今月、当社で初めて手掛けた木造大型パネル上棟見学会を行いました。ウッドショックといわれる状況の中、集成材ではなく杉一等材を柱に使っているため期せずして注目を浴びることになりましたが、実績をつくることができてほっとしています。
今回の物件に関して、私は何が施主にとって一番良い選択か、何が一番施主のためになるかを第一に考えて行動しました。当社の都合よりも、施主のためになるかどうかを優先させて温熱環境に強い工務店さんを紹介しました。木造大型パネルで上棟することになったのは望外の結果です。
私は0から1を産むことは、1から1000に増やすよりも難易度が高いと思っています。杉の柱でつくる大型パネルが0から1を産むことができたのも、関係者のみなさま全員に「やりたい」と賛同していただき、タイミングに恵まれたおかげです。心から感謝申し上げます。
話は変わりますが、今月、ウッドショックに関連したオンラインセミナーで3回講演をする機会をいただきました。ウッドショックと言われる状況に関して情報発信をしてほしいという依頼を受け、どんな情報を発信したら工務店さんに喜んでいただけるか、試行錯誤を続けながら工務店さんに向けて情報発信を続けていたところ、私が発信した文書を読んで「オンラインセミナーで話してほしい」と依頼があり、5月7日に初めてオンラインセミナーで講演しました。
情報発信を始めたときにはほとんど反応がなかったのですが、出し続けているうちにたくさんのコメントをいただくようになりました。誰もが、何か行動したときにはすぐ反応がほしいものですが、自分が思うほどすぐには反応されないものです。反応がないからといって行動を止めてしまうのではなく、反応がなくても情報を発信し続けているうちに、自分が予想するよりもはるかに多くの反応をいただくようになりました。
情報は出せば出すほど集まってくることを実感しています。
自分の都合を優先させるのではなく、まずは相手に尽くす姿勢で行動していると、最初は反応がなくても、続けているうちにやがて大きな変化が訪れます。目先反応がないから、損してしまうからといって止めるのではなく、やり続けることが私たち自身の成長につながります。会社は社員が成長するための舞台です。皆さんが成長することを心から期待しています。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2021年05月31日
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