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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2014年3月「人生は歯医者の椅子のようなもの。」 
2014年3月「人生は歯医者の椅子のようなもの。」 

今月初め、北本事業本部で展示即売会を行いました。社内で展示即売会を行うのは
本当に久しぶりです。ゼロから新しく事を起こすことは大変なことです。
事前の準備から始まり、当日の対応、後片付けなど、社内・社外を問わず
多くの関係者の皆様のおかげで展示即売会を開くことができました。
皆さんの協力に心から感謝します。ありがとう。

 さて、私は2012年6月に「情報洪水に流されない自分をもつ」と書きました。
その中で、「大事なことは、情報洪水に流されるのではなく、自分の信念をもって、
ありたい姿に向かって進むことです。」「便利さに流されてはならない。
その意識をもつことが大切です。」と書きましたが、
最近は情報洪水の怖さをあらためて感じています。

 通信手段が発達して世の中が便利になると、個人の行動範囲も
できる仕事の量も飛躍的に増えます。昔では考えられなかった速さで、
多くの仕事ができるようになったことは素晴らしいことです。
通信手段の発達が世の中を便利にしてくれています。

 その一方で、個人が触れる情報量が飛躍的に増大したことは、
興味の分散化を招きました。以前は情報量が少なく通信手段が
発達していなかったので、自分の好きな情報を集めるためには
時間も労力もかかりましたが、スマートフォンやインターネットを使うことで、
瞬時にして情報を入手できるようになると、自分の関心のある情報を
集めて楽しむことに長い時間を使う人が数多く出てきました。

 個人が扱う情報量が増えると、自分にとって都合の良い情報、
自分にとって心地よい情報に多く接するようになる反面、
都合の悪い情報は排除するようになりがちです。

ドイツの宰相ビスマルクは、
「人生は歯医者の椅子に坐っているようなものだ。
さあこれからが本番だ、と思っているうちに終ってしまう 。」と言ったそうです。
情報量が多く、誘惑の多い現代においては
さらにそう思えるのではないでしょうか。

私は以前から、人生の本当の価値は最期にしかわからないと思っています。
人生の最期を迎える時に本当によかったと思える人生にするには、
その人の人生に与えられた使命を全うすることではないでしょうか。
使命を全うしようとして行動していれば、情報洪水の中でも、
自然と流されにくくなるはずだと思います。

人生に与えられた使命を全うできるのは、現役で働いている間だけです。現役を
退いてから使命を全うしようと思っても、なかなかできるものではありません。
目の前に与えられた使命を全力で全うすることが、人生の本当の価値を決めます。

自分の生きる目的は何なのか?そのためには何が必要か?どんなことをすべきか?
そうした根本的な問いがされないまま、自分にとって都合のよい情報だけに接して
時間を過ごすことの怖さを、ビスマルクの言葉は教えています。

もちろん、人間の心理は弱いものです。心では思っていても、
自分の弱さに負けてしまうことはいくらでもあります。
通信手段が発達し、情報洪水の中に生きる現代においては
自分の都合の良い情報の中に生きる心地良さを
優先させる人も少なからずいるでしょう。

そんな時代の中でも、私は当社を自分の使命に向かって生きる人が
集まる舞台にしていきたいと考えています。
この「社長の一言」を書き続けているのも、社員・関係者の皆さんに
よい人生を送ってほしいという願いをこめて書いています。
「社長の一言」を読んでいただき、何か感じていただければ
執筆者としてこれ以上の喜びはありません。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2014年03月31日

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