今月は私の身の回りで実に様々な出来事が起こりました。私がおかれている状況をみて、私の身体を心配してくれた人も数多くいました。お気遣いをいただき心より感謝申し上げます。おかげさまで体調を崩すことなく過ごしております。
今月、北本事業本部での朝礼で「凡事徹底(ぼんじてってい)」の話をしました。
凡事徹底とは、なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または当たり前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語です。
会った人には挨拶をする。約束の時間を守る。退社時には作業場・机の上・通路をきれいにして帰る。落ちているゴミは拾う。トイレはきれいに使う。世話になった人には礼状を書く。誰にでもできる当たり前のことですが、心をこめて続けているとやがては
他人にはとても真似できないような強さを発揮するまでになります。
善友は誘い合って成長し、悪友は誘い合って堕落するという孔子のことばがあります。
私は、会社は社員が成長するための舞台だと考えています。当社を、善友が誘い合って成長する会社にするためには、まず当たり前にできること、小さなことを徹底して、善友が誘い合える環境にしていくことではないでしょうか。
たとえば会社の通路に風に乗って飛んできたゴミが落ちていたとします。誰にでも拾うことのできる小さなゴミです。このゴミを「きれいな会社にしよう」と思って拾うか、
落ちたままにしているか。その場ではごくわずかな差ですが、長い間には大きな差が出てきます。
悪は汚いところからはびこるものです。ゴミを拾う人は心の汚れも取り除くでしょうし、落ちたままにしている人の心の汚れはそのままです。
十年偉大なり、二十年畏(おそ)るべし、三十年にして歴史なる。
という中国のことわざがあります。十年間心をこめて続けると、どんな小さなことでもそれは偉大な力になる。二十年間やり続けると恐るべき力になる。三十年間やり続けると
一つの歴史といえる力になる という意味です。
小さなことが徹底して守れるようになって初めて、大きな仕事ができるようになります。会社のルールは全員が守るから成り立つものです。一人でも違反者がいるととたんに成り立たなくなります。良い会社になるために、誰にでもできる小さなことを徹底する、「凡事徹底」を実行し、私たちはルール違反をしてはいけないと思える環境をつくっていきます
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2015年10月30日
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