年初会で当社ウェブサイトのコンセプト「つたわるきづかい」を公表しました。
つたえる ではなく、 つたわる です。同じ情報を発信していても情報の受け手がどうとるかによって伝わり方が大きく違うからです。
当社の想いが受け手に伝わるには、当社が情報の発信元として信頼されているかどうかが大切です。信頼は一朝一夕にできるものではなく、長い時間をかけて積み上げるものです。諸先輩が築き上げてきた「歴史ある会社」も信頼される根拠の一つです。
社内でも会社の想いが社員の皆さんに伝わるには、会社が社員の皆さんにとって
信頼できるコミュニティだと思われているかどうかが大切です。信頼できるコミュニティとは、「チーム・ファースト」で物事を考えて行動する人が評価され、暴挙に出る個人に対してそんなのダメだよと言えるコミュニティです。
便利になり情報量が飛躍的に増えた現代、個人の欲望が解き放たれて「自分ファースト」の考えから個人が暴挙に出ることはどのコミュニティにも日常的に起こります。
コミュニティが信頼を失えば、情報は受け手に正確に伝わりません。一度失った信頼を回復するには長い時間と大きな労力がかかります。「つたわるきづかい」を実現するためにも、暴挙は止めなければなりません。
暴挙を止めるには大きなエネルギーが必要です。一人では立ち向かえないこともあります。対応にもがき苦しむこともあります。でも実はもがき苦しむことこそが、最も自分自身を成長させる光でもあるのです。
自分の所属するコミュニティを良くするのも悪くするのも私たち次第です。
会社には「誰の仕事でもない仕事」がたくさんあります。「誰の仕事でもない仕事」を続けてやる人は働く意欲のある人ですし、そういう人がいる会社はよい雰囲気になります。なぜなら自分の損得ではなく、全体を第一に考える「チーム・ファースト」を具現しているからです。「誰の仕事でもない仕事」を続けられる人は周囲から信頼され、自分のやりたいことができるようになります。
「チーム・ファースト」こそ、実は個人を一番生かす道です。
信頼以上の万能薬はありません。暴挙が出たときには止めて、信頼できるコミュニティをつくりあげ、将来の世代に渡したい。それが私の願いであり、やることです。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2020年01月31日
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