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HOME > 社長の一言(旧常務の一言) > 2017年10月「明るい将来は、不合理の受け入れから始まる。」
2017年10月「明るい将来は、不合理の受け入れから始まる。」

先週・今週と週末に季節外れの台風が2週続けて来ました。鴻巣では時間40mm以上の豪雨が降り工場構内へ雨水が侵入しましたし、埼北営業所や山林部の伐採現場も被害を受けました。被害の復旧のために力を尽くしている社員・関係者の皆さん、ごくろうさま。心より感謝申し上げます。

 今月、JBN(全国工務店協会)の研修会で製材工場を見学しました。見学したうちの一社ではお客様ごとに材料の品質基準を写真に撮影して各工程においていましたし、フローリングを電熱線にあてて毎日寸法の変化を計測していました。自社の品質基準にあわせてほしい、動かないフローリングがほしいという一見不合理なお客様の要望に、何とかこたえていこうという姿勢が感じられます。

 もう一社の製材工場では、「現場監督の仕事を減らし、納期の短縮にもつながるサービスで工事現場のコストダウンを実現」として営業担当者が建築現場へ行って採寸・打合せの代行、図面からの拾い出しを行っています。採寸・打合せ・拾い出しを木材業者にやってほしいという、これも一見不合理なお客様の要望にこたえています。

 上記二社に共通しているのは、会社の雰囲気が明るいことです。自社にとっての不合理を受け入れてなんとかして合理的に変えていこうとしている姿勢の継続がお客様に支持され、会社は成長していきます。成長が感じられる会社の将来は明るくなり、会社の将来に明るさを感じられると、会社の雰囲気は自然と明るくなります。

 雰囲気を明るくする出発点は、あえて自社にとっての不合理を受け入れる姿勢です。
 鍵山秀三郎さんの著書「仕事の作法」から引用します。
「当時は誰もが不合理なことと信じて疑わなかった『多品種少量』販売方式。ところが当社は、この不合理をあえて受け入れ、工夫と改善に努めてきたのです。おかげで、『不合理』だったことが、いまではみごとに『合理的』なことへ変わってきました。
自分にとって不合理なことを全部拒否していたら、人間はいつまでも成長できません。不合理なことをなんとかして合理的に変えようとするなかで、ほんとうの知恵と才覚が育まれるものです」(木村注:「当社」とは株式会社イエローハットを指します)

 木村木材工業にも不合理を合理的に変えようとしてきた歴史があります。人工乾燥機の導入、プレカット機の導入、高性能林業機械の導入は「乾燥した材料で納入してほしい」「刻んだ状態で納入してほしい」「人手をかけずに短時間でより多くの丸太を出荷してほしい」というお客様の一見不合理な要望を、なんとかして合理的に変えようとするなかで出てきたものです。
 
 将来を明るくするために、まず目の前にある不合理を受け入れる。ただ受け入れるだけではなく、不合理なことをなんとかして合理的に変える工夫をし続ける姿勢を貫き通す。

 書くのは簡単ですが、実行は簡単ではないことは十分承知しています。それでも、まずは私自身がまずは不合理を受け入れたうえで合理的に変えようとする姿勢を続けて成長することが会社の将来を明るくしていきますし、社員の皆さんにもあえて一見不合理に見えることをお願いし、合理的に変えようとする工夫を考えて実行する中で成長していただくことが皆さんの人生、そして会社の将来を明るくしていきます。

会社の将来を明るくするためにはまだまだやることが数多くあると学んだ、今回の工場見学でした。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2017年10月31日

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