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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2016年3月「物買ってくる、自分買ってくる。」
2016年3月「物買ってくる、自分買ってくる。」

春が来ました。我が家の桜も三分咲きとなり、もうすぐ見頃です。花粉飛散も最盛期を迎えていて、伐採現場では全身に花粉が降ってくる中で、杉・桧を伐採しています。将来の世代に少しでもいい状態で森林を残すために、毎日働いていただいている社員・関係者の皆さんに感謝申し上げます。ありがとう。

陶芸家・河井寛次郎さんの言葉に、「物買ってくる、自分買ってくる」という、言葉があります。その人の買い方で、その人の人間性がわかるという意味です。

過去に自分が買ってきたものには、自分の人間性がそのまま反映されます。満足して買ったものもあるでしょうし、中には仕方なく買ったものもあるかもしれません。

今は何でも「安ければいい」「とにかく間に合えばいい」と考える人が多い時代です。しかし、人間社会は人間の生み出す付加価値で成り立っています。ただ「安ければいい」「とにかく間に合えばいい」という考え方は、この付加価値の否定につながります。なぜなら、
本当にいいもの、長く使えるものをつくるためには手間暇がかかるものだからです。

 私たちが毎日お世話になっている木材製品は、数十年、ものによっては百年以上の年月をかけて育ってきたものです。長い歳月をかけて育ってきた木材を、人の手をかけてどれだけ多くの材料を有効に使えるかを考えながら、伐採・製材・加工・仕上げをしています。

 当社がつくる木材製品を買っていただいているお客様にとっては、当社の製品を買うことが、そのお客様の人間性を表しています。たとえば窓枠などの造作材を例にとると、
見栄えがよくて単価が安い樹脂シートラッピング材ではなく、無垢の木材で作った造作材を買っていただいているお客様は、見栄えや単価だけではない木材の良さ、木材に手間暇をかけている付加価値を認めていただいているのです。 

 人がお互いに感謝しながら生活していくためには、この付加価値を認め合うことが大切です。付加価値を認め合う社会にするために、手間暇をかけた本物の良さを認めていただくための努力を続けていく。本物をつくっていれさえいればいい時代ではありません。
どうやったらより多くのお客様に認めていただけるかを考えて実行することが今私たちに求められていることです。

 物買ってくる、自分買ってくる。まずは、自分がものを買うときどんな考え方をしているかを振り返ってみて、社員・関係者の皆さん、お客様、地域社会、を幸せにする会社、将来の世代にとって、残っていてよかったと思える会社にしていきます。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2016年03月31日

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