今月18日、(財)埼玉県住宅センター・建設埼玉さま主催の第55回住宅講演会にて、
「木材利用は持続可能な社会づくりに貢献する」という演題で講演しました。
初めての2時間の講演を終えて、私が一番良かったと思うのは、
「私の講演を、観衆だけでなく、社員の皆さんにも喜んでもらえた」ことです。
まず、多くの社員の皆さんが時間を割いて講演を聞きにきてくれたことが
嬉しかったですし、休憩時間に感想を聞いたときに、
「聞いたことのない話で面白い」と話してくれたことも嬉しかったです。
講演終了後事務所に帰ってきて、講演を聞きに来ることができなかった
社員の皆さんが、講演会の成功を喜んでくれているのを見て、これも嬉しかったです。
正直、私が講演して、こんなに社員の皆さんに喜ばれるとは思っていませんでした。
今回の講演の準備にはかなり時間がかかりましたが、それでも、
社員の皆さんにこんなに喜んでもらえるのなら、
もっと講演依頼を受けたほうがいいと思えるくらいです。
人間誰でも、心の底から喜ぶ顔が見たいものです。私は社員の皆さんが表面だけでなく、
心の底から喜ぶ顔が見たいですし、おそらく社員の皆さんにとっても、仲間が心の底から
喜ぶ顔が見たいという気持ちは同じでしょう。心の底から喜ぶ場面を一つでも
増やすことが、人生の喜びと言っても過言ではないと思います。
私は、今回講演することで、社員の皆さんが心の底から喜んでいる笑顔を見ることができて、
本当によかったです。
今回、7月に講演の依頼をいただいたときには、かなり驚きました。
それまで2時間の講演をしたことがなかったので、「私にできるだろうか?」
「そんなに時間がもつだろうか?」と直感的に思いました。
その一方で、地元で講演する場を提供していただくことは本当にありがたいことだと
いう気持ちも強く持ちました。普段私が持っている問題意識を多くの人に知っていただく
絶好の機会ですし、「断る理由はない」と考えて講演の依頼を受けました。
当日、講演会場のクレアこうのすに向かう時には、「面接試験を受けに行く受験生」の
心境でした。会議室でリハーサルをしてみて、時間が余り気味になるとわかっていましたし、
何よりも、普段私がもっている問題意識が観衆に受け入れられるかが、気がかりでした。
しかし、その心配は講演を進めていくにつれて消えていきます。私が話した問題意識を
「面白い」と感じてもらえているのが話していてわかりましたし、観衆の皆さんに
飽きずに聞いてもらえればと思って入れた冗談が受けたのを見て、私も楽しくなりました。
先日、主催者からアンケートをいただきました。今回の講演会の内容について、
ほとんどの回答で「とても良かった」「良かった」に○印をつけていただきました。
講演内容を観衆の皆さんに喜んでいただいたことは、私にとっても大きな喜びです。
今回の講演は、私にとって貴重な経験になりました。今後、講演の機会があるかどうかは
わかりませんが、もし次の機会があれば、関わった人が心の底から「聞いてよかった」と
喜べる話ができるように努力します。
私に関わってくれた人が、心の底から喜ぶ顔を見たいですから。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2012年10月31日
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