2020年はいままであたりまえだったものがあたりまえではなくなった
年になりました。電車に乗るのに「大丈夫か」と警戒して乗らなくなる
なんて、誰が想像したでしょうか。人間は「今までと同じ」という
恒常性を好みますが、10年分の変化が1年で来たと考えても良いくらい
大きく変化した2020年は「今までと同じ」を返上することを
余儀なくされた年として記憶されることでしょう。
大きな変化に対応していくためには多大なる労力が必要です。
仕方なく変化に対応しようとするのか、本気で変化に対応するのかで
結果は大きく違ってきます。
何のためにやっているかが見えてさえいれば、本気になれます。
私は、考えている範囲を大きくしよう、時間軸を長くしようとする人が
本気になれる人だと思います。たとえ直接応援してもらえて
いないとしても、自分一人のためにやっているのではなく、
仲間や後の世代のためにやっているという気持ちでやっている人と、
自分がよければいいという人とでは、戦う前から勝負は決しています。
自分のためだけにやろうとすると、やりとげられないことが数多くあります。
皆自分には甘いですから、心が折れるのも早いです。逆に相手、周囲のために
やろうとすると、簡単にはひかずに何とかしようとするものです。
周囲がよければいいという人の仕事は本気度が違います。
逆に自分さえよければいいという人の仕事はいつまでたっても
本気にはなれません。
自分だけよければいいと思って行動すると必ずといっていいほど
周囲とぶつかります。今の自分がよければいいと思って行動すると
必ずといっていいほど後悔することになります。逆に、「譲れるものは譲る」
という精神でいると、周囲とぶつかることは少なくなります。
周囲の幸せこそが自分の幸せであると思って行動すると、
周囲から応援されて自分の幸せが実現します。
範囲を拡げてみる。少しでもやってみる。小さな決まりを守る。
そういう姿勢の積み重ねが本気になれる人をつくります。
本気でやっていると、批判も呼ぶかもしれないけれど、感動も呼びます。
感動はすべての疲れを吹き飛ばすほどの大きなエネルギーをもっています。
感動をつくるのは一朝一夕ではない、地道な積み重ねのたまものです。
社員・関係者の皆さんにはその場しのぎではなく、少しでもいいですから
まずやってみる、範囲を拡げてみる地道な積み重ねをぜひ積み重ねて
本気になれる、感動のあるすばらしい人生を歩んでいただきたい。
それが私の願いです。
今年一年、ごくろうさまでした。来る年が皆さんにとってよい年になりますように。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2020年12月29日
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