北本事業本部周辺では今まさに桜が満開です。
日本人は森林を見ると気持ちが落ち着いてリラックスしますが、
桜だけは例外で見る人の気持ちを高揚させます。
私もこの時期には毎朝庭の桜を見て、数十年前にこの場所に
桜を植えてくれたご先祖様に
「毎年桜の花を見ることができてありがとうございます」
と感謝しています。
桜の木は、風にあおられても雪の重みで押しつぶされても
復元する「しなやかな強さ」をもっています。
桜の木の横にあるカーポートは昨年の大雪で破損してしまいましたが、
桜の木がポキッと折れずに大雪に耐えたのは、
「しなやかな強さ」をもっているからです。
地震や台風(海外ではハリケーン)、大雪など「想定外」の現象が
あちこちで起きています。今はいつどこで「想定外」のことが起こるか
わからない、先の読めない時代です。
そんな時代に必要なのは、桜の木のような「しなやかな強さ」をもって、
「折れないこころ」をつくることではないでしょうか。
環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが、折れないこころをつくる
「しなやかな強さ」(『レジリエンス』といいます)を育てるためには
どうしたらよいかについて、著書「レジリエンスとは何か」の中で、
米国心理学会のウェブサイトに掲載されている
「レジリエンス(しなやかな強さ)をはぐぐむ10の方法」を紹介しています。
私にも、皆さんにも役にたつと思いますので引用します。
(以下、枝廣淳子著「レジリエンスとは何か」より引用)
「レジリエンス(しなやかな強さ)をはぐぐむ10の方法」(米国心理学会)
① 「つながりを持とう」
自分のことを気にかけてくれ、自分の話に耳を傾けてくれるはずの人から
助けてもらったり支えてもらったりすることが大事です。
② 「危機に直面したとき、乗り越えられないものと思わない」
ストレスの大きな出来事が起こるという事実は変えられませんが、
自分がそういった出来事をどう解釈し、それらにどう対処するかを
変えることはできます。
③ 「変化は人生の一部だということを受け入れよう」
変えられない状況を受け入れることで、自分が変えられる状況に
焦点を当てられるようになる可能性があります。
④ 「目標に向かって進もう」
「私が行きたい方向に進むのに役立つことのうち、
今日私が成し遂げられるのは何だろうか」と
現実的な目標を設定することが大事です。
⑤ 「断固たる行動をとる」
問題やストレスが消えてなくなればいいと願うのではなく、
断固たる行動をとりましょう。
⑥ 「自己発見の機会を見つけよう」
喪失感に苦しんだ結果、自分自身について何かを学ぶことも多く、
成長したことに気づくかもしれません。
⑦ 「自己肯定感を育てよう」
自分の問題解決能力への自信をつけ、自分の直感を信じることは、
レジリエンス(しなやかな強さ)を育てるのに役立ちます。
⑧ 「物事を正しくとらえよう」
つらい状況でも、その状況をより幅広くとらえ、長期的な視点を保ちましょう。
⑨ 「将来の見通しに希望をもとう」
自分が恐れていることを心配するのではなく、自分の望むことを思い描きましょう。
⑩ 「自分を大切にしよう」
自分自身が必要としていることや感じていることに気を配り、
自分が楽しめリラックスできる活動に関わり、
習慣的に体を動かすなどによって、レジリエンス(しなやかな強さ)を
必要とする状況に対処できるこころと体を保つことができます。
(ここまで引用)
先が見えない今の時代でも前向きに考えることができる、とてもいい考え方です。
私も実践します。一人でも多くの人が実践することを期待します。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2015年03月31日
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