今月も私の身の回りで実に様々な出来事が起こりました。多くの社員・関係者の皆さんにお気遣いをいただき、多くの人に支えられていることを改めて感じます。心より感謝申し上げます。
「昔、こんなことがあったよ」といろいろな人にお会いした際に教えていただいている中で、「因果一如(いんがいちにょ)」という言葉を思い出しました。「因果一如」とは、原因と結果は同時に作られているという意味です。
私たちが今行っていることには、結果がすぐ出るものもありますし、数十年後になってから結果が出るものもあります。数十年前のスギの拡大造林が原因で、スギ花粉症が発生したのが一つの例です。
スマートフォンやインターネットなど、通信技術の発達は目覚ましいものがあります。
一昔前ならその場では結果が出なかったものでも、今ではその場で結果が出てくることがよくあります。便利になったなと実感することが日常の中でも数多くあります。
その反面、小さなこと、地味なこと、すぐ結果が出ないことに対しては、関心が薄くなっているのではないでしょうか。
当社が今日まで110年もの間続いてきたのは、お客様に長年支えていただき、先輩の皆さんに小さなこと、地味なことの繰り返しが大半だった仕事を続けてきていただいた結果です。
今私たちがしている仕事の中にも、すぐ結果の出ないものがあります。中には数十年後に初めて結果が出るものもあるでしょう。
小さなこと、地味なことをおろそかにせずに徹底して続ける。特に身の回りを常にきれいにしておくと、物事に気づきやすくなります。何か気づきがあったら、まずは失敗してもいいから実行してみる。やってみて初めて分かることがたくさんあります。その結果をみて、また実行してみるサイクルを繰り返していると、その時にはわずかな差ですが、
長い間積み重なると大きな差になってきます。
ちりも積もれば山となる。今行っていることが将来良い結果を産むように、小さなこと、地味なことを徹底して続ける人が良いとされる会社になることが、私が目指す会社像ですし、私たちの将来を明るくします。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2015年12月07日
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