今月も第4土曜日の朝、北本事業本部で一斉清掃を行いました。今年1月から毎月
(5月は除く)当社敷地の外周にある側溝を社員全員で掃除した結果、長年土に埋まっていて機能していなかった側溝が貫通して水が流れるようになりました。また、部分的ですがベイヒバに塗装した側溝のふたも取り付けられて、側溝付近の景色が一変しました。
私は貫通した側溝を流れる雨水を見ると、長年止まっていたものが流れるようになった、それも私も含めた社員の皆さんの手で動かすことができた意味をしみじみと感じます。
長年止まっていたものを動かすには気持ちの切り替えと大きな力が必要です。「長年変わっていないからそのままでいい」と思って動かさないでいれば「現状維持は破滅」が待っています。
材料も、土地も、時間も、エネルギーも、そしてお金も限りあるものです。身の回りに
多くあるとありがたさを感じにくいので、あればあるだけ使ってしまおう、動いていないものはそのままにしておこうという気持ちに陥りやすいものです。
その一方で、少しでも次の世代のために良い形で渡そう、良いことを積み重ねようとして行動する姿勢が続けられれば、長い間には賛同する人が出てきて一人の力では動かせなかったことでも大人数で動かせるようになります。
「一隅(いちぐう)を照らす」という最澄の言葉があります。天台宗のウェブサイトから言葉の意味を引用します。
(これより天台宗のウェブサイトから引用)
家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていこう。「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝である。そうおっしゃっています。
そして、そういう心豊かな人が集まれば、明るい社会が実現します。
あなたが、あなたの置かれている場所や立場で、ベストを尽くして照らして下さい。あなたが光れば、あなたのお隣も光ります。町や社会が光ります。小さな光が集まって、日本を、世界を、やがて地球を照らします。
一隅を照らして下さい。
(ここまで引用)
とても良い言葉だと思います。私の使命は社員・関係者のみなさんの人生を輝かせることです。そのためには私自身の人生を輝かせるように日々行動する。書くことは簡単ですが日々行動することは決して簡単ではありません。恰好の良いことを書ける状態ではないとは思いますが、それでも日々自分の範囲を拡げるべく行動していくことで自分自身、社員・関係者の皆さん、そして将来の世代にとってよい形になるようにしていきます。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2017年06月30日
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