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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2011年11月「対話」がはじまるとき。
2011年11月「対話」がはじまるとき。

急に寒くなった中、毎日の仕事、おつかれさまです。

毎週、定時後に改善チームの集まりが実施されています。今はオンシーズンなので
メンバーがなかなか集まらないときもありますが、それでも継続されていることに
メンバーの意思の強さを感じます。本当に有難いことです。

北本事業本部の朝礼でも話しましたが、現状では、一部の社員に負荷が集中しています。
スコラ・コンサルトの高橋さんは、現状について「風土改革の途中では、積極的に活動し
はじめた人のところに負荷が集中するのは、どの会社でも一時的に起こりうること」と
とらえています。私も同感です。ただ、活動している社員の皆さんにとっては、いつまで
このままの状態なのだろうか?という想いがあると想像します。

そこで今月は、社員の皆さんにこんな考え方をしたらどうだろうか?という提案をします。
それは、「自分にとって気がかりな問題を周囲に話し始めること」です。

ノーベル平和賞をとったワンガリ・マータイさんは、子供のころに豊かだった緑の大地が
壊滅状態にあることを知り、木を植え、森を取り戻そうとしてナイロビの公園に7本の木を
植えました。しかし、そのうち5本は枯れてしまいました。それでもあきらめず、少しずつ
成功率をあげて植林を続けていると、その趣旨に賛同した周囲の村に広がり、
やがて世界中に広まって、30年もしないうちに3000万本の樹木が繁るまでになりました。

私は、こうした変革のプロセスに大いに学びたいと思います。
「こうしたい」という想いがあるとき、悔しい思いをしたとき、「今の状況を変えたい」と思うとき、
身の回りの人に「自分にとって気がかりな問題」を話してみたらどうでしょうか? 
抵抗のある人もいるとは思いますが、まずは話してみることです。

心を開いて人と接しているときの自分、好きですか? 他人を怒ったり、恐れたり
している自分、好きですか? 普段接している中で、怒りや恐れを抱かせる人は
たくさんいます。でも、そうした感情をもったまま相手に向かっていきたくはないでしょう。
なぜなら、真の人間らしさに近づくどころか、遠ざかっていく気分になるだけですから。

人間らしさを感じられるのは、自分の殻を破り、人に手を差しのべたときだけです。
それが「人間らしく生きる使命」の意味するところです。3000万本の樹木も、マータイ
さんが身の回りの人に気がかりな問題を話し始めることから始まったのです。

もちろん、うまくいかない場合もあるでしょう。そのときには、
失敗から学べばいいと思うことです。ワンガリ・マータイさんが植えた
5本の木が枯れてしまった時のように。

絶えず目を光らせて、どこかに突破口やチャンスがないかどうかを探してみてください。
当初の予想とは違った方法になることもあるでしょうが、いっこうにかまいません。
失敗して落ち込んだり、当初の予定通りに進むことにしがみつくよりも、
「これだ!」という前向きのエネルギーに従ったほうが、結果もよくなるはずです。

マーガレット・J・ウィートリーさんの『「対話」がはじまるとき』に
印象に残る文章がありましたので、転載します。この姿勢を続けることができれば、
当社の未来は私たちの手で変えることができると信じています。

                                 
「対話」がはじまるとき    マーガレット・J・ウィートリー

問題意識をもちはじめたコミュニティほど力強いものはない。
「何がいけないのか?」ではなく「何ができるか?」と問い続けよう。

心を曇らせている問題に目を向けよう。
自分は一人ではなく、同じ夢を抱いている人は大勢いるのだと信じよう。

気がかりな問題があるなら、思い切って語り合おう。
   知っている人に話し、
   知らない人にも話し、
   そして、口をきこうとも思わなかった人にも声をかけてみよう。

違いに興味をもとう。
   驚きを楽しもう。
   確信よりも好奇心を大切にしよう。

可能性を実現するために行動したい、という人はだれでも歓迎しよう。
   だれもが何かしら役立つ知識や経験をもっている。
   突破口は常に新しい人間関係から見つかる。

覚えておこう。身の上話を聞いた相手を恐れることはできないということ。
親身になって耳を傾ければ、その人との距離は必ず縮まるということ。

本物の語り合いによって世界は変えられると信じよう。

人間の善良さを信頼し、再び寄り添おう。          

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2011年11月30日

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