先週、完成引渡し直前のS様邸を社員の皆さんと一緒に見学しました。
S様邸には構造材(大型パネル)や造作材だけではなく、
社員の皆さんが製作したガラリやトイレ収納、
コナラの幅はぎカウンターなどなど、当社にとって初めての
取り組みが形になった製品がいたるところに使われています。
私にとってS様邸の見学は、単に皆さんが製作にかかわった
製品が住宅の中でどのように使われているかを見ただけ
ではなく、社員の皆さんの力で実現した初めての取り組みが
たくさん詰まっている住宅だからこそ、
皆さんと一緒に見学できてよかったです。
今回の見学は私たちの将来につながります。
時代の変化に応じて、お客様から発せられた
「こんなことできませんか」に取り組んでいくと、
試行錯誤の中で「こうしたらもっとよくなるのでは?」
という発想が生まれます。この発想を仕事の中で実行して
製品に反映させることができると、お客様からの評価が上がり
仕事が俄然(がぜん)面白くなってきます。
納入された製品の実物を見て、より高度な
「こんなことできませんか」が出てきます。
また、試行錯誤の中で工夫が生まれます。
この繰り返しが皆さん自身の成長につながり、
皆さんの成長が会社の成長につながります。
よく、仕事の報酬は仕事といわれます。
自分にとって初めての仕事、大きな仕事をやり遂げると、
その結果をみてより難易度の高い仕事のお話を
いただくことがあります。
S様邸で大型パネルを上棟した日に、
「次は全部杉でやりたいね」とお客様からお話をいただきました。
時間のかかる話だと私自身は思っていましたが、
私の予想よりもはるかに早く次の大型パネル物件の
お話をいただきました。どうやったら全部杉で建てられるか
試行錯誤を続けた結果、8月30日に土台のみ桧、構造材は
全て杉の大型パネル物件を無事上棟することができました。
仕事の報酬は本当に仕事だと実感しています。
時代の変化は実に速いです。個人としても、会社としても
時代の変化への対応を求められる局面が数限りなく訪れます。
その局面で、「どうにかしてやってみよう」と自分の持てる力の
全てを使って取り組んでいく姿勢を続ける人には、
すぐにではなくても、結果として「仕事の報酬は仕事」が訪れます。
ぜひ、社員の皆さんにも成長実感を味わってほしい。
当社の将来に私は期待しています。
投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業(株) : 2021年08月31日
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