毎年8月はカナダのことを書いていますが、
今年はカナダに初めてノートパソコンをもっていきました。
結果として、ノートパソコンは大変役に立ちました。
今回は、カナダでノートパソコンをどのように使っていたかについて書きます。
今までも、会社との連絡を電子メールでするために
小さな端末を持っていっていましたが、
今回、ノートパソコンを持っていこうと考えた一番の理由は、
会社に届いたFAXをカナダで読むためです。
通常、外出時にはFAXの内容を電子メールで自分あてに転送して、
外出先で電子メールを受信し、FAXの内容を読んでいますが、
カナダでも会社に届いたFAXを読むことができるといいなと考えて、
今回試してみました。
バンクーバーに着いて、早速ホテルの部屋に設置されている端子に
ケーブルを差し込みました。LANを一週間使う契約をして、無事接続終了。
電子メールをチェックし、毎日事業本部の事務所に来たFAXを
全部読むことができました。
帰国後、自分の机に置いてあるFAXの山を見ましたが、
全て一度見たことのあるFAXだったので、
とどこおることなく仕事をたちあげることができました。
「浦島太郎」状態にならずにすんだのは、本当に有難かったです。
カナダに着いてからも、現地のメーカーや商社の担当者と
電子メールで連絡をとっていました。
その結果、一週間ホテルに滞在しましたが、
ホテルの部屋には一度も電話がかかってきませんでした。
商談にも活躍しました。製材工場へ行って、
デジタルカメラで材料の写真を撮り、
撮った写真をパソコンに写しながら、
会議室で商談をすすめることができました。
商談をすすめるときに、「あの材料、どんな材料だったっけ?」
ということがよくあるのですが、
写真を見ながら商談をすすめたので、商談がスムーズにすすみました。
今回、初めての試みとして、カナダで撮った写真を何枚か
電子メールに添付して数人の社員の皆さんあてに送りました。
カナダへ行く前にアドバイスをもらったこともあり、
せっかく会社の費用でカナダへ飛んだのだから、
少しでも多くの人にカナダの雰囲気を味わってもらえればと思い、
ヘリコプターの上から撮影した写真などを送りました。
これもノートパソコンがあったからできたことです。
また、毎日日本の新聞社のウェブサイト(朝日新聞など)を
見ていましたので、日本情報には全く不自由しませんでした。
入手した日本情報は話題のネタとして、カナダのメーカーさんや
商社さんとの会食の場にノートパソコンを持ち込んで、相手に見せました。
カナダに着いて2、3日は時差ぼけがあり、
夜なかなか寝ることができないのですが、
寝られない夜はインターネットラジオで
ダイエー-西武のナイトゲーム中継を聞くことができました。
メジャーリーグ観戦にもパソコンが活躍しました。
シアトル・マリナーズの公式サイトで観戦当日の先発投手や
イチローのデータ、マリナーズの戦績(今年は不振ですが)がわかりました。
空港でもパソコンが活躍しました。
バンクーバー空港には無線LANが設置されていて、
飛行機に乗る搭乗口の横にある待合室で
インターネットに接続することができます。
従って、飛行機に乗る直前までメールや、
日本の情報をチェックしていました。
帰りの飛行機の機内で日本の新聞を配っていましたが、
インターネットよりも一日情報が古いので、
読む気になりませんでした。
以上、カナダでのノートパソコンの使い方について書きましたが、
大事なことは目的意識をもって、
「何に使うか」「どう使うか」を考えることではないでしょうか。
読んでいただければわかりますが、
ノートパソコンが使えるのと使えないのとでは大きな差があります。
これからの時代、「使える人」と「使えない人」とでは、
もっと大きな差がつくと思います。
皆さんは、是非「使える」側になってください。
なお、カナダ出張の詳細については、
毎年恒例の裏話(今年は拡大版です)を別に書きましたので、
裏話を読みたい人は私あてに連絡ください。
A4判で15枚あります。
一人でも多くの人に読んでもらえればうれしいです。