「はきものをそろえる」
はきものを そろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の 人の心も そろうでしょう
この詩は長野市の曹洞宗円福寺住職だった藤本幸邦師が禅宗の「脚下照顧」(自分の足元をよくよく見よという意。もと禅家の語で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語。転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいう。新明解四字熟語辞典より)の教えをもとにつくった詩です。
人間の気持ちは見るものに影響されるといいますが、はきものがきちんとそろえてあるだけで、心が落ち着きますし気持ちがいいものです。鴻巣東小学校の昇降口にこの詩が掲示されているのを見ましたが、とてもいいことだと思います。
そこで私は、当社においては「枕をそろえる」ことが私たちの気持ちにいい影響を
与えると考えました。さきほどの詩を木材業界向けに変えると、
枕をそろえると 心もそろう
心がそろうと 枕もそろう
おくときに そろえておくと
つかうときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと
会社全体の 人の心もそろうでしょう
枕が乱雑に積まれている会社と枕が整然と積まれている会社とでは、
明らかに印象が違います。
枕をそろえることよりももっと他にやることがあるという人もいると思いますが、
誰にでもできる小さなことを徹底することが、私たち自身の意識を上げて会社全体が
よくなっていく方向だと考えます。
今年一年間、おつかれさまでした。皆さんにとって来る年が良い年でありますように。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2016年12月28日
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