ウッドショックに関して講演依頼や原稿執筆依頼を続々といただいています。発表の場が与えられることはありがたいと思い、講演や原稿執筆を続けています。先月から今月にかけて、私の講演内容や発言が新聞・雑誌に相次いで掲載されました。
最近、知名度が急に上がったと感じています。先週土曜日に中大規模木造建築プロ養成講座の運営のお手伝いをしていた際に、講師の先生から「木村さんのセミナーを聴いた人から評判を聞いて、一度お会いしたいと思っていた」とお話がありました。講師の先生からそんなお話をいただけるとは思いませんでした。
講演先では「木村さんの情報が一番正確」というお話をいただきました。私が情報を発信する姿勢を利己的ではないと評価していただけてうれしく思います。お客様に状況を知って少しでも安心していただきたいと思い、ほぼ毎日情報を発信し続けています。
私個人の知名度が上がると、当社の知名度も上がります。知名度が上がるのは良いことですが、弊害もあります。今月、私の発言が予期しない形で業界紙に記事として掲載されました。私から見ると、「発言の意図は正確に伝わってはいますが、そこまで書きますか?!」という内容でした。よくある政治家の失言ってこういうことなのか!と、自分がその立場にたってみて初めて理解しました。
知名度が上がると発言力が高まります。発言力が高まれば高まるほど、私は私心を無くして他者にとって良いことは何かを考えて発言する姿勢を続けることが大切だと考えます。
お金と違って発言力に形はありません。限度もありません。無限大です。形のないものは積み上げていくのに時間がかかる反面、失うのは一瞬です。
頭のいい悪いは頭の回転が速いか遅いかではありません。いいことを考えるのが頭の良い人、悪いことを考えるのが頭の悪い人です。
自分の好都合は他人の不都合になることが多いですから、自分の好都合がいいことだと思って行動すると、他人に不都合を押し付けるようになり、悪いことを考えるようになります。逆に、他人にとっての好都合を考えて行動すると、良いことを考えるようになります。普段から良いことを考えている人はチャンスをつかむことができて、発言力が高まると私は考えます。
にわかに注目を浴びる立場になってしまって少なからず驚いていますが、せっかくいただいた知名度上昇のチャンスをどれだけ生かせるか、自分の力でやれるだけやってみたい。それが結果として自社の発言力・存在感を高めることになれば、社員の皆さんにとっても価値がある。そう思ってもらえるまでやり続けたいと私は考えています。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2021年06月30日
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