暑かった夏も終わります。私は年々夏の気温が上昇しているように感じますし、
変化には対応していかなければなりません。作業環境の改善もまだまだこれからです。
その一方で、暑さ、寒さ、時間に対する我慢のなさが人間関係をとげとげしくしていることも感じます。時代が便利になっていることもあり、全ての物事が放っておくと私たちの自制心をなくす方向に向いています。自制心をなくしたままボーっと生きているとチコちゃんに叱られてしまうかもしれません。
困難に立ち向かう勇気の源は心の力です。この心の力は、ある日突然できるものではないですし、人から一方的に与えられるものでもありません。毎日毎日、小さなことを守っていく中から育つものです。
具体的には、簡単なこと、単純なこと、単調なことをおろそかにしないで、やれば誰でもできる平凡なことを徹底しその中で差をつけることです。たとえば掃除一つにしてもそこまでやるかと思えるくらい徹底することです。
人間誰でも簡単なことはバカにしてしまいますし、軽くあしらいがちです。しかし、平凡なことの徹底の積み重ねが人生では大きな差になります。
「境遇(きょうぐう)に強いられしところにより事を行えば、そのことは必ず成就(じょうじゅ)する」という言葉があります。物事を逃げ道のない環境の中で行えば、必ず成し遂げられるという意味です。
与えられた環境は変えられないものです。周囲のせいにするのではなく、変えることのできない環境を受け止めたうえで、その中で自分に何ができるかを考えて前向きに実行していけば、自分が願ったことは必ず達成するという意味だと私は解釈しています。
木材業界は自然環境に貢献する仕事です。能力だけでなく思いやりの心を磨き続けて、森の中の樹木のようにそこにいるだけで雰囲気が和むような存在になりたい。それが私の願いです。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2019年09月01日
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