8月とは思えないくらい涼しくなりました。例年であれば残暑が厳しく夏バテを気にする時期ですが、私を含め、社員・関係者の皆さんにとって過ごしやすい気候は体調管理がしやすく、素直にありがたいです。仕事にも良い影響があると期待しています。
さて、今月は昨年大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」をとりあげます。
主人公の一人、エルサ女王は自分の魔法で国じゅうを冬にしてしまったにもかかわらず、自分で魔法がコントロールできない恐怖心から、人を傷つけまいとして妹のアナに「どうしたらいいかわからないの」「近づかないで」と話し、ノースマウンテンに閉じこもります。
エルサ女王はノースマウンテンで「レット・イット・ゴー」を歌います。「ありのままで」と意訳されていますが、もともとは「解き放て」という意味で、自分の感情を制御しようとするのはやめて、恐怖心から自分を解放しようとする歌です。
しかし、恐怖心から自分を解放したとしても、ノースマウンテンに閉じこもったままでは現状を維持するだけで何も変わりません。国じゅうが冬になってしまったことに心を痛めてはいても、行動を伴わないので無力感だけが残ってしまいます。
そんなエルサをアナは「あなたならきっとできる」と励まします。映画のラストではエルサのアナへの真実の愛がエルサを恐怖心から解き放ち、国じゅうの冬を終わらせてハッピーエンドになります。
「アナと雪の女王」のテーマは「恐れ」対「愛」です。「愛」は「恐れ」を超えるという
メッセージにはとても共感できます。
エルサ女王だけでなく、私も含めて誰でも恐怖心はもっています。
「こう言ったら反対されてしまうだろうか」「人を傷つけてしまうくらいならやらないほうがいい」と思うがために、二の足を踏んでしまう人も少なくないでしょう。
しかし、恐怖心が行動を鈍らせたままではエルサ女王のように無力感が残るだけです。何とかしたいと思う心をどう行動につなげるか。それは、自分の手が届くごく小さなことからやってみることではないでしょうか。
大きなことをやろうとするととても届きそうにないという無力感が出てしまいがちですが、ごく小さなこと、目の前のことならばできそうだなと思えるので、成功する確率が高くなります。小さなことをやってみる中で見えてくるものも出てくるでしょう。ごく小さなことでも積み重ねていければ、大きな変化の流れに結びつけることができます。
その中で、アナのように「あなたならできる」と励まし続ける人の存在はとても大事です。なぜなら、人間は弱い存在なので一人でやり続けようとするには大変な精神力を必要とするからです。「あなたならできる」と励まし続けてくれる人は本当にありがたいし、
一人でも励ます人が増えてくれると、会社も良い方向に向きますし、私自身も嬉しいです。
「愛」は「恐れ」を超える。私の身の回りにも私を励まし続けてくれる人がたくさんいます。励まし続けてくれる人にこの場を借りて心からの感謝を申し上げます。
そしてその気持ちに応えるべく、私自身が皆さんに「あなたならできる」と励まし続けることが、会社を良い方向に向けます。共にがんばりましょう。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2015年08月31日
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