ジョー・バイデン氏がアメリカ次期大統領になります。
アメリカ・ファーストを掲げたドナルド・トランプ大統領の落選に、
わがままな自国優先主義を変えようという有権者の意思を感じます。
日本では「上梅田」バス停が観光名所になりました。
交渉事で相手と利害が対立したときに、0と100のどちらかにしたい。
その間を探るなんて面倒臭い。という人が多くなってきている
ように感じます。まず相手の要望を聞いて譲れるものは譲り、
譲れないものはどうやったらできるかを相談しながら進めていくのが
私は良いと思いますが、自分の言い分が通るかどうかだけに興味があり、
相手のいうことには耳を貸さない姿勢を感じることが増えています。
人は自分のことを考えてくれていると思う人に心を開くものです。
この人はどうやったら自分がよくなるかを本気で考えてくれていて
手抜きをしないと思えれば、どこで折り合うかを探って話すようになり、
結果としてお互いに納得できる結論に落ちる可能性は高くなります。
単純ではないですが、面白いと感じることも数多くあります。
簡便に済ませて自分の主張を通したい。相手の主張に耳を貸す
時間を使うのは面倒なので勘弁してほしい。
私はそんな姿勢をみていると心の力の不足を感じます。
心の力がないと、考える範囲が狭く、時間軸も短くなり、
0か100かになりがちです。
心の力をつけるには、小さなきまりを守ることです。
具体的には、朝礼や会議の開始時間前に集合場所に全員集まる。
一時停止の標識で必ず止まる(自転車も!)。はきものは手でそろえる。
靴底を踏みつぶさない。
毎日、小さなきまりを守り続けることで心の力がついてきます。
小さな決まりを守りつづける人には毎年心の力が積み重なっていきます。
樹木と同じように、年輪を積み重ねて長い間には大きな力に
なっていきます。一方、自分の都合がよければ小さなきまりを
守らなくていいんだという人の心の力は時間がたてばたつほど
小さくなっていきますので、長い間には大差がつきます。
私は社員・関係者の皆さんに小さな決まりを守り続けることによって
心の力を大きくしていただきたい。0か100かだけではなく、
どうやったら相手と折り合いをつけられるかを探って、
その面白みを感じられる人になり、よりよい人生を送ってください。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2020年11月30日
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