」
2011年3月「震災を、気持ちが重なりあう「きっかけ」にする。」

震災で、当社の社員および家族・関係者に怪我がなかったことにホッとしています。
材料が倒れる、集塵サイロが傾く、集塵パイプが外れるなどの被害はありましたが、
埼北店、山林部を含めてすぐに営業を再開できたことも不幸中の幸いです。
事業部を超えて、社員の皆さんが復旧のために力をあわせてくれました。
皆さんの行動に心から感謝します。ありがとう。

私は、この震災を「天が与えてくれたチャンス」だと考えています。
それは、ふだん意識していなかった「気持ちを重ね合わせること」の大切さに
気づかせてくれたからです。

震災は、ふだん当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったことに
気づかせてくれました。たとえば、日本では停電しないのが当たり前でしたが、
実は原子力発電所があったから、停電せずにすんでいたわけです。
当たり前のことに感謝する心を、今回の震災は思い起こさせてくれます。

また、震災で表面化した合板不足に関しても、事業部を超えたやりとりが続いています。
普段意識していなかった(意識していても実際の行動に結びつかなかった)他事業部
との連携が、震災のおかげでできるようになりました。

震災のような非常時を乗り切るためには、個人の都合を犠牲にしてでも、全体の都合を
優先しようとする心理が働きます。実は、この心理こそが、持続可能な会社になるために
ぜひとも必要な考え方です。
これから、使える資源はますます限られる時代が来ます。
今回の事故で、原子力発電所に当面期待できないとすると、
今までの75%の電力で生活していかなければなりません。
「電気は使いたいだけ使える」時代は終わったのです。

今年の夏、電力需要が増えたときに停電になることをさけるため、火力発電所の
発電量が増える予定です。火力発電所では、石油・石炭などの化石燃料を燃やして
発電するので、電気を使うことは、形をかえた化石燃料を使っていることになります。

今回の原発事故で、原子力発電所での発電量は増やせない方向に向かうでしょう。
そうなると、全世界的に発電用として化石燃料が使われる量が増加するので、
石油も「使いたいだけ使える」時代が早晩終わるのかもしれません。

今回の震災ではガソリンスタンドに給油待ち渋滞ができましたが、実は近い将来
起きうる事態が一時的に現実になったのではないでしょうか。

資源を使いたいだけ使える時代は終わりました。
これからの時代は、限りある資源をいかに有効に使うかが、大切になってきます。

限りある資源の中で、お互いの気持ちを重ね合わせていくことができる会社。
震災を「チャンス」としてとらえることができる会社。
ぜひ、当社はそうなりたい。

私も気づかないことがたくさんあります。社員の皆さんと接する時間をできるだけ作って、
どうやったらお互いの気持ちを重ね合わせることができるか。
可能な限り「三遊間のゴロ」に対応することで、この状況を乗り切っていきましょう。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2011年03月31日

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