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2005年05月31日
2005年5月 お役立ちの精神、ありますか?
人間、誰でも「人の役にたちたい」と思う心があると思います。
人から「ありがとう」と言われればうれしいですし、
「役に立たないなあ」と言われれば、感情を害するのは皆同じでしょう。
当たり前のことではないでしょうか。
少し大きな話になりますが、会社は誰のためにあるのか?ということを
私は時々考えます。結論から書くと、会社はお客様のためにあるのです。
株主のため、従業員とその家族のために存在するという側面は
確かにありますが、第一義は「会社はお客様のためにある」です。
「どうしたらお客様の役に立つだろうか」と考えることを
「お役立ちの精神」といいます。
もちろん、お客様を喜ばせるために自分の会社に
損をさせるようでは、意味がありません。
お客様に喜んでいただいた結果として、仕事を当社にいただいて、
その結果として利益があるわけです。
お客様に損をさせて喜んでいるようでは、商売は続きません。
振り返ってみて、当社は「お客様のためにある」という考え方が
少し欠けていたのではないでしょうか。
一つの例を挙げると、北本事業本部にお客様が来社したときに
駐車スペースがないことがたびたびありました。
お客様から見ると、折角行ってもなかなか車を停められない
会社には行きづらいと思います。自然と足も遠のいてしまいます。
そこで、北本事業本部には「お客様専用駐車場」をつくり、
看板をたてました。これまでの非礼をおわびするとともに、
「お客様の役にたつ会社」でありたいというひとつの表れです。
今、どの事業部のお客様も業績不振のところがほとんどです。
業績不振の会社においては、「1円でも安いものを」と考えて
材料の仕入れをするのも、当然だと思います。
しかし、会社は値段だけで勝負するのではありません。
以前にも書きましたが、マクドナルドは値段で勝負して
大赤字を出しました。
モスバーガーは中身で勝負して利益を上げています。
値段で勝負したのでは大赤字を出すだけです。
お客様の要請で、同業他社と同じ値段にしなければ
ならないこともあるでしょう。その時に、値段以外の中身で
同業他社にいかに差をつけるか。これが勝負の分かれ目になります。
私は、一人一人の社員および関係者がただ指示とおりに
仕事をするのではなく、「どうやったらお客様の役にたつか」を
考えて実行することが、値段以外の中身で同業他社に
差をつけることにつながると考えています。
いくつか例をあげておきます。
・ 同業他社よりもお客様からの問いかけに速く反応する
(携帯メールも活用して、お客様への対応を速くする)
・ 同業他社よりも寸法精度を厳しくする
・ 同業他社よりも大工さんが使いやすい梱包をする
(仕上げのときに、お客様から指示がなくても前框と後框を
組み合わせて結束して、大工さんが一部屋分を持ち運びやすいようにする)
・ 同業他社よりも材料を乾かす
(40mm×30mmを桟積みして乾かす)
皆さんも各自で「どうやったらお客様の役にたつか」を
考えて実行してください。
もう一度書きます。
社員の皆さん一人一人が「お役立ちの精神」をもって
仕事をしてください。
人の役に立ってお客様に褒められることが、
仕事をしている一番の喜びですから。
投稿者 president : 17:07 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月29日
構内を走るフォークリフトでVDFの試験走行を始めました。
VDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)は廃天ぷら油を主原料とした
軽油代替燃料です。
軽油の代わりにVDFでもフォークリフトが動くと聞き、
早速、北本事業本部に10台あるフォークリフトの中で
一番黒煙が出るという3号機にVDFを入れて試験走行を始めました。
今回、VDFを試験導入した理由は2つあります。
一つは、はじめての方への中で書いた通り、
次の世代のことを考えると、できるだけ石油製品は使うべきでないと
考えているからです。当社のフォークリフトの燃料は軽油です。
軽油使用量を少しでも減らしたいと考えて、以前からバッテリー稼動、
CNG(圧縮天然ガス)などの代替燃料を考えていましたが、どれをとっても
フォークリフトを買い換えないといけません。それでは、今使っている
フォークリフトを廃棄しなければならず、廃棄物が大量に出てしまって、
かえって環境に悪影響を与えます。
そこで、現在のディーゼルエンジンがそのまま使えて、石油でなく
動かすことのできるVDFを知り、今回試験導入してみました。
もう一つの理由は、排気ガスを低減したいからです。
皆さんご存知の通り、トラックには排気ガス規制がありますが、
フォークリフトには排気ガス規制がありません。
そのため、旧型のディーゼルエンジンを積んだフォークリフトの排気ガスは
窒素酸化物(NOx),硫黄酸化物(SOx)や粒子状物質(PM、黒い粉)が
かなりの濃度ででていると思われます。当社も例外ではありません。
排気ガス問題を何とかしなければならない。そう感じたのは
花粉症シーズンに工場内で多くの社員がマスクをしているのを見たからです。
今年は花粉の飛散量が多く、花粉症患者の方にはつらい春だったと思います。
花粉症には様々な原因がありますが、そのうちの一つに排気ガスによる
空気の汚れがあげられています。
当社のフォークリフトが排気ガスで空気を汚しているために
社員に花粉症が出ているとしたら、これは変えなければなりません。
花粉症と排気ガスの因果関係はまだ解明されていませんが、
排気ガスを減らすことができれば、多少なりとも良い影響があると
期待できます。
実際、社内で黒煙がすごいという評判がたっていた3号機
(三菱重工製1.8tフォークリフト)にVDFを入れて試験走行を始めたところ、
黒煙は劇的に減り、3分の1以下になりました。
硫黄酸化物(SOx)は出ていません。PMに関しても、黒煙が減ったので
ほとんど感じられなくなりました。
燃費、力(フォークリフトが荷物を上げる力)は全くかわりません。
ただ、3号機が走った後に、てんぷらを揚げたにおいが残ります。
個人差があるでしょうが、あまり良いにおいではないです。
これから夏になるので、耐えられないにおいにならなければいいが(笑)
と思っています。
VDFについて詳しく知りたい方は染谷商店さんのウェブサイトへどうぞ。
VDFは染谷商店さんの登録商標です。
投稿者 president : 18:01 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月24日
暮らしの中でできる結露対策は?
結露を防ぐために一番大事なことは、
発生した水蒸気を住宅の外へ排出すること、
それもできるだけ発生源の近くで排出することです。
炊事をするときには、必ず換気扇を回してください。
煙が出るときには換気扇を回しても、水蒸気しか出ないときには
換気扇を回さないものですが、結露防止のためには換気扇を回してください。
次に、水蒸気発生源になる開放型暖房器具を使わないことです。
特に石油ストーブ、石油ファンヒーターを締め切った室内で使うと、
大量の水蒸気を発生させて結露に直結します。
一方、床暖房やパネルヒーター、オイルヒーターは水蒸気発生源になりません。
石油ファンヒーターを使っていて結露に悩まされている方は、
カーボンヒーター、電気ストーブ、オイルヒーターなどに暖房器具を変えると
水蒸気発生量が減って、結露が減少します。
3番目は、空気の流れを作ることです。
部屋の四隅(特に下側)では空気のよどみが発生します。
また、家具などの裏側では空気が滞留してしまいます。
湿った空気が滞留したまま冷やされると、結露が発生して
カビの原因になります。
これを防ぐためには、家具の下にすのこを敷いて、空気が
通るようにしてください。空気が動けば、結露しにくくなります。
押入も結露しやすい場所です。使わない場合でもときどき
ふすまを開けて、空気を動かしてください。
押入の床や中段にすのこを敷くと、空気の流れができて
結露しにくくなります。
また、普段あまり使わない部屋ほど、空気が滞留して
結露しやすくなります。冬場の場合、使わない部屋の
温度は低くなっていることがほとんどです。
水蒸気は温度の高い部屋から
温度の低い部屋へ移動しますので、
使わない部屋は結露しやすくなっています。
普段使わない部屋でも、空気を入れ替えるために
時々窓を開けて乾燥した外気を入れてください。
以上は、実際に暮らすなかでの結露対策ですが、
部屋の内装に水分を吸収、排出する材料を使うことは
有力な結露対策になります。
これについては別項に書きます。
参考文献
住まいQ&A ダニ・カビ・結露 吉川翠+芦澤達+山田雅士 井上書院
投稿者 president : 04:54 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月23日
「本物の窓枠」は、枠全体が呼吸して長持ちします。
「本物の窓枠」は表と裏の両面から水蒸気の挟み撃ちにあっても
枠全体が呼吸して水蒸気を通します。それでいて、表面から来た
結露水に対しては表面に浸透した荏ゴマ油が撥水性をもって
いますので、跳ね返します。使われる樹種のベイヒバ自体も
耐久性の高い樹種ですので、長持ちします。
適切な保守がされれば、さらに長持ちします。
(なお、ベイツガはベイヒバよりも耐久性が劣ります)
前項でも書いたように、窓枠や玄関ドア枠は、表と裏の両面から
水蒸気の挟み撃ちにあう過酷な条件にさらされます。
従来の窓枠はウレタン塗装することで表面を保護し、結露水の
影響を受けないようにしていました。確かに表面の結露水からは
保護されますが、裏面に接しているコンクリートから発生する
湿気に対しては、裏面を塗装してあればよいのですが
裏面を塗装していなかったために腐食することがありました。
また、シートラッピングについてもアングルピース面
(アルミサッシとの接触部)や裏面に化粧シートを貼ることで
結露水の影響を少しでも避けようとしていますが、
残念ながらどんな材料でも必ず劣化します。
化粧シートもその例外ではなく、特に日光に当たったり
高温になる場所で使われた化粧シートは劣化が早く、
表面に凹凸ができたり、隙間から入った湿気のために
芯材が膨張したり、腐食したりして長持ちしませんでした。
これに対し、「本物の窓枠」は湿気から枠を防御するのではなく、
湿気を通すことで長期間使っていただける耐久性を保とうという
発想から、柾目の木材と蜜蝋ワックスという組み合わせを採用しました。
柾目の木材では、表面から裏面まで年輪が貫通しています。
また、蜜蝋ワックスに使われている蜜蝋は膜をつくりますが、
蜜蝋の膜は呼吸を妨げません。荏ゴマ油は枠全体に浸透し、
表面に来た水(水蒸気ではありません)を跳ね返す撥水性を
もっています。
表面から来た水蒸気は裏面まで貫通しますし、裏面から来た水蒸気も
表面まで貫通します。枠内部の湿度が枠が接している空気の湿度よりも
低ければ、周辺の空気から水蒸気を吸収します。一方、枠内部の湿度が
枠が接している空気の湿度よりも高ければ周辺の空気に水蒸気を
放出します。この吸収、放出を何度でも繰り返すことによって
室内の湿度調節に貢献する一方、長持ちする耐久性を実現しています。
ベイヒバは輸入時に防カビ処理(アンチステイン)をしません。
なぜなら、ベイヒバ自体が耐久性の高い樹種なので、防カビ処理を
しなくても、カビが生えにくいからです。
従って、ベイヒバ+蜜蝋ワックスの組み合わせは自然素材だけで
できた材料となり、揮発性化学物質(VOC)がごく少ない材料となります。
自然素材だけでできた材料ですから、廃棄時にも土に還すことができます。
持続可能な社会をつくるために、住宅の長寿命化が叫ばれていますが、
「本物の窓枠」は住宅の長寿命化に貢献できる枠材です。
逆に、シートラッピング材は住宅の長寿命化を考えたときに、
耐久性に劣るために障害になる材料だと考えています。
投稿者 president : 06:48 | コメント (0) | トラックバック
窓枠は表と裏から水分の挟み撃ちにあっています。
特に鉄筋コンクリート造りのマンションやアパートの場合、
窓枠や玄関ドア枠は表からも裏からも水分の攻撃を受ける
過酷な条件下にさらされます。
コンクリートの中に含まれる湿気(水と水蒸気の混在したもの)が
安定した状態になるまでには約10年かかると言われています。
特に最初の2-3年は急激に水蒸気を放出します。しかも、
コンクリートの外側はタイルなどの耐久性があり、
透湿率が小さい材料が使用されるため
水蒸気は室外側に向かって放出されにくく、室内側へ出ようとします。
窓枠や玄関ドア枠はコンクリート面に直接接することが多いため、
裏面からコンクリートの湿気攻撃を受けます。
一方、表側(室内から見える側)は結露の影響を受け、結露水が
表面にかかってきます。特に石油ストーブ、ファンヒーターなどの
開放型の暖房器具を使った場合や、加湿器を使った場合は
窓ガラスや玄関ドアで激しい結露になり、大量の結露水が
窓枠や玄関ドア枠の表面にかかってきます。
結露水は下枠だけでなく、タテ枠や上枠にもかかります。
このように、マンションに使われている窓枠や玄関ドア枠は
表と裏の両面から水分の挟み撃ちにあって、過酷な条件下で
使われています。このため、シートラッピング枠を使った場合は
経年変化でシートがはがれてしまうことが多くあります。
マンションを購入した方の中には、プラスチックでできた化粧シートを
本物の木材と勘違いしていて、化粧シートがはがれてきたときに
「あ、ニセモノだったんだ」とがっかりされる方もいらっしゃるそうです。
化粧シート枠を修理するには、化粧シートを貼り直すか、枠を交換する
ことになります。たとえ化粧シートを貼り直そうとしても、表と裏から
水分の挟み撃ちにあった窓枠は膨張したり、腐ったりすることもあり、
その場合には貼り直しでは対応できないため、枠を交換することに
なります。
枠の交換は莫大な費用がかかります。枠を撤去した後、
枠の周辺の壁を壊さなければならないからです。ほとんどの場合、
枠だけを交換することはマンションの構造上できません。
現在、マンションに限らず住宅の長寿命化が叫ばれていますが、
シートラッピング枠は住宅の長寿命化に対応できません。
「本物の窓枠」なら住宅の長寿命化に対応できます。
その理由は、次項で書きます。
投稿者 president : 04:44 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月10日
窓枠に蜜蝋ワックス塗装をお勧めする理由
木材と蜜蝋ワックスの組み合わせなら、自然素材だけでできた窓枠になります。
自然素材だけでできた窓枠は、湿度調節をするので人に優しく、
廃棄時にもリサイクル可能で環境負荷を低減できます。
蜜蝋ワックスは木材の呼吸を妨げません。蜜蝋ワックス塗装の窓枠なら、
木材の湿度調節機能を生かすことができる上に、撥水性(水をはねる性質)が
ありますので、結露などで水が窓枠にかかった場合でも、木材を保護します。
無塗装のままでは、木材にしみができたり、最悪の場合腐ることもありますが、
荏ゴマ油のもつ撥水性が木材を長持ちさせます。
木材は湿度調節機能をもっています。室内の湿度が高いときには水分を吸収し、
室内の湿度が低いときには水分を放出します。ただし、表面に膜をつくる
化学塗料を使って塗装してしまうと、塗料の膜が水分の吸収・放出を
遮断してしまって、せっかく木材を使っても、湿度調節機能を殺してしまいます。
蜜蝋ワックスは蜜蝋が膜をつくりますが、蜜蝋の膜は木の呼吸を妨げません。
化学塗料の膜とは違います。
これが窓枠に蜜蝋ワックス塗装をお勧めする理由です。
投稿者 president : 16:15 | コメント (0) | トラックバック
管理人のプロフィール
私は1965年(昭和40年)に埼玉県鴻巣市で生まれました。
小学校は地元の小学校だったのですが、中学受験で、東京の中学校に入学。
当時は埼玉から東京の中学校に行く人はほとんどいないため、
学校一遠くから通う生徒でした。
学校の職員室に先生と生徒の住宅分布地図が貼ってあったのですが、
私一人だけ遠すぎて地図の範囲外だったのをよく覚えています。
高校、大学を卒業し、1987年(昭和62年)に立石電機株式会社
(現在のオムロン株式会社)に入社。
大学を卒業して就職する時には、「自分の好きなところへ就職しなさい」という
父親の奨めもあり、機械が好きだったことと、いずれ家業を機械化したいと
いう思いがあり、自動化(オートメーション)を扱う会社に就職活動をした結果、
立石電機に入社しました。立石電機では、金融機関向けに
ATM,CD,両替機などの機械を販売する営業担当をしていました。
1992年(平成4年)にオムロン株式会社を退社、
家業である木村木材工業株式会社に入社しました。
入社当初は総務部で資金繰りや採用を担当していましたが、
2000年に当時の第一事業部長が病気で死去したため、
第一事業部(集合住宅向け納材部門)の責任者を兼務することになり、
現在に至ります。
好きなことは早寝早起き。
仕事さえあれば朝4時から会社で仕事をすることもよくあります。
逆に夜遅いのは嫌いです。
投稿者 president : 15:24 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月05日
はじめての方へ
アクセスありがとうございます。
このサイトは、住宅の中に木材などの自然素材を使っていただくことで
住む人の健康に良い影響を与えるだけでなく、
地球環境に対する負荷を軽減し、
持続可能な社会をつくるために
少しでも手助けになればと思い、立ち上げたサイトです。
特に、住宅の内装に使う窓枠(サッシ額縁)、ドア枠などの造作材には
無垢の木材を使うことが環境負荷の軽減に貢献します。
住宅の中に自然素材を使うとなぜ良いのか、
逆に新建材を使うとなぜ地球環境に対する負荷を
増やしてしまうのか、このサイトを見ていただいた方に
少しでもご理解いただいて、社会全体が持続可能な
方向に向いてくれればと願っています。
木材を扱う者として、近年の新建材の台頭は
残念でなりません。
しかし、新建材が出現したのは、
消費者が望んでいたからでもあります。
なぜ新建材が出てきたかについても書きたいと
思っています。
これからの時代、石油製品が今までのように
無制限に使えるかどうかはわかりません。
個人的な考え方ですが、今石油製品を使うことは
次の世代が使える石油製品の量を減らすことと
同じではないでしょうか。すなわち、石油製品の
使用を今の世代と次の世代でとりあいをしていると
思えるのです。
自分の子どもが大人になったときに、
「お父さん、どんな仕事をしていたの?」と
言われたときに、胸を張って自分の仕事を説明
できるようにしたいと私は考えています。
それには、できるだけ持続可能な社会の方向に
向けるために、石油製品でなく、循環できる素材で
ある自然素材を使うことを促進すべきではないでしょうか?
このサイトでは、自然素材を使うことの意義、
石油製品を使うことの問題点について触れていきます。
特に、マンションや戸建住宅の枠に使われている
シートラッピング枠は環境負荷を考えると
使ってはいけない建材だと考えています。
このサイトは「造作材の木村木材工業株式会社」が運営しています。
投稿者 president : 11:04 | コメント (1) | トラックバック
2005年05月02日
お客様専用駐車場を整備しました。
今まで、当社へ来社していただいたお客様に
十分な駐車スペースがないことがあり、
ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。
このたび、お客様専用駐車場を整備しましたので
来社の際、ご利用ください。
正門を入って正面にあります。
青いPの文字が目印です。
投稿者 president : 15:56 | コメント (0) | トラックバック
2005年4月 インターネットで会社を変える
あと2日で56期が終わります。
今期の業績は残念ながら散々たるものでした。
大口取引先の倒産があったことも関係して、第一事業部の業績は年間を通して
低迷したままでした。第二事業部、第三事業部については増収を確保しましたが、
特に第三事業部については相場の低迷で採算を取ることが難しくなっており、
今期の決算はここ数年で最低の決算が予想されています。
そんな中で、4月は毎年恒例の給与改定を行いました。
業績が悪いので、皆さんに良い思いをしてもらえなくて残念なのですが、
私の判断基準は、次の二つです。
・ 業績に貢献したか
営業担当の場合、売り上げ、粗利益を増やせたかどうかが基準になります。
直接お客様と接しない仕事の場合は、どうやって作業効率を上げたか、
どうやって経費を減らしたかが基準になります。
・ 勤務態度が他の社員の模範となっているか
就業時間前、朝早くから仕事の段取りをして、その日の仕事を円滑に
進めようという社員がいます。これこそが他の社員の模範となる態度の一例です。
当たり前のことですが、勤務時間内に自分の能力を最大限に使って仕事を
しているか、仕事を通じて自分を向上させようと思っているか、
仕事に対する態度を基準としました。
もちろん、仕事の能力が伸びて成長したと感じる人には会社からの期待度をこめて
給料を上げましたし、定年を超えた人、また、定年に近い人に関しては今後の成長が
見込みにくいということで、申し訳ありませんが若干給料を下げさせてもらいました。
私が各部門長と相談しながら査定をしましたが、
初めてということもあり、あれ?と思う人もいると思います。
その場合は、私あてに遠慮なく問い合わせをしてください。
私は、問い合わせを歓迎します。
さて、来期についてですが、特に第一事業部の関係者は今の低迷状態から
いつ脱却できるのか、心配していると思います。でも、私は悲観していません。
この低迷状態を打開するために、私はいま、インターネットで当社の
ウェブサイトをより多くの人にみていただくためにリニューアルを
すすめています。特に第一事業部の加工材(造作材)の仕事を
少しでも増やすために、インターネットで集客をします。
ものごとを調べるときにインターネットで検索する人は多いでしょう。
ヤフーやグーグルで検索をして、最初に表示されたページをクリックして
情報を得る人が、急激に増えています。
これを使わない手はありません。今年に入ってから当社のウェブサイトを
少しずつ更新してきましたが、さらにリニューアルして公開する予定です。
たとえば「造作材」で検索したときに、ヤフーやグーグルの検索結果で
一番上に表示されれば、造作材を探している人は真っ先に当社のウェブサイトを
見に来てくれます。ほかにも検索キーワードはたくさんありますが、
来てくれた人が「面白い」「買ってみたい」と思っていただけるウェブサイトが
あれば、営業活動に大きなプラスになります。
ウェブサイトを見る人は、当社のことを知らない人が大半です。
そのために、各部門で今集合写真を撮影しています。ウェブサイトの上では
顔が見えることが読む人に安心感を与えます。
皆さんの顔がウェブサイトに出ますので、
皆さんも是非ウェブサイトを見てください。
現在はリニューアルの作業中ですが、どんな結果が出るかは今のところ
想像がつきません。現在でも、わずかですが当社のウェブサイトについて
反応をいただいています。とてもありがたい、また面白いものです。
どれだけ多くの反応が来るか、作っている私も楽しみにしています。
※「ウェブサイト」とは、インターネットの上にある当社のページ全体を
指します。よく言われる「ホームページ」は表紙1ページだけを指すので、
意味が違ってしまいます(トップページと同じ意味です)。
当社では、今後も「ウェブサイト」という言葉を使いますのでよろしくお願いします。
投稿者 president : 15:30 | コメント (0) | トラックバック
2005年3月 「白色度70」に変えた意味
今月から、「常務の一言」を印刷する用紙が変わりました。
この紙を一目見て、「あれ、白さが違う」と思った人もいるでしょう。
実は、今月から導入した「白色度70」という再生紙です。
(「白色度」は紙の白さの程度をあらわす指標です。
数字が大きいほどより白くなります)
今まで当社で使っていたコピー用紙は、再生紙ではありましたが、
白色度80という、天然パルプ100%の用紙と同じ白さでした。
白色度80の再生紙は、製本所などで発生する裁断損紙
(切断したあとのくず)が主な原料です。
再生紙を天然パルプ100%の用紙と同じ白さにするためには、
漂白剤などの薬品を多く使わなければなりません。
また、市場に多く出回っている新聞や雑誌の古紙は使えません。
新聞や雑誌の古紙はもともと白色度が低い(55ぐらいです)ので、
白色度80にするためには、大量の薬品を使わなければならず、
用紙の値段が高くなってしまうからです。
そこで、解決策として出てきたのが「白色度70」の再生コピー用紙です。
コピー用紙はそんなに白くなければならないのか?という発想から
「白色度70」の再生コピー用紙は生まれました。
「白色度70」には3つの利点があります。
1.新聞・雑誌など集まりやすい古紙が原料に使えます。
資源回収などで集まってくる古紙は使い道がなく、余ってしまって
リサイクルの輪が切れてしまい、困っていました。
白色度70であれば、新聞・雑誌の古紙も使えます。
リサイクルの輪をつないで、ゴミを減らし、地球環境に貢献できます。
2.漂白のための薬品・エネルギーが少なくできます。
漂白には薬品が使われます。白色度70にするための薬品使用量は
白色度80にするよりも少なくて済みます。
3.製造コストの低減がはかれます。
安い新聞・雑誌の古紙使用、薬品使用量減少により
白色度80よりも製造コストが安くなります。
(オフィス町内会のウェブサイトhttp://www.o-cho.orgより引用)
実際、当社でも購入してみましたが、値段は以前のものとかわりません。
私がコピー用紙を白色度70に変えた理由は、「できるだけ地球環境に
負荷をかけたくない」という発想からきています。
当社が営業活動をしていく上で、全く環境に負荷をかけずに営業活動を
することは不可能です。しかし、会社の未来を考えたときに
どうすれば地球環境に負荷をかけずに営業活動ができるかを
常に考えながら行動することが、今やるべきことだと考えています。
同じコピー用紙を使うのなら、(しかも値段が一緒なら)環境に負荷を
かける度合いの少ない白色度70の用紙を使うことが
自然ではないでしょうか。白色度70の紙を見て、会社の姿勢を
少しでも感じてもらえればありがたいです。そして、社員の皆さんや
ご家族、関係者の皆さんが環境負荷をかけずに生活することを
考えるきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
投稿者 president : 15:28 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 まさに、サバイバルレースだ。
今年に入って、どの事業部も仕事量が少なく、業績は低調です。
もちろん、季節的な要因もありますが、一番の原因は
お客様の業績が悪いことです。
ある第一事業部のお客様の社長さんから聞いた言葉です。
「とにかく予算がない。適正価格では仕事がとれない。
適正価格の競争ではないので、通常の考え方をしていれば全部赤字だ。
限られた予算の中で、どうやったら赤字を出さずに済むか、
毎日考えながら仕事をしている。」
この言葉が象徴するように、マンションの木工事はどのお客様も採算が
合わない状態になっています。一戸建てについても例外ではありません。
プレカットの加工賃は大型工場の出現でどんどん下げられていますし、
ハウスメーカーとの競合で工事採算が赤字寸前になっている工務店も
多いでしょう。
私は、これまで「値段だけに頼るな、売り物を磨け」と書いてきました。
しかし、これだけお客様の業績が悪くなってしまっては、生き残るために
方針を変えざるを得ません。
お客様に、「同じ値段なら木村木材から買う」と言っていただけるように
してください。競合上、同業他社と同じ値段まで下げなければならない
場面が出てきます。それもこの状態では仕方ないと思います。
お客様に「木村木材から買いたい」と思っていただける仕事をしてください。
そのためにはどうしたらよいか、社員の皆さん一人一人が考えて、
行動してください。自分の仕事が直接お客様と接しない人も
「自分は関係ない」のではなく、「どうやったら自分の仕事がお客様に
喜んでいただけるか」を考えて行動してください。「自分は関係ない」と
いう社員のいる会社は生き残れません。「自分は関係ない」という人が
もしいれば、その人は社員として不適格なので、辞めてもらいます。
お客様はどこで購入する会社を判断するのでしょうか?
一つ例をあげれば、「反応の速さ」で判断するお客様は多いでしょう。
当社に電話をかける、faxを送る、電子メールを送るお客様は、当社が
「どれだけ速く反応してくれるか」を見ています。同じ対応をするときでも
反応の速いほうが、相手に好感をもたれるのは間違いありません。
電話、fax、電子メールに対してはできるだけ速く対応してください。
お客様が来社したときの社内の反応も大きく影響します。
お客様が来社したとき、社員が皆挨拶する会社は必ず好感をもたれます。
そのことは、自分がお客さんとして行ったときのことを考えれば
すぐわかります。
お客様が来社したら社員全員で挨拶をしてください。
(今でも、うちの会社はお客様によく挨拶します。良いことです)
もう一つ、お客様が見ているのは材料を納入する現場での態度です。
まさか、現場に入ってから荷物を降ろすときにくわえたばこで下ろす人は
いないと思いますが、施主さんの中にも、たばこの煙を気にする人が
増えましたので、現場での喫煙は禁止します。また、ライトバンなどで
室内においてあった商品がたばこ臭くて気になる人がいるそうです。
対策として、社用車は全て禁煙にします。
昨日発効したたばこ規制枠組み条約の中でも、「受動喫煙の防止」が
うたわれています。非喫煙者も社用車に乗りますので、
社用車の灰皿は全て撤去します。
表題にも書いた通り、今の住宅業界はまさにサバイバルレースです。
生き残るために、皆必死です。そういう状況下で仕事をしていることを
皆さん、理解してください。
投稿者 president : 15:27 | コメント (0) | トラックバック
2005年1月 仕事が少ないのは一時のことです。
皆さん既にご存知の通り、
かつて当社の最大のお客様であった会社が
1月11日に不渡りを出しました。当社としても、早くから今日の事態を
予想してお客様と接して来ましたが、手形の不渡りを受けました。
社員ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありません。
得意先倒産の影響もあり、第一事業部は極端に仕事の薄い状況が
続いています。実際、第一事業部の中で働いている
社員の皆さんから見れば、「この状態で大丈夫だろうか?」と
思うのが当然だと思います。
しかし、私はこの場ではっきり書いておきますが、仕事が薄いのは
一時的なことです。必ず仕事量は復活します。
当社の今年の新しい試みとして、3月からインターネットの
ホームページを使った木材の販売が始まります。
とりあえずは、蜜ロウワックス仕上げの窓枠を中心に始めます。
今までの足を使った営業活動とは違いますので
どんな反響が出るか正直見当がつきませんが、
お客様に見ていただく準備をしておけば、
必ずかなりの反響があると確信しています。
自然素材で家を建てたいという需要は少しずつですが盛り上がってきて
います。その需要をいかにつかむか、試行錯誤はあるでしょうが、
軌道に乗せるべく、準備をすすめています。
もちろん、既存のお客様に対する営業活動は今まで通り続けます。
インターネットで宣伝する時代になっても、足で稼ぐことは必要です。
会社の営業活動は一つの方法だけではなく、複数の方法を使ったほうが
実際の売上に結びつきます。
長い間、当社のホームページを更新せずにいましたが、
ホームページで営業活動をする準備として、
今年の正月休みから少しずつ更新を始めました。
手始めに、この「常務の一言」のバックナンバーをホームページに
掲載しました。アドレスは
http://www.kimuramokuzai.com/HITOKOTO.html です。
YAHOOやgoogleで 常務の一言 というキーワードを入れると
トップに出てきます。
私もお客様とお話しするときに、「常務の一言」がホームページ上で
読めることを話すと、かなり多くのお客様がホームページを
見ていただけるようになりました。皆さんも是非宣伝してください。
特に第一事業部の皆さんに書きます。
今の状態をよく覚えていてください。
私は将来を悲観していません。仕事量は必ず復活します。
以前にも書きましたが、「世の中で一番さびしいことは仕事のない事です」
という言葉があります。人間、とかく「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
ものですが、仕事量が多くてあふれた時に、是非今の状態を思い出して
ほしいですね。
投稿者 president : 15:24 | コメント (2) | トラックバック
2004年12月 今年はどんな年でしたか?
今年もあと2日と少しで暮れます。
社員の皆さんにとって、今年は良い
年だったでしょうか?どんな変化がありましたか?
当社でもいろいろなことが変わりました。
プレカット機械の更新によって生産量が大幅にアップしましたし、
全ての事務所がブロードバンド化されて、電子メールが各事業所間で
飛び交うようになり、事務の効率が大幅にアップしました。
また、休憩所が「分煙」化され、当社で初めて禁煙の休憩所ができました。
私自身の仕事のやり方もかなり変わりました。
パソコンでfaxを受信するようになり、
外出先でfaxを見てお客様に回答できるようになりましたし、
社内に対して指示が出せるようになったことは、
お客様への反応を速くすることにつながり、
お客様の評価を得て、売上増に貢献しました。
カナダのバンクーバーでも会社で受信したfaxを見ていたのは
8月に書いた通りです。また、外出先でもfaxを送信できるようになりました。
電車での移動時間が有効に使えるようになったのはうれしかったです。
社用車もプリウスに変わり、1リッター当り20km以上走る燃費に
驚きました。「できるだけ環境に負荷をかけない」姿勢を訴えるのに
ふさわしい車ですね。お客様を乗せた時の注目度は抜群でした。
ただ、残念ながら当社のお客様(特に第一事業部のお客様)の業績悪化が
目立った年でもありました。第一事業部をはじめ、各事業部とも増収は
確保しましたが、来年のことを考えると決して楽観視できない情勢です。
では、来年はどんな年になるでしょうか?
皆さんご存知の通り、当社は創業100年を迎えます。これを契機に
いろいろな意味で代替わりをする年になります。
「代替わりをスムーズに進めること」これが来年の第一の課題です。
次に、既存のお客様だけでなく、今まで当社を知らなかった皆さんに
当社のお客様になっていただけるように、世の中に対して広く宣伝をして
当社の存在をもっと知っていただけるようにします。
具体的には、インターネットの検索エンジン(ヤフー、グーグル等)で
検索したときに当社の名前が上位に出るように当社のウェブサイトを
リニューアルします。もちろん、検索エンジンでただ集客しただけでは
売上につながらないので、お客様に買っていただける商品をウェブサイト
に掲載します。最初に考えているのは天然ワックスを塗った無垢の窓枠です。
以前書いた通り、私はインターネットの上で日記を書いています。
ウェブサイトを更新する準備として、毎日更新しています。
普段会社では言わないことも多く書いてありますので、
よかったら、見てください。
アドレスは http://plaza.rakuten.co.jp/wakuya/ です。
(グーグルで「本物大好き」というキーワードを入れるとトップに
出てきます)
そして、私だけでなく、社員の皆さんにも書いていただく機会ができます。
今までは給与の改定について、所属長と相談して決めていましたが、
来年からは最初に自己申告をしていただきます。
会社の中でどんなことをやりたいか、どんなことを目標にするか、
どんなことに気をつけて仕事をするか、毎年社員の皆さん全員に
書いていただこうと考えています。ただ仕事をするのではなく、
目標をもって仕事をして欲しいからです。また、皆さんの声を会社に
もっと反映させるため、皆さんにも書いていただこうと考えています。
今年一年間、「常務の一言」を読んでいただき、ありがとうございました。
来年も続けます。よろしくお願いします。
来る年が皆さんにとって良い年でありますように。
投稿者 president : 15:22 | コメント (0) | トラックバック
2004年11月 やめよう、ポケットハンド
いよいよ12月。師走がやってきます。
毎年書くことですが、12月に一番気をつけなければいけないのが
事故です。通勤時の交通事故には十分に気をつけてください。
また、工場構内でも事故のおきやすい月です。特にフォークリフトで
事故を起こすと重大事故につながります。12月は特別だという
気持ちで十分に安全確認をお願いします。
もう一つ気をつけてほしいのは火事です。
昨年は当社にとって火事の年でした。
昨年の夏、第一事業部の粉砕機から出た火事を忘れることはできません。
今年も空気が乾燥してきました。火の元には十分気をつけてください。
特にたばこの火に注意!指定場所以外での喫煙は厳禁です。部外者が
構内で喫煙しているのを見たら、直ちに注意して止めさせてください。
さて、寒くなると、ポケットに手を突っ込んだまま歩いているのを
街角でも、当社の社内でも良くみかけます。無意識のうちにポケットに
手を入れたまま歩く人も多いですね。
しかし、私はポケットに手を突っ込んだまま歩くのは大嫌いです。
まず、危険です。いざという時に手を出すのが遅れたために
事故につながる危険があります。
次に、会社の雰囲気を悪くします。ポケットに手を入れたまま歩いている
のを見て格好いいと思う人はいないでしょう。逆に、見苦しいと思う人は
多くいます。なぜなら、ポケットハンドは姿勢を悪くするからです。
最後に、歩くのが遅くなります。仕事のできる人は、皆歩くのが速い。
ポケットに手をいれたまま歩くのは、仕事のスピードを落とします。
では、どうしたらいいでしょうか?一つの提案ですが、
手袋をすれば手先を冷たくせずにすみます。
ポケットに手をいれたくなるのは手先が冷たくなるからですから、
社内や現場を歩くときには手袋をすれば、ポケットに
手をいれずに済むはずです。
以上の理由で、今年の冬から、当社の社内ではポケットハンドを
やめようではありませんか。皆さんのご協力をよろしくお願いします。
投稿者 president : 15:21 | コメント (0) | トラックバック
2004年10月 書かなきゃ、わからないよ。
突然ですが、あなたは電話が好きですか?それとも、嫌いですか?
私は電話があまり好きではありません。まず、自分の時間を不意に束縛
されます。そして、相手の時間を拘束してしまいます。さらに、言われた
ことを覚えていなければならないからです。
世の中には、何でも言って済ませようとする人がかなり多くいます。
逆に、何でも書かないと気が済まないという人もいますが、ごく少数派
ですね。私は何でも書かないと気が済まない性格です。
なぜなら、書いたことは伝わりますし、実行されますが、
言ったことは実行されないことが多くありますから。
うちの社内でも、得意先や仕入先に電話をかけて、相手が不在の場合、
電話に出た人に伝言を頼むケースを良く見かけます。一昔前は、新入社員に
電話のかけ方を教える場合に、相手が不在の場合は伝言をするようにという
教育をしていましたから、当然といえば当然ですが、あえて私は言いたい。
電話に出た人に伝言を頼むのは今の時代に合わなくなってきていると
思いませんか?
ただ、「電話をください」というのならまだわかりますが、
細かい用件まで相手に書かせるのは今の時代には合わないと思います。
言った方はそれで済むかもしれませんが、言われた方はそのために
仕事の手が止まってしまいます。
相手が不在なら、FAXか電子メールで連絡したほうが、直接相手に
伝わりますし、相手の社内に余計な手間をかけずに済みます。
電話では、たとえ携帯電話であっても、
相手が電話に出られる状態でなければ会話ができません。
誰でも、相手が電話中でなかなかつながらなくて
イライラしたことがあると思いますが、FAXや電子メールなら時間差が
あっても連絡がとれます。この点では電話よりもはるかに優れています。
また、FAXや電子メールなら自分の手元に記録が残りますので、
いつ誰に何を書いたかが記録として残ります。後で参照するのにも便利です。
「伝言ゲーム」(数人で伝言をリレーした時に、最初と最後では内容が断然
違ってしまうことが多いゲーム)も避けられます。文字で書けば、相手に
内容が違って伝わることがなくなります。
したがって、私はお客様や仕入先が不在の場合、「電話をください」以外の
伝言は一切しません。FAXか電子メールで送ることにしています。
外出時にも、ノートパソコンをPHSに接続して、電子メールやFAXを
相手先に送っています。
また、書くことは自分の意思をはっきりさせることにもなります。
私が毎月給料袋に自分で書いた文章を入れてもらっているのも、
「私はこう考えています」ということを社員および関係者、そしてその
ご家族に知ってほしいと考えて、毎月書いています。
なお、当社は、近日中にインターネットのウェブサイト(ホームページ)
を更新する予定です。その準備として、私はインターネットの上に日記を
書くことにしました。この原稿を書いている時点では
まだ日記を書いていませんが、少しずつ書いていくことにします。
その中で、自分の考えていることをもっと具体的に書きます。
コンサルタントの先生に言われたのですが、インターネットの上で商売を
するために必要なことは「情熱」だそうです。「情熱」の入った
文章を書いて、より多くのお客様にうちの会社を知っていただくために
準備を始めました。
なお、給料袋の中に入れる原稿については今まで通り継続します。
社員の皆さん、「書く」ことは「言う」よりも強いです。
「言いっぱなし」にならないためにも、連絡は「書いて」出すように
してください。よろしくお願いします。
投稿者 president : 15:20 | コメント (0) | トラックバック
2004年9月 大事なのは、積み上げていくこと。
今日は台風一過、良い天気になりました。
昨日より台風接近に備えて、プレカット工場に水が入らないように
対策を考えて実施してきましたが、今朝シャッターを開けてみたら
残念ながら工場内に水が入っていました。さきほど水をかき出して、
機械を動かしはじめたところです。
先週の集中豪雨では、プレカット工場に大量の水が入ってしまい、
機械を止めて水をかき出す羽目になってしまいました。排水溝から
水が逆流し、KLT本店の置場も水浸しになりました。
同じ失敗は二度繰り返すまいと考えて、台風接近に備えて対策を講じました。
排水路のドブさらい、17号側排水屋根の修理などを実施して、
これで工場内へ水が入ることはないだろうと期待していたのですが、
先週よりも降水量が多かったせいか、今日も水が入ってしまいました。
しかし、工場内に入った水の量は先週よりもかなり少なくなりました。
今日の台風に対して、もし何もしなかったら、おそらく先週よりも大きな
被害が出たでしょう。プレカットの機械が朝から稼動できなかったかも
しれません。1坪でも多く加工するためには、機械を止める時間は最小限に
とどめたい。工場に水が入ってしまったので私はがっかりしてしまいましたが、
それでも対策を講じなかったよりはよかったと思っています。
洪水との戦いは今に始まったことではありません。北本事業本部は
周囲から水が流れ込む地形になっていて、たびたび洪水にあってきました。
10年以上前のことになりますが、プレカット機械のモーターに水が
入ってしまって多額の修理代がかかったことがありました。
その後、津久井先生のご尽力もあり、工場構内に排水溝ができました。
排水溝は威力を発揮し、プレカット工場は以前のように土のうを積まなくても
すむようになりました。しかし、排水能力がまだ不足しているため、
今回のような大雨が降ると、排水溝から水が逆流して、KLT本店の置場に
水が出ますし、プレカット工場には水が入ってしまいます。
私は、洪水の後、泥水をかき出しながら、「今度大雨が来たときに
こんな思いをさせないためにはどうしたら良いだろうか」と考えていました。
しかし、洪水は一筋縄ではいきません。私がたてた対策をあざ笑うかのように
容赦なく工場内に流れ込んできます。また、プレカット工場だけではなく、
他の場所にも泥水が流れ込みます。雨漏りも多数あります。全部対策をとると
なると莫大な箇所数になるでしょう。
これに対して、私の考え方は、まずできるところから対策をとることです。
英語で ベター・ザン・ナッシング ということばがあります。
日本語に訳すと、「やらないよりまし」という訳になることが多いですが、
もう一つ意味があります。それは、「大事なことは、積み上げていくこと」
という意味です。
洪水のように問題が大きい場合、自分が行動を起こしても、
小さな波紋しか起きずに、自分の無力さを感じることがよくあります。
しかし、大事なことは少しずつ積み上げていくことではないでしょうか。
一つ一つの行動は小さなものであっても、積み上げていくことによって
状況は変えることができます。そう信じて、少しずつでも地道に対策を
すすめることが大事なことだと私は考えています。
「自分が行動しても何も変わらない」というのではなく、「ベター・ザン・
ナッシング」と自分に言い聞かせ、どうすれば今の状況が少しでも良くなる
だろうかと考えながら、毎日の仕事に取り組む姿勢があれば、将来に対して
希望を持てます。私はそうありたいと思いますし、社員の皆さんにも
そうあってほしいと願っています。
投稿者 president : 15:18 | コメント (0) | トラックバック
2004年8月 番外編 カナダ出張裏話
木村 司のカナダ出張裏話 2004年版
アクセスありがとうございます。
ここでは、木村 司が木材買い付けのために出張したときに書いたの旅行記を
アップしました。
特に木材業界の方で、バンクーバー近郊に買い付けに行く方には
役に立つと思います。
非常に長文ですので、気長に読んでいただければ幸いです。
2004年8月8日(日)
ことしもカナダへ行く時期がやってきた。
昨年はSARSの影響もあり、成田もさほど混まなかったが、
今年は海外脱出が最高らしいので、成田空港も大混雑を予想していた。
実際、京成上野駅から特急電車に乗ってみると、なんとガラガラ。
途中駅から結構乗ってきたけど、座れない人はいなかった。
いきなりちょっと拍子抜け。
さて、成田空港へ着いて、去年やりたかったけどできなかった
国際線自動チェックイン機を使ってみる。事前にJALのウェブサイトで
使い方を見ていたので、機械操作はとってもスムーズ。
あっという間にチェックインが終わってしまった。
チェックインの後、専用のカウンターで手荷物を預けて終了。
あまりにもあっけない。これは使える。次回からも是非使いたい。
しかしチェックイン機の利用客はとても少ない。10台くらい
並んでいたけど、故障しているのが3台くらい、使われているのが
3台くらいか。係員さんが暇そうだった。
その一方で、通常のチェックインカウンターは長蛇の列。
でも、昨年より少し多いかなというくらいだった。
もっと機械を宣伝したほうがいいんじゃないですか?日本航空さん。
チェックイン後、いつもの通りJCBサービスデスクへ行って
ショッピング&ダイニングパスポートをもらう。空港内レストランの割引券配布は
やめたそうだ。ただ、免税店の割引券だけは以前同様にもらえた。
もうひとつ、4FへあがってJALおみやげプラザへ行く。
別におみやげが買いたいのではない。インターネットで申し込んだ
海外旅行保険のガイドブックをもらうためだ。
実際行ってみると、それらしいことは何も書いていなかったが、
係員さんに聞くと、「東京海上ですね」と言われ、ガイドブックをもらった。
知らない人が行くにはちょっと勇気がいる場所だなと感じた。
改造社書店へ行ってプロジェクトXの本を買う。これで機内でも
あきずにすみそう。
出国審査をすませ、YAHOO!cafeで約一時間ネットサーフィンをする。
シアトル・モノレールが火事で止まっているのを知り、びっくり。
横浜高校は圧勝。西武ライオンズもなんとか勝ったのを知り、ほっとする。
いざ、機内へ。入った瞬間、「さむ!」の一言。
冷房が効きすぎていて、おまけに過乾燥なので、のどが大丈夫かと心配になる。
すぐマスクをして、乾燥に備える。
食事を出してもらった後、よく寝る。
2本映画をやったそうだが、全く見ずに寝る。
到着前の軽食が出た後、免税品のネクタイを買う。行きに買うのは初めて。
事前に予定していた黄色のネクタイがなく、ちょっと残念。
去年はSARS用に黄色い書類があったが、今年はなくなったようだ。
しかし、飛行機を降りた直後に今度はパスポートチェックがあって、
降りる通路でちょっと待たされた。
バンクーバーの入国審査は去年から1列行列方式になったので、
一昨年までのように並ぶ列で時間が違うことは少なくなった。
去年までは入国審査の係員に観光だと言っていたが、
今年からは「BUY CANADIAN LUMBER」とはっきり言ったら
無事通じた。今度からは本当のことを言おう。
荷物受け取りのターンテーブルもあっさり通過し、
外へ出てエアポーター(空港連絡バス)に乗る。
去年と違ってすぐにバスが来て乗れたのはいいが、
これまた「さむ!」と言いたくなるくらい寒かった。
機内で飲み残したエビアンを飲みながら市内へ。
去年よりも寄るホテルの数が増えていた。
サットンプレイス・ホテル・バンクーバーは最後に回ってくれた。
やはり空港からホテルまで約1時間かかった。
レセプションの見覚えがある日本人係員さんにチェックインを頼む。
時間が早かったが、空いている部屋を探してくれた。
朝食券をもらう。今年からは土日も朝食を営業するそうだ。よかった。
早速521号室に入る。
去年までの部屋より多少小さいが、それでもかなり大きな部屋。
今回の最大のポイント?である、パソコンを部屋にあるLANケーブルを使って
ホテルのLANに接続する。最初、設定が違っていて15分ほど接続できなかったが、
無事接続完了。一週間で約57ドルとのこと。高いなあ。でも、これで昨年までの
モデム接続環境よりも遥かに速い接続になったし、FAXを読むには必須だったから
接続できて本当にほっとする。とりあえず、着いた証としてホテルの部屋から見た
景色をデジカメで撮影し、会社に送った。
早速、昼食を食べて買い物をしようとスカイトレインに乗る。
スカイトレインは休日料金で、2ドル。メトロタウンまで約20分。
最初、ミレニアムラインの電車が来たので乗らなかったが、
考えてみたらエキスポラインとミレニアムラインが分かれるのは
メトロタウンよりもはるかに先なので、ミレニアムラインに乗ってもよかった。
メトロタウンへ行って、フードコートへ向かう。メトロタウンのフードコートなら
種類が多いだろうから、食べたいものがあるだろうと期待して行ったが、
メトロタウンは工事中で、去年の場所にはフードコートがなかった。
一番奥にフードコートを見つける。一通り見たが、列ができていた
「KOYA JAPAN」へ行って、テリヤキ・ビーフ・ウィズ・ミソ・スープを頼む。
約7ドル。目の前で肉とマッシュルームを焼いてくれた。テリヤキにマッシュルーム
が出てくるとは予想しなかったが、食べてみるとまずまず。
全部食べられたのだから、良しとしましょう。
味噌汁も日本のものとあまり変わらなかった。
昼食後、お目当てのセーブ・オン・フーズへ向かう。フードコートが一番奥になって
しまったので、端から端まで歩くことになり、とても遠い。
去年同様、ビーフジャーキーをおみやげ用に買う。でも、今年は日本に持ち込んで
大丈夫なのかな?ちょっと心配。
買い物を終え、再びスカイトレインでウォーターフロント駅へ。
不覚にもスカイトレインで寝てしまった。こちらの公共交通機関では寝ると危ないので
ちょっとヒヤリとした。混んでいたので大丈夫だったのだろう。
ウォーターフロント駅の近くにある、観光案内所へ。
シアトルの情報が欲しかったのだが、当たり前のことだったがバンクーバー周辺の
情報しかなかった。ハリウッド・ノース・マップ(映画、テレビがバンクーバーのどこで
撮影したか、映画名が書いてある地図)の2004年版が展示してあったが、
もらえなかった。
ホテルへ帰り、メールチェックをする。初めて㈱荒島商店の危機を知るが、
そう簡単につぶれるとは思えないが。
しばらく寝てから、再度買い物に出る。
パーディーズ・チョコレートのウェブサイトにはホテルから一番近いロブソン通りの店は
日曜日午後7時閉店と書いてあった。寝て起きたら午後7時を回っていたので、
やっていないと思いつつ、ロブソン通りのパーディーズへ。そうしたら、日曜日も
午後10時までやっていた。ウェブサイトに嘘をつかれた。
例年通り、たっぷりチョコレートを土産用に買う。
ハリウッド・ノース・マップがおいてあったので、入手する。
ロンドンドラッグの店頭からヴィックスドロップが消えていた。
セーブ・オン・フーズにはあったのに。安売りをしすぎたのか?
夕食は一番館で。鍋焼きうどんを頼むが、だいぶ待たされる。
こちらでは鍋焼きうどんのてんぷらを別に出してもらうことができる。
試してみたが、天ぷらは別にしてもらったほうがいいですね。
店内はほとんど日本語が聞こえてこない。あまり態度がよくないので
チップを払ってこなかった。というよりも現金精算の場合、チップの払い方が
よくわかっていなかった。一番館にあったバンクーバー新報をもらって帰る。
8月10日(月)晴れ とても暑い日(でも日本ほどではない)
インターネットで西武がダイエーに逆転勝ちしたのを見て、喜ぶ。
エース新垣の連勝を止めたのは大きい。
朝おきてホテルの1Fへ朝食を食べにいく。
昨日レセプションからシステムが変わったと言われたとおり、
入り口で朝食券を見せたら、いつもの通り奥へ案内され、明日からは
直接朝食の場所へ行っていいといわれた。
ウェイターさんも顔を覚えていてくれた。よかった。
テレビには「HOT」の大きな文字。今日の最高気温は35度!本当かな?
この分だと半袖でないとすごせない気候になりそう。予想外だなあ。
朝食後、ロンドンドラッグへ。今度はジョージアとグランビルの角にある
店へ行く。ヘアムースがなかったので小さいヘアムースを買う。3ドル。
やはりヴィックスドロップはなかった。
それからJCBプラザへ行って、念願のシアトル・コンパス(日本語情報誌)と
ウェット・ティッシュをもらう。これでシアトルへ行っても迷わないだろう。
APDが工場閉鎖になってしまった関係で、CSDのみの訪問になり、
時間が遅くなったので、リチャード野村さんが10時50分頃
ホテルに迎えに来てくれた。歩きで来たそうなので、
ハーバーエアーの発着所までタクシーに乗ろうといわれたが、
天気が良いし15分くらいなので歩くことにする。
ハーバーエアーにチェックインする。明日のチケットはと聞かれ、
一緒に買うと行ったら、一往復半のチケットをくれた。英語では3WAYと言うそうだ。
ハーバーエアーの待合室で待っていると、ウェアハウザーの大森さんから野村さんに
電話があり、ナナイモ到着が10分ほど遅れるので、ナナイモのハーバーエアー
オフィス前で待っていてほしいとのこと。
野村さんと別れて、ハーバーエアー(水上飛行機)に乗る。
約20分であっという間にナナイモへ。
桟橋に着き、ハーバーエアーのオフィス前で5分ほど待っていると、
ウェアハウザーの鈴木さんが階段を降りてきた。
階段を上がると、イヤホンマイクをした大森さんと長島さんが車に乗っていた。
早速週末の釣果を聞く。何と長島さんが40パウンドのサーモンを釣ったそうだ。
鈴木さんは1匹しか釣れず、不満そうだった。
車中で、長島さんが金曜日の入国時に入国審査でひっかかり、
2時間出られなかったことを知る。飛行機が1時間遅れたので、
合計3時間遅れとなり、予定していたWFP
(旧ドーマン)のナナイモ工場には
行けなかったとのこと。
長島さんと入国スケジュールをあわせておくんだったと後悔する。
大森さんの運転で昨年と同じPAGE POINT
INNへ。
行くときに国道1号線から曲がる交差点を見過ごしてしまい、少し戻った。
翌日も同じところを通ったが、はっきりいって曲がり角がわからなかった。
信号がないので、目印がない。対向車線からは広告看板があるのだが。
PAGE POINT INNでは、マックミランをやめたクレイ・サンダースがシェフを
やっていて、大森さんがフルコースをおまかせで頼んだとのこと。
去年とは違い、室内での昼食。天気は良いのだが、
蜂が多いので室内にしたそうだ。
PAGE POINT INNでCSDのマイクと合流。マイクはクレイから仕事を
教えてもらった間柄とのこと。
実際、コースが始まってみると、ステーキから魚からメインディッシュのまぐろ、
デザートのチョコレートケーキまで、とにかく手のかかった創作料理を出して
くれた。後で聞いたことだが、予約は当初4人分だったそうだ。直前に5人に
変えたそうで、さぞ料理を準備するのが大変だっただろう。クレイはすべての
料理が出たあと、普段着に着替えて席に来て、一緒にビールを飲んでいた。
(自分たちは飲んでいないが)フルコースの昼食に2時間かかった。
昼食後、一旦大森さんの宿泊先であるB&Bに寄ってから、
VADの斜め向かいにあるPLENKSというリマン工場へ行く。
この時、大森さんに日本からもってきた
お土産として讃岐うどんを渡す。大森さんは喜んでくれた。
45*105 KDを主力で作っている工場だが、3Mが多いとのこと。
モールディンググレードは売り切れ。BCクリアーのオファーをもらったが、
3Mが多いので値段を安く言ったら成約しなかった。
すぐ近くのCSDへ。
CSDは米松の工場になっているので、自分には見るものがない。
マイクと大森さん、鈴木さんが東京木材企業㈱さんのオークション用の米松を
長島さんに見せていた。
CSDでポロシャツをもらい、大森さんにヘリポートまで送ってもらって、
ヘリコプターでバンクーバーへ。
去年までの大きな8人乗りのヘリコプターではなく、6人乗りの小さな
ヘリコプターだった。助手席へ座るように言われて、助手席に乗る。
窓の開くヘリコプターは初めてだ。
風を受けながらヘリコプターに乗る。バンクーバーのヘリポートまで約20分。
いつもは進行方向横の窓から景色を見るが、前面全体に景色が広がるのは
本当に大迫力。おまけに運転手さんにいくらか風を入れてもらったので、
もっと迫力。ただ、そんなに怖くはなかった。行きのハーバーエアーのほうが
よく揺れたくらい。スタンレーパークの上を通ってヘリポートへ到着。
ヘリポートからホテルまで歩く。タクシーがいなかったので呼ぶより
歩いたほうが早いと判断した。スカイトレインのウォーターフロント駅ホームを
通り、ホテルへ。
夕食は鈴木さん、長島さんと3人でアルバーニ通りの上海楼。
3年連続で、ここで夕食を食べることになった。
例年通り、最後に卵炒飯をもらって終了。腹いっぱいたべた。
この夜はまったく寝られなかった。時差ぼけは2日目に一番出るものらしい。
しかたないので、九州朝日放送のウェブサイトにアクセスして西武-ダイエー戦を
インターネットラジオ放送で聞いていた。初回に西武が4点入れたところで
ほっとしてパソコンを消したが、まだ寝付かれず、3回表 西武5-2ダイエーと
いうところまで聞いた。翌朝結果を見たら、西武がダイエーに連勝していた。
8月11日(火)晴れ。30度くらい。
ホテルで朝食。昨日と違って、いきなり朝食の場所まで入っていけた。
AM8:00にハーバーエアーの待合室でWFPのライル・田坂と待ち合わせ。
ライル・田坂は日本語が話せないので、全部英語での会話となる。
ライルと一緒にハーバーエアーでナナイモへ。
ナナイモ到着後、レンタカーですぐそばのナナイモ工場へ。
昨年同様、生産担当のジョーがオフィスにいて出迎えてくれた。
早速ヤードへ。
125角のPremiumは37M3のオファーだったが、ライルはいつも
生産量の半数をオファーしているとのこと、全数では74M3あるので、
50M3に増やしてもらった。
125角のロイヤルも見せてもらったが、いつもの通りの品質。
工場に新しいエッジャー(製材機械)が入ったというので、見せてもらう。
木脇産業さんで見た機械に似ていて、コンピューターで最適な木取りを決定するとのこと。
ターシスからもってきたそうだ。歩留まりの上がりそうな、良い機械だった。
車でVADへ。VADの工場長に会って、FBM計算をやめてもらうように
依頼する。快諾を得て、ほっとする。FBMとの換算をしなくて済むのは嬉しい。
VADは前日見たPLENKSのすぐそばだし、やっていることも非常に近い。
ただ、VADの製品を見慣れているせいか、PLENKSの製品よりも良さそうな気がした。
VADの工場長(パット・シャノン)と一緒にPLENKSの隣にあるDNA(リマン工場)へ。
短尺を買わないかとパットから勧められたが、短尺を買ってしまってはアテの行き先が
なくなるので、断る。DNAではSHOP材から短尺のクリアーをとっていた。
やっている仕事の割に、人間が多すぎると感じたのは自分だけか?
また、未舗装の工場はカナダで初めて見た。大きな水溜りがあった。
ライル、パットと私の3人で昼食。HAIDA-WAY レストランに入る。
去年も、ショーンにつれて来てもらったので、チキンカレーを頼むのはわかったが、
クオーターオーダー(4分の1)を頼んだら笑われた。だって、ハーフオーダーでは
多すぎるのを知っているから、クオーターにしたのに。パットとライルは
ハーフオーダーを頼んでいた。ただ、チキンカレーはあまりおいしくなかった。
前日、大森さんがHAIDA-WAYのことを「あそこは味が落ちましたね。もう誰も
いきませんよ」と言っていた通りだった。来年はやっていないかもしれない。
VADでパットを降ろし、ナナイモに戻る。飛行機まで多少時間があるので、
もう一度ナナイモの置き場を見て、出荷待ちの製品を確認する。
95MMのKDフリッチとサイドカットの幅広が出荷待ちになっているのを見た。
どちらも欲しい製品だったのでよかった。
港に戻り、ハーバーエアーのオフィスで今日見た製品の契約をする。
意外にも無線LANが入っていた。ただ、一時間8ドルなので、使わなかったが。
再びハーバーエアーでバンクーバーに戻る。WFPの入っているBENTALL 1ビルの前
でライルと別れ、スカイトレインのバラード駅へ歩く。インターフォーの岩見さんに
電話をして、スコットロード駅まで来てもらうように依頼する。
バラード駅からスコットロード駅まで約40分。電車は結構混んでいた。
スコットロード駅でインターフォーの岩見さんの出迎えを受ける。すぐマッケンジーへ。
マッケンジー製材入り口の踏み切りで、貨車の通過のため10分待たされる。
マッケンジーでは現在生産中の6インチ、8インチ4分の3のフリッチを見る。
いつもの通り、品質はあまりよくない。
マッケンジーの置き場を見る。サイドカットは親会社のサウダーへの供給義務が
あるそうだ。
事務所でドン・ディメンズに会う。供給に不安はないからもっと栂を売ってくれと
言われる。カナダで木材を通信販売で売っているところはないかと聞くと、
すぐに調べてくれた。なんと、元MBKKの社長がやっている会社だそうだ。
3インチのBCクリアーKDがフレーザーにあると岩見さんが言ってくれたが、
フレーザーがみんな帰った後なので、金曜日に見せてもらう約束をする。
なお、長く世話になった岡本さんは胆石で会社には週2回程度しか出てきて
いないそうだ。11月で65歳になり、定年とのこと。もう半分引退モードだ
そうです。マリナーズのエドガー・マルチネスと一緒ですねと言ったら
岩見さんが笑ってくれた。
再びスカイトレインでバラード駅に戻る。
一旦ホテルに戻ってメールチェックをした後、WFPのオフィスへ。
このとき、㈱荒島商店の事業停止を知り、愕然とする。
15階のオフィスでライルの上司であるイェンス・ニラウセンに会う。
ジョーイ・及川や、いつも電話に出てくれるヴィクトリアにも会った。
WFPのオフィスは新しくてきれいだった。
夕食はライルと二人で私が事前に希望していたKEGステーキハウスへ。
去年は80年代のBGMがかかっていたが、今年は60年代のBGMが
かかっていた。昨年と同じ、ヒレステーキを頼む。ヒレを頼んだら、
牛肉で言うヒレは木材でいうクリアーと同じだとライルに言われた。
その通りだ。もっとも、私がヒレを頼んだ理由は、量が少ないからだ。
普通のステーキでは自分には食べきれないから。
ここで、事前に用意していたお土産をライルに渡す。
去年、ライルと一緒にKEGステーキハウスへ行ったとき、
「金太郎ラーメンが好きだ」と聞いていたので、熊本「黒亭」ラーメンをあげたら
よろこんでいた。ただ、ライルは独身なので、自分で作るらしく、
作り方を私に一生懸命聞いていた。
WFPはセールスを増やすとのこと。ただ、セールスを増やした場合でも、
当社はライルが担当したいという。理由は、ライルの担当がショップアンドベター
なので、安定的に購入する当社とのつきあいを大事にしたいそうだ。
それを聞いてほっとした。デザートのサンデーを二人でシェアしてくれた。
それでも多かったのには驚いた。ライルと別れ、ホテルへ。
この日も全く寝られなかった。さすがに寝る前にインターネットラジオを聞くのは
やめたが、やはり気になって朝4時半頃(日本時間午後8時半)から
ダイエー-西武戦を九州朝日放送のサイトで聞いていた。
結果は西武の3連勝。これでパリーグは面白くなった。
8月12日(水)晴れ
ホテルで朝食後、ウェアハウザーの渡部さんと朝7時半に待ち合わせ。
渡部さんの車で鈴木さん、長島さんと一緒にシアトルへ向かう。
渡部さんはカナダに住んで10年以上。奥さんはカナダ人とのこと。
とても丁寧な人で、親切だった。大森さんが仕事でいけなくなったため、
代わりに行くことになったが、シアトルは10年以上行っていなくて、
セーフコ・フィールドは初めてだそうだ。
本来なら鈴木さんが助手席に座るべきところだが、私が助手席に座るように
言われる。出発が早いせいか、国境がすいていた。3回目だが、10分で通れたのは
初めて。税関係員が親切なのにも驚いた。
フリーウェイで車線を間違えてしまって、予定より1つ奥の出口で
出ることになったが、大した距離ではなく、問題なし。
予定より早く、11時15分頃シアトルに着く。
セーフコ・フィールドの駐車場係員に「セーフコ・フィールド・ツアー」に参加するの
だが、駐車料はいくらかと聞いたら無料とのこと、指定された場所に車を止める。
早速マリナーズ・チーム・ストアへ。渡部さんは「叔父ばか」といいながら妹さんの
息子さんのために服を買っていた。長島さんと鈴木さんはサインしてもらうために
試合球を買っていた。
セーフコ・フィールドの前にある小さな店で食事。ピザを食べ、
アップルジュースを飲む。
いよいよセーフコ・フィールド・ツアーに参加。2年前と違い、参加者が少なかった。
2年前は集合場所であるマリナーズ・チーム・ストアの2階が人であふれて
大変だったが、今回は前回の半分くらいの人数しかいなかった。
日本人も少なく、15人くらいのグループで見学することになる。
ツアー内容は2年前とほぼ同じ。最初にグラウンドへ上がって、ベンチに入り、
写真を撮る。その後、ダイヤモンド・クラブ(バックネット裏の1階席の下にある
会員制クラブ)、インタビュールーム、へ。
ビジネス・スイート(企業用の貸し切り部屋)、
プレス・ボックス(報道関係者の部屋)などへ入れてもらう。
鈴木さんにとっては、2年前に撮った写真が盗難にあってしまったので
もう一度写真を撮るための雪辱戦。渡部さんと長島さんは初めてなので
面白そうにいろいろな場所で写真をとっていた。
ツアー終了後、いったんセーフコ・フィールドを出て、車でシアトルのダウンタウンへ。
なかなか駐車場が見つからず、パシフィック・プレイスの地下駐車場に止める。
シアトルのダウンタウンを歩き、パイク・マーケット・プレイスにあるスペイン
レストランで食事。階段を上った2階で、日差しが強いので屋内で食べようとしたが、
外の席へ案内され、外で食べることになる。ビーフを頼んだら、日曜日に
KOYAJAPANで食べたテリヤキみたいな食事だった。おいしかったが、
量が多すぎて3分の1くらい残す。
パイク・マーケット・プレイスの前にあるスターバックス1号店で渡部さんと一緒に
コーヒーを買う。私はトールサイズのカフェ・ラテ。渡部さんはミディアムサイズの
フラペチーノ。フラペチーノは冷たいコーヒーなので自分が飲むと腹をこわしそう。
海の見える市場横の公園でカフェ・ラテを飲みながら休む。海からの風がほんとうに
気持ちよい。
パシフィック・プレイスまで急な上り坂を歩き、車で宇和島屋へ。
例年通り、夕食用の弁当を買う。いなり寿司、太巻などを買うが、本当に日本のものと
変わらない味だ。渡部さんは新しくなった宇和島屋が初めてだそうで、日本食品の
品揃えに興奮していた。結局、中華三昧の広東味を箱で買っていた。
奥さんが喜ぶそうだ。
食品を買って、駐車場へ行くときに、鈴木さんが箸がないことに気づく。
あわてて自分がもう一度売場へ上がって箸をもらいにいくが、
日本と違ってレジに箸がない。
ラーメンを出してもらった店員に聞くと、サービスカウンターへ行けという。
サービスカウンターで箸がほしいといったら、余りものらしい箸をくれた。
再びセーフコ・フィールドへ。
去年同様、シーホークス・スタジアム(今月からクエストフィールドという名前になった)
の駐車場に車を止める。開場時間(試合開始2時間前)を少し過ぎていたので、
センターフィールドからスムーズに入る。早速サインをもらおうと、
1塁側ダッグアウトの上にできている列に並んだが、
今日は誰もサインをしにこなかった。うーん、残念。
今回の席は3階席の一番前。3階席は2階席よりも前にせり出しているので、すごく
怖かった。お客さんの入りが悪く、空席が目立った。7割から8割程度の入り。
セーフコで空席を見たのは初めてだった。
やはりマリナーズの弱さが影響しているのだろう。
試合はマリナーズが4対3でサヨナラ勝ち。それも同点の9回裏に
1塁走者がけん制悪送球で2塁に進み、3塁盗塁を試みたところ、キャッチャーが
悪送球をして本塁までかえるという変な終わり方だった。
途中、渡部さんがツインズの4番バッター モンローのファールボールを
ナイスキャッチ!ファールボールと証明書をもらった。すごくラッキーで渡部さんは
とても喜んでいた。
自分たちの後ろにいた女の子たちがエドガー・マルチネスのプラカードを掲げて
3回もスクリーンに映っていた。
帰りは駐車場から出るのに少し手間取ったが、新しい道ができていてスムーズに
5号線に乗ることができた。ドライブは順調で、1時半頃バンクーバーに帰る。
8月12日(木)
朝8時に元PFPの梁川さんが迎えに来る。梁川さんの車でサーレーへ。
なんとマニュアルのオープンカーだった。
梁川さんにもお土産として讃岐うどんを渡す。
梁川さんが手伝いをしている中国人と会う。セールスを担当している
カナダ人とも会った。BCクリアーのサイドカットを見たが、品質は良い。
Dクリアーのカットをするとき、オファーしてもらうことにする。
少し時間が余ったので梁川さんとスターバックスへ。
息子さんが独立して、今はリッジモンドのコンドミニアムに
二人で住んでいるとのこと。
梁川さんにスタッグへ送ってもらって、スタッグの置き場にある
休憩所で約30分待つ。
やがて阪和興業の関根さんと東京木材企業㈱の長島さんが到着。
ボートに乗って、バルサムの丸太を見に行く。同じ阪和の小谷野さんと合流。
品質は悪くないと思うが、ステイン(色違い)が多かった。
丸太の上を歩くので、ブーツを貸してもらったが、落ちそうで怖かった。
スタッグへ戻り、マーサとスポーツバーで昼食。マーサも関根さんもタバコを吸うので
屋外で昼を食べた。ガーデンバーガーを頼んだら、野菜と豆腐ハンバーグの
ハンバーガーだった。マーサに日本で地滑りがおきているが大丈夫かと言われる。
どこのことだかわからず、関根さんと二人で?マークだったが、
後で奈良県大塔村の地滑りと判明。
グレーディング前の105角をスタッグで見てから、デルタへ。
デルタで関根さんと別れ、阪和の金屋さんと合流。デルタの社長、ブライアンに会う。
ブライアンはあまり時間がなさそうだった。従業員と一緒にバーベキューをやり、
ブライアン自身が調理をするそうだ。
特に買うものはなく、金屋さんの運転でホテルに戻る。
ホテルの前の道が工事をしていて、道の反対側で降りることになった。
また、夕食の時間を後で連絡するという。こんなことは初めてだった。
夕食は私が以前行ったCIOPPINOというイタリアレストランをリクエストしたが、
そこが満席でマルセロというコマーシャル・ドライブにあるレストランで関根さん、
金屋さん、長島さん、私の4人で夕食。
うるさいし、きれいではないが、パスタがとてもおいしかった。
カナダで歯ごたえのあるパスタを食べたのは、ここが初めて。ピザもおいしかった。
コマーシャル・ドライブはリトル・イタリアンといわれるくらいのイタリア人街だそうだ。
治安は良くなさそうだった。
ここで関根さんのところにトーメンの豊田さんから電話がかかり、明日の時間を
確認する。関根さんの運転でホテルに戻る。途中、橋の上で検問があるが、
関根さんが一時間前に一杯ビールを飲んだといったらあっさり放免された。
ビール2杯まではいいそうだ。ホテルに帰り、メールチェックをしたら、
梁川さんからメールが入っていた。久しぶりに歯ごたえのあるうどんが食べられて
よかったと書いてあった。讃岐うどんを持ってきてよかった。就寝。
8月13日(金)
朝9時にトーメンの豊田さんにホテルに迎えに来てもらう。10分ほど豊田さんが
遅れた。まず、ACORNへ。米松の並物担当デイブ・キャシティと会って話をするが、
さして買いたいものはない。工場を少し見せてもらう。
昼食は5年連続で「とかち」へ。いつもの通りTODAY’S SPECIALを頼む。
今回は全部食べられた。体調が良い証拠だ。
昼食後、マッケンジーへ行って岩見さんに会う。マッケンジーで6インチと
8インチ4分の3のDクリアーを見る。3日前よりはかなりできた製品が増えていた。
材質はいつもの通りよりは少し良いように見えた。次にフレーザーへ向かうが
岩見さんが私に豊田さんの車ではなく、岩見さんの車に乗るように言う。
車内で、6インチを30M3、8インチ4分の3を10M3契約する。
(8インチ4分の3は名古屋の会社が買わない場合、全部当社に出すとのこと。
出しても最大20M3)
フレーザーで3インチのBCクリアーKDを見る。WFPの同じ品物よりはよさそう。
かえってから値段の相談をすることにする。もうひとつ、パネ協さん向けという板目の
33MM厚KDを見る。厳選したと岩見さんが言うだけあって、きれいだったが、
幅広の板目を割ると、間違いなく反りそう。私は興味がない。
フレーザーで岩見さんと別れて、チーム・ウッドの事務所へ行くが、時間が早すぎて
エドワードがいないと言う。そのため、S&RのAミルへ行って、カスタムカットを
見る。スプルスは量が少ないせいか、全部込みのMIXグレードになっていて、とても
買えない。栂も古いものがあり、買わなかった。
次にパトロー橋を渡って、KELFORへ。
米松の120角のユーティリティー(低級材)を見る。4Mのバンドルを一つ開けるが
あまり良いものではない。米松を検品するとヤニが手につくので、JCBプラザで
もらったウェット・ティッシュを出したら、豊田さんに驚かれた。
S&RのSミルに移動し、ヒバのカスタムカットを見る。1インチ半のサイドカット。
品質はまずまず。これもチーム・ウッドの製品だった。
再びチーム・ウッドの事務所へ戻る。午後4時半だったので、事務所にはエドワード
一人だけだった。なんとエドワードは釣りに行っていて、わざわざこのために
事務所へ戻ってきたのだった。
エドワードの案内で、倉庫の中にある短尺のピーラーのクリアーを見る。
会議室へ戻り、商談。倉庫で撮ったデジカメの写真をノートパソコンに映したら
豊田さんに「もう取り込んだのですか!」とまた驚かれた。
写真を見ながら商談。大きく割れているものもあったが、長島さんが買う。
ロッジポールパインのKDの板やホワイトスプルスのカットストックも買わないかと
言われるが、断る。
その前にSミルで見たヒバのサイドカットも長島さんが買う。
夕食は、4年前にも行ったことがある新端華(サン・スイ・ワー)という高級中華料理店へ。
総勢10人での食事となる。桑原木材さんや丸宇木材市売さんも一緒に食事をする。
カニとフライドライス(チャーハン)がうまかった。
8月14日(土)
いつものように朝食の場所へ行くと、今日は休みだという。
あれ、チェックインの時に聞いた説明と違うなとおもったら、
奥のいつもの場所ではなく、手前のレストランで食べろという。
手前のレストランに戻り、朝食券を見せたら、いつもとほぼ同じパンやシリアルの
テーブルがあり、そのテーブルから食べ物をとる場合には無料、奥のテーブルから
食べ物をとる場合には5ドル追加とのこと。平日よりもハムやチーズがある分、
少しだけ種類が多く、うれしかった。土曜日に朝外へ食べにいかなくて済むのは
ありがたい。
朝日新聞のウェブサイトで谷亮子と野村の金メダル獲得を知る。
西武は7連勝。結局カナダにいる間は全勝だった。
チェックアウトをして、朝9時にホテルを出てタクシーで空港へ。
長島さんが現金を大量に持っていたので、現金でホテルの代金を
払いたがっていたが、有無をいわさずクレジットカードでの支払いに
なってしまったとのこと。もう少し早く降りてくるんだったと後悔する。
空港ではまだチェックイン開始前だった。こんなことは初めてだ。
中華航空には長い列ができるが、日本航空の列は短かった。
それでも満席だそうだ。
空港のロッキー・マウンテン・チョコレートで少しお土産を買う。
1時間前にゲート前に着いたので、TELUS(カナダの通信会社)のHOTSPOT
(有料無線LANサービス)を1時間だけ契約し、メールチェックをして、
各ウェブサイトを見る。
高崎線のダイヤ改正で通勤快速が2往復だけ上尾と桶川に停車するのを知り、
驚く。快速アーバンの大幅減も残念だ。
帰りの機内で映画「シュレック2」を見る。
前作を3年前にシアトルのパシフィック・シアターで見たので、続編が見られて
とてもうれしかった。音楽も自分の知っている80年代のものが多く、
聞いていてとても懐かしかった。パシフィック・プレイスへ行った帰りに
シュレック2を見るというのにも、なにか不思議な縁を感じる。
成田空港で長島さんと別れ、帰宅。京成スカイライナーの切符を買おうとして、
財布の中身がカナダドルのままだったことに気づき、思わず窓口で
「え、日本円!」
と言ってしまう。パスネットをもっていたので、パスネットで入場し、ホームにある
スカイライナー特急券販売機で特急券を買って、事なきを得た。
今回、お土産の数が2つ足りなかった。来年行く場合は、お土産を余分にもって
いくことにする。
また、パブリック・マーケット(公設市場)にまだ行ったことがないので、
来年行ってみたい。バンクーバーで増えてきた韓国の焼肉にも行ってみたい。
投稿者 president : 15:15 | コメント (0) | トラックバック
2004年8月 パソコンを持っていってよかった。
今年も8月8日から15日まで、カナダへ一週間行ってきました。
毎年8月はカナダのことを書いていますが、
今年はカナダに初めてノートパソコンをもっていきました。
結果として、ノートパソコンは大変役に立ちました。
今回は、カナダでノートパソコンをどのように使っていたかについて書きます。
今までも、会社との連絡を電子メールでするために
小さな端末を持っていっていましたが、
今回、ノートパソコンを持っていこうと考えた一番の理由は、
会社に届いたFAXをカナダで読むためです。
通常、外出時にはFAXの内容を電子メールで自分あてに転送して、
外出先で電子メールを受信し、FAXの内容を読んでいますが、
カナダでも会社に届いたFAXを読むことができるといいなと考えて、
今回試してみました。
バンクーバーに着いて、早速ホテルの部屋に設置されている端子に
ケーブルを差し込みました。LANを一週間使う契約をして、無事接続終了。
電子メールをチェックし、毎日事業本部の事務所に来たFAXを
全部読むことができました。
帰国後、自分の机に置いてあるFAXの山を見ましたが、
全て一度見たことのあるFAXだったので、
とどこおることなく仕事をたちあげることができました。
「浦島太郎」状態にならずにすんだのは、本当に有難かったです。
カナダに着いてからも、現地のメーカーや商社の担当者と
電子メールで連絡をとっていました。
その結果、一週間ホテルに滞在しましたが、
ホテルの部屋には一度も電話がかかってきませんでした。
商談にも活躍しました。製材工場へ行って、
デジタルカメラで材料の写真を撮り、
撮った写真をパソコンに写しながら、
会議室で商談をすすめることができました。
商談をすすめるときに、「あの材料、どんな材料だったっけ?」
ということがよくあるのですが、
写真を見ながら商談をすすめたので、商談がスムーズにすすみました。
今回、初めての試みとして、カナダで撮った写真を何枚か
電子メールに添付して数人の社員の皆さんあてに送りました。
カナダへ行く前にアドバイスをもらったこともあり、
せっかく会社の費用でカナダへ飛んだのだから、
少しでも多くの人にカナダの雰囲気を味わってもらえればと思い、
ヘリコプターの上から撮影した写真などを送りました。
これもノートパソコンがあったからできたことです。
また、毎日日本の新聞社のウェブサイト(朝日新聞など)を
見ていましたので、日本情報には全く不自由しませんでした。
入手した日本情報は話題のネタとして、カナダのメーカーさんや
商社さんとの会食の場にノートパソコンを持ち込んで、相手に見せました。
カナダに着いて2、3日は時差ぼけがあり、
夜なかなか寝ることができないのですが、
寝られない夜はインターネットラジオで
ダイエー-西武のナイトゲーム中継を聞くことができました。
メジャーリーグ観戦にもパソコンが活躍しました。
シアトル・マリナーズの公式サイトで観戦当日の先発投手や
イチローのデータ、マリナーズの戦績(今年は不振ですが)がわかりました。
空港でもパソコンが活躍しました。
バンクーバー空港には無線LANが設置されていて、
飛行機に乗る搭乗口の横にある待合室で
インターネットに接続することができます。
従って、飛行機に乗る直前までメールや、
日本の情報をチェックしていました。
帰りの飛行機の機内で日本の新聞を配っていましたが、
インターネットよりも一日情報が古いので、
読む気になりませんでした。
以上、カナダでのノートパソコンの使い方について書きましたが、
大事なことは目的意識をもって、
「何に使うか」「どう使うか」を考えることではないでしょうか。
読んでいただければわかりますが、
ノートパソコンが使えるのと使えないのとでは大きな差があります。
これからの時代、「使える人」と「使えない人」とでは、
もっと大きな差がつくと思います。
皆さんは、是非「使える」側になってください。
なお、カナダ出張の詳細については、
毎年恒例の裏話(今年は拡大版です)を別に書きましたので、
裏話を読みたい人は私あてに連絡ください。
A4判で15枚あります。
一人でも多くの人に読んでもらえればうれしいです。
投稿者 president : 15:13 | コメント (0) | トラックバック
2004年7月 声をあげなければ始まらない
先日、昼休みにある社員さんから
「工場手配用のチェック表がわかりにくい。
こうすればわかりやすくなると思いますが」という話が出ました。
実際、指摘された通りだと思ったので、
「それは良い提案ですから、書類を作った本人に直接言って、
改善してもらってください」と私がいったところ、
「言うと余計なことを言われるので言いたくないのですが」
という反応が返ってきました。
私はこれを聞いて思ったのですが、「こうなったらいいのにな」
と思っていても、実際に言わなかったために
そのままになっているケースが案外多いのではないでしょうか?
これではどんな良い提案があっても、会社は良くなりません。
先月、「人を馬鹿にしていませんか」という題で書きましたが、
意図的であっても、意図的でなくても、
人を馬鹿にした態度が良くないのは、信頼関係を損なうからです。
人に馬鹿にされて良い気分であるわけがありません。
言う側と言われる側に信頼関係ができていないために、
必要なことが言えないのは会社にとってマイナスです。
すぐに改善しなければなりません。
では、どうしたら良いでしょうか?
私は、普段からものが言いやすい関係をつくることが
大事だと考えています。
当たり前のことですが、毎日挨拶をすること。
挨拶をして返事が返ってくることがまず最低の条件でしょう。
次に、聞く耳をもつこと。自分の話を聞いてもらう前に、
まず人の話を聞くこと。相手が自分の話を聞いてもらえると思えば、
自分が話すことも相手に聞いてもらえるようになります。
そして、声をあげること。本当に会社のためになることで、
自分が「こうなったらいいのにな」と思うことは
遠慮なく言ってみることです。
その結果、予期せぬ反発を受けることもあるでしょう。
また、言った通りにならないこともあるでしょう。
しかし、声をあげないことには始まりません。
今の時代、一度で変わらないことでも、
何度か言うことによって変わることもあります。
本当に自分が必要だと思うならば、
何度でも言ってみることが必要ではないでしょうか。
私は、「常務の一言」で私なりに「こうなったらいいのにな」と思うことを
書いてきました。その結果、会社の中でさまざまなことが変わりました。
一番驚いたのは、幹部の皆さんの間で携帯メールが
使われるようになったことです。
この人はとても携帯メールに縁がないだろうな(失礼!)と
思っていた人も今や携帯メールの達人になってしまいました。
業務連絡のスピードアップに大きく貢献していますね。
また、社員の皆さんからの提案で改善されたことも多数ありました。
北本事業本部の通路の屋根、固定棚、蛍光灯の設置、ゲートの移動、
排水溝への木炭投入、夏場の西日避け用タルキカーテンの設置、
事務所の中では電子付箋紙(ペタろう)の導入、
電子メールチェッカーの設置、電気ポットの更新など
数え上げたらキリがありません。その恩恵を受けた人も多いでしょう。
社員の皆さん、会社にとってプラスだと思うことに関しては
遠慮なく声をあげてください。
また、普段から声をあげられる関係を社内で作ってください。
自分が提案したことで会社が変わるのはとても楽しいものです。
よろしくお願いします。
投稿者 president : 15:10 | コメント (0) | トラックバック
2004年6月 人を馬鹿にしていませんか?
タイトルを見て、そんなことないよと思った人も多いでしょう。
意図的に人を馬鹿にする人もいますが、それは論外です。
そのことをこの場で書きたいのではありません。
無意識のうちに人を馬鹿にしていることがありませんか?
というのが今回のテーマです。
現代はとにかく流れの速い時代です。
特に、電気製品や車の進化は本当にすごいです。
私は、社用車とパソコンを最近買い換えましたが、
以前使っていたものとのあまりの違いにただ驚くばかりです。
10年前と比べてみて、便利になったなと思うことがとても多いですね。
しかし、流れが速いということは、いいことばかりではありません。
一人当たりの処理量が増えますし、落ち着いて待つことのできる時間が
短くなります。みなさんは携帯電話をかけた相手が話し中などで、
なかなかつながらなくてイライラしてしまったことがありませんか?
私は、携帯電話が世の中を短気にしてしまったと思います。
また、一人当たりの処理量が増えた結果、当然するべき連絡がされなかっ
たり、ミスをしたり、いろいろなことが発生します。
今のスピード化時代においては、相手が待ってくれる時間は本当に短いです。
返事がこなかったり、当然すべき連絡がされなかったりすると
馬鹿にされたと思います。
もしお客様が馬鹿にされたと思えば、二度と買って頂けないことになります。
意識的に馬鹿にするのはもってのほかですが、
無意識のうちに相手を馬鹿にしているケースは、返事が遅いこと以外にも
意外と多いものです。
例えば、
「この材料は10mm短いけれど、余長があるだろうから何とかなるだろう」
「この材料は多少曲がり気味だけれど、大工さんが何とか使ってくれるだろう」
「定時までもう少しだから、掃除をして、定時まで待っていよう」
これらは、無意識のうちに相手を馬鹿にしています。
前2者は、その材料を使う大工さんを馬鹿にしていますし、
3番目の考え方は一生懸命仕事を定時まで、
あるいは定時以降もやろうとしている社員を
馬鹿にしています。(当社の社員には、人が見ていても、見ていなくても、
本当に陰ひなたなく、一生懸命働いている人がいます。その人たちには、
心の底からありがとうと言いたい。)
前にも書きましたが、私は正直者が馬鹿をみる会社にはしたくありません。
無意識のうちに周囲を馬鹿にする行為は直ちにやめてほしいですね。
しかし、これからの時代、もっと変化が速くなるのはほぼ間違いないでしょう。
ということは、無意識のうちに相手を馬鹿にしてしまうケースも
今よりも増えるのではないでしょうか。
では、変化の速い時代にどうしたらよりよい毎日が送れるか?
まずはとりあえず相手に対して返事をしてしまうことです。
私は、外出先でもお客様から頂いたfaxを見ています。外出先から
返事をすることも少なくありません。その場で実際の処理ができれば
いいですが、できない場合は翌日の早朝に処理をすることにしています。
それでも、無意識のうちに相手を馬鹿にしてしまうことは残念ながら
あります。相手を馬鹿にしてしまったことがわかったら、できるだけ早く
相手に謝罪すること、相手に対して一生懸命やりますという姿勢を
はっきりと見せること、それがやるべきことではないでしょうか。
全てのお客様を満足させることは大変難しいですし、むしろ不可能に近いと
思います。それでも、まず一生懸命やりますという姿勢を見せることが
相手の評価につながりますし、仕事を続ける方向に向けることができます。
今期は鉄骨の高騰などで建築費が上がっている関係上、仕事量の確保が
大変難しくなっています。そんな中で生き残っていくためには、周囲に対して
気を遣い、一生懸命仕事をする社員がどれだけ多くいるかが勝負を分けると
考えています。宜しくお願いします。
投稿者 president : 15:08 | コメント (0) | トラックバック
2004年5月 「段取り」が大事
いきなりですが、生命保険のCMソングで
「♪よーく考えよう~、お金は大事だよ~」という歌を皆さんご存知ですか?
これをうちの会社の仕事に置き換えてみれば、
「♪よーく考えよう~、段取り大事だよ~」ということになります。
どんな仕事においても、事前の段取りができているのと出来ていないのとでは
仕事の効率に大きな差が出ます。事前の段取りができていなかったがために、
仕事のやり直しになってしまった経験をした人も多いでしょう。
毎日、第一事業部のお客様と話していて感じるのですが、
「とにかく現場の段取りが下手になった」とお客様からお話をいただくことが
随分増えました。そのために、毎日同じ現場に少しずつ佐川急便で材料を
送ることが増えましたし、急な変更や中止が多くなりました。
そのために当社の工場内が振り回されることも数多くあります。
当社の社内においても、残念ながら段取りができていないがために
仕事のやり直しをしているケースが多く見受けられます。仕事のやり直しは
やっている本人も気分の悪いものですし、指示するほうも気分の悪いものです。
段取りが下手になった一番の原因は、現場の工期が短くなったことです。
今までよりも短い時間で同じ仕事をやらなければならない、そうすると、
段取りをする時間をとらない。そのために段取りが下手になり、
当社のお客様が迷惑するという図式です。
では、どうしたら「段取り」ができて、効率の良い仕事ができるでしょうか?
私は、段取りにもっと時間をかけることを皆さんに提案します。
特に、始業前に時間をとることが大事です。
毎朝出勤して、始業前に自分の職場へ行き、その日の仕事の段取りを
している人と、就業時間が始まってから自分の職場へ行って、今日の仕事を
初めて見るのとでは、かなりの差があります。変化の激しい現代において、
前の日の終業時間と、次の日の始業時間の間に仕事の状況が変わってしまう
ことは日常茶飯事です。それなのに、始業時間が始まってからその日の
仕事を考えるようでは、変化に対応できずに取り残されてしまいます。
もちろん、現在でも毎朝始業前に職場へ行き、その日の仕事を考えて
くれている社員も少なからずいます。その人たちに、私は心から拍手を
送りたいと思います。
皆さんご存知の通り、私はだいたい朝5時頃から出勤しています。
その理由の一つは、段取りに時間をかけて、仕事のやり直しを
できるだけなくすことです。始業時間前に事務所の環境を整えて、
仕事のしやすい環境をつくるためでもあります。
(私は、作業環境をつくるのも段取りのうちだと考えています)
社員の皆さん、段取りは大事です。毎朝始業前に段取りを考える時間を
とってください。全員が段取りを考えて仕事をするようになれば、
スムーズに仕事が進められて、良い仕事ができます。
良い仕事を積み重ねれば、よい会社に出来ます。宜しくお願いします。
投稿者 president : 15:07 | コメント (0) | トラックバック
2004年4月 成長できる会社の条件とは
今日で55期が終わりました。
先月も書きましたが、55期は第一事業部、第二事業部、山林部の3部門とも
増収になりそうです。会社の方向として、増収になって拡大していく方向に
なるか、それとも減収になって縮小していく方向になるのとでは、
毎日働く上で気持ちの上に大きな差が出ます。
私としては、何としても第一事業部を前年比増収にしたかったので、
増収になって本当によかったと心の底から感じています。
ただ、55期が増収になったからと言って、5月1日から始まる56期が
必ず増収になるとは限りません。第二事業部には新しいプレカット機械が
動き始めるという大きな材料がありますので、これを売上増につなげるべく
活動するのですが、山林部にはこれといった大きな材料がまだありません。
ですが、世の中の底流に「無垢志向」がほんのわずかですが見えるように
なりましたので、是非その流れに乗りたいと考えています。
私は、新建材でなく、無垢の木材を住宅に使うことが、大げさに言うと
社会正義だと信じています。雑誌「日経ホームビルダー」によると、
プラスチックシート貼りの建材は、産業廃棄物処理業者から
嫌われる建築材料の第1位です。
理由は、シートをはがすのに手間とコストがかかりすぎるからです。
手間とコストがかかるということは、不法投棄される原因にもなりかねません。
これからの時代、環境に負荷をかける(=迷惑をかける)建材を使うことは
次の世代に対して重荷を背負わせることになってしまいます。
できるだけ環境に負荷をかけない材料を使っていただくよう、
日常の営業活動の中で訴えることが必要です。また、当社の営業活動に
おいても、できるだけ環境に負荷をかけない仕事のやり方を考えて行動する
ことが、一人一人のモラルを向上させて、会社を成長させることにつながり
ます。どのようにすれば環境に負荷をかけずに営業活動ができるか、
社員の皆さん一人一人がこの連休中に考えてみてください。
私の考えた一例をあげます。
来月、私の社用車が10年半ぶりに変わることになりました。
今度の車はハイブリッド車と言って、ガソリンと電気の両方で走る車です。
燃費は従来の車の約3分の1だそうです。
以前から、社用車を買い替えるならハイブリッド車だと思っていましたが、
現在の社用車に故障が相次ぎ、車を買い換えることになりました。
乗用車選びは乗る人の個性が出ると言います。車を見れば、その人の考え方が
だいたいわかるとも言われます。私は、社用車をハイブリッド車にすることで
「できるだけ環境に負荷をかけない」という会社の姿勢を打ち出しますので
宜しくお願いします。
投稿者 president : 15:06 | コメント (0) | トラックバック
2004年3月 捨てる神あれば、拾う神あり。
第55期も来月で終わります。
各事業部の中で、今期は第一事業部だけが
前年比減収だったのですが、2,3月の売上が予想に反して前年よりも
かなり多かったので、3月末の時点で第一事業部も前年同期比増収に
なりました。従って、全部の事業部が前年比増収になりそうです。
例年、各事業部とも12月がピークになるのですが、今年に限り、
例年のパターンが当てはまりません。第一事業部では例年暇になるはずの
2月が、結果として今期の中で一番売上の多い月になりました。
暇になるはずだったので社員旅行を2月にしたのですが・・・。
ただ、プレカット機械の更新がありますので、新しい機械の償却を考えると、
残念ながら今期は大幅減益の見込みです。
仕事が多いときには、お客様から注文をうけた材料だけを取って、
残った材料のことは後回しにすることがよくあります。
製材するものだけでなく、既製品の場合でも同じように、良いものだけを
取り出して、残った材料のことを後回しにすることがよくあります。
その結果、管理されていない残材が大量に発生し、工場内の置き場を埋めて
しまい、結果として置き場を狭くしてしまいます。
残った材料をきちんと管理して、製品として出荷できるかどうか。
これこそが、当社が利益の出る会社になるか、損をする会社になるかの
分かれ目です。
「捨てる神あれば、拾う神あり」という言葉があります。
目的の材料を取った残りを、ただ捨てるのではなく、製材して一つ下の
サイズの材料として使うのもいいでしょうし、長さをカットして
コマ材として使うのもいいでしょう。ただ残材として二束三文で
処理してしまうだけでなく、利用方法をもっと考えてみてください。
工場だけではありません。事務所の中も同じです。
パソコンやFAXを使うと大量の紙を消費します。
お客様から頂いた書類が棚を埋め、必要な書類が机の上や棚の上に
あふれて、事務所内部を乱雑にします。
事務所の中においても、時間がたって不要になった書類を、工場内の
手配に使うなどして再利用すれば、新しい紙の消費を減らすことが
でき、棚のスペースをあけることができます。
第一事業部では、保存期限を2年と決めて、2年経過した書類は
社内用に裏を再利用することにしました。
私は、「拾う神」でありたいと常に考えています。
毎日の仕事の中でゴミや残材は必ず発生します。
残材やゴミの発生を抑えるには、常に何が残るかを考えて仕事を
することが必要です。残った材料を何に使うか常に考えてください。
そうすれば、いろいろな注文が来たときに、「あれを使おう」という
発想が出てきます。この発想が出るようになれば、「拾う神」の
仲間入りです。会社の中に「拾う神」が多くなれば、工場は自然と
きれいになります。きれいな工場は精神衛生上大変良いものですし、
業績の向上にもつながります。
事務所の中においても同じです。書類を扱うときは、裏をいずれ再利用
すると考えて書類を扱ってください。書類の再利用ができれば、
ゴミの量を減らすことができます。
もう一度書きます。
是非、一人でも多く、「拾う神」になってください。
宜しくお願いします。
投稿者 president : 15:05 | コメント (0) | トラックバック
2004年2月 レベルの高かった社員旅行
私は今、社員旅行が終わってほっとしています。
一昨年の秋から昨年春にかけて、特に第一事業部と総務部は
JASの申請書類をつくるために、残業続きの日々が続きました。
私は、残業をしている社員の皆さんに
「JASがとれたら、指宿へ行って、砂風呂に入ろう」と良く言ったものでした。
それが今回実現できたことがまずうれしかったです。
今回は、砂風呂体験が主な目的でしたが、
それだけではなく、都城の木脇産業さんを見学できたこと、
また、知覧の特攻平和会館を見学したこと、
NHKのプロジェクトX(竜ヶ水の土石流災害)を見て、
災害現場を通ったこと、など私にとって一生印象に残る旅行となりました。
皆さんにとって、社員旅行は社内最大の行事であり、
一番楽しみにしている存在だろうと思います。
「行くからには思い切り楽しもう」という社長のお言葉がありましたが、
その通り、大いに楽しんでもらえたのではないでしょうか。
私の社員旅行についての考え方は、
ただ物見遊山で楽しかったというだけではなく、
何か体験できるもの、また、印象に残るものが必要だと考えています。
社員旅行の内容を濃くすることが、
皆さんが毎月している旅行積立を価値あるものにしますし、
「旅行は楽しかったなあ、次回もまた行きたいなあ」
という気持ちになる人が多ければ、
毎日の仕事にも必ず好影響が出ると期待しています。
今回、初めての試みとして、旅行中に撮影したビデオを
北本事業本部で昼休みに放映しました。
本来、帰りのバスの中で放映する予定だったのですが、
私が接続コードを忘れたために放映できなかったので、
その代わりに北本事業本部で放映しました。
実際には、旅行に参加できなかった皆さんにも見てもらえて、
かえって良かったようですね。帰った後も楽しめるというのはいいですね。
次回からも旅行後には会社でビデオを放映します。
今回、準備に当たってくれた総務部の皆さん、
また、幹事であった埼北店の皆さん、本当にご苦労さまでした。
これだけレベルの高い旅行ができたのも皆さんのおかげです。
次回、このレベルをより高くするのは大変かもしれませんが、
山林部の皆さん、宜しくお願いします。
なお、今回の旅行についての感想を電子メールで
送っていただけるとありがたいです。
電子メールアドレスkimuramokuzai@nifty.com まで送ってください。
手書きでも結構です。次回の社員旅行をよりよいものにするために、
ここが良かった、これは変えたほうがいいなど、
ご遠慮なく感想をお寄せください。
感想を寄せてもらった人には御礼として、
私が書いた「社員旅行裏話」をお送りします。
投稿者 president : 14:47 | コメント (0) | トラックバック
2004年1月 「分煙」しましょう。
今週日曜日、私は横浜市内のホテルで行われた、あるお客様の
安全大会に出席しました。
そのホテルはロビーが吹き抜けになっているため、
ロビーが禁煙になっており、そのかわりに宴会場の各テーブルに
灰皿が置いてありました。安全大会には約300人が出席したのですが、
出席者の多くが宴会場の中で喫煙したため、部屋全体に煙が充満して
しまいました。会場では特に禁煙席が設けられておらず、
私の隣でも職人さんが喫煙していて、煙たい思いをしました。
私は、帰りの電車の中で考えました。
「待てよ、うちの会社の中でも、今日の私と同じように毎日煙たい思いを
している社員がいるんじゃないか?」
北本事業本部の休憩所や山林部事務所へ行くと、
たばこの煙が充満しているのを見かけます。
喫煙者にとっては気にならないでしょうが、
たばこを吸わない人にとっては、かなり煙たい空気です。
昨年5月1日に、健康増進法という法律が施行されました。その中に、
第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、
百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する
施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又は
これに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)
を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。
という条文があります。
喫煙者が自分で吸う主流煙よりも、他の人が吸う副流煙のほうが
何倍から何十倍もの化学物質が入っていることが知られています。
そのため、非喫煙者が副流煙を吸わずにすむように、対策を考えなさい
というのが法律の趣旨です。
健康増進法ができてから、禁煙の場所が広がってきました。
事業本部がある北本市は、昨年8月から市役所庁舎をはじめとした
公共施設を全面禁煙にしました。いままであった喫煙コーナーは撤去され、
喫煙は全て建物の外ですることになりました。
また、JR東日本も禁煙車の割合を増やしました。3月からは、
朝のラッシュ時間は喫煙所であっても全面禁煙、喫煙所も全てホームの端に
移動して、非喫煙者が煙を吸わないようにするそうです。
世の中の禁煙意識が高まってきたため、健康増進法ができたのですが、
当社としても受動喫煙を防ぐための対策をしなければ、時代に取り残されます。
私の考えでは、休憩所が複数ある場合には、どちらかを禁煙にして
非喫煙者が煙を吸わずに休憩できるようにしたいと考えています。
各部署でも、受動喫煙を防ぐための対策を考えてみてください。
よろしくお願いします。
投稿者 president : 14:40 | コメント (0) | トラックバック
2003年12月 今年、何か新しいことありましたか?
今年はいろいろなことがありました。
何度も書くようですが、一番大きな出来事は火事があったことでした。
事業本部でも、山林部の伐採現場でも火事がありました。
今年は「火事の年」として記憶される年になってしまいましたが、
事業本部においても、山林部においても、二度と火事を出さないという
姿勢で、来年以降は臨みます。そのために、粉砕機の火災対策には
万全を期しました。
来年以降、粉砕機の増設が予定されています。
今年、火災対策をしておいてよかったと思える形になるよう、
マスの掃除など、火災対策にみなさん協力してください。
さて、従業員の皆さん、今年1年間仕事をしてきた中で、
何か新しいことがありましたか?
十年一昔という言葉がありますが、変化の激しい現代においては
「一年一昔」と言っても過言ではないでしょう。
木材業界は他の業界に比べて、変化の少ない業界だとは思いますが、
十年一日のごとく同じ仕事を続けているだけでは、変化への対応に
遅れをとってしまいます。
この年末年始休暇の間に、今年何か新しいことがあったかどうか、
自分の一年間の仕事を振り返ってみてください。
たくさん新しいことがあった人もいるでしょうし、
何も新しいことがなかった人もいるでしょう。
もし、何もないようでしたら、
残念ながら今年は進歩しなかったということですので、
来年は仕事の中で、どんな小さなことでもいいですから
何か新しいことがあるようにしてください。
さて、来年はどんな新しいことが待っているでしょうか?
大きな予定として、まずプレカット機械の更新があります。
加工能力が大幅にアップし、精度が向上します
機械の更新が第2事業部全体の売上増につながることを期待しています。
当社事業本部に、いよいよ光ファイバーのブロードバンドが入ります。
現在事務所の中だけのネットワークになっているものが、
プレカット事務所も含めたネットワークになります。
現在事務所内だけで使っている電子付箋紙がプレカット事務所まで
使えるようになり、今までより連絡がしやすくなります。
将来は工場構内までパソコンのネットワークを拡げる予定です。
工場構内にパソコンを設置して、事務所と工場との間で連絡が
できるようにしたいと考えています。
埼北店、山林部事務所もADSLを導入して、ブロードバンド化します。
全て常時接続になりますので、各個人の携帯電話と事務所の間で
電子メールのやりとりができるようになります。
また、感熱ロールのFAXは廃止して、全て普通紙のFAXになります。
コピーをとるためにセブンイレブンへ行く必要がなくなります。
会社では、上記の新しいことを予定しています。
これは、変化に対応するために、必要なことだと考えているからです。
ひとつ、私から従業員の皆さんにお願いがあるのですが、
年末年始の休みの間に、2004年の目標を考えてみてください。
お正月は一年に一度新しい気持ちになれる、よい機会です。
私は、目標を決めたら自分の中で思っているだけではなくて
人に公言することにしています。紙に書くのもいいですし、
家族に言うというのも良い方法です。
そうすると、必然的にやらなければならなくなりますから。
2004年の年末には、仕事上でこういう新しいことがあったと
全員が書けるようにしましょう。
今年一年間、「常務の一言」を読んでいただき、ありがとうございました。
みなさん、よいお年を。
投稿者 president : 14:38 | コメント (0) | トラックバック
2003年11月 12月を制する者は1年を制す
毎年書くことですが、私は12月について特別な感情をもっています。
一番の理由は、1年間で一番売上が多い月が12月だからです。
12月に多くの売上をあげられれば、その期の決算にかなりの良い影響が出ます。
マンションの大半は4月の新学期に合わせるために、3月入居になっています。
そのため、木工事のピークは12月~1月になります。
従って、12月が仕事量のピークになるわけです。
しかし、最近では木材の代わりにLVLや軽量鉄骨、
プラスチックシート貼りの材料を使うために、
当社の主力である無垢材の造作材の仕事が減ってきています。
それでも、12月はかなりの仕事量が予想されています。
最近、第一事業部では、工場の仕事があまりないのに、
事務の仕事だけが多いという傾向が出ています。
理由の一つは提出書類の急増です。
品確法ができてから、出荷証明書などの提出書類が急増しました。
また、細部の仕様についてのクレームや要望が増えたため、
同じ売上をあげるのに、事務量だけが増えているのが現状です。
当社は材料提供をする立場ですが、お客様は木工事を請け負っている
立場ですので、枝葉末節と思われる要望にも応えなければなりません。
私たちの立場では「なんでこんな細かいことを言うんだろう、ばかばかしい」
と思うこともありますが、お客様にとっては一見ばかばかしいと思われる
細かい要望でも応えていかなくてはならないのが現状です。
ですから、工場で働いている社員のみなさんから見ると、
なぜこんなに事務の仕事があるんだろうと不思議に思うでしょうが、
お客様の要望に応えていくことが会社の使命ですので、
工場が暇なのに、事務の仕事だけ多いという傾向は当面続くと予想しています。
繰り返しますが、12月は通常月に比べて工場の仕事量が増えます。
そのため、12月には事務量が特に集中することが予想されます。
事務所にいる者全員で、対応することが必要です。
お客様にご迷惑のかからないよう、事務量をこなしていきましょう。
そして、明るい気持ちでお正月を迎えたいものです。
毎年、書くことですが、営業面において12月は売掛金回収の月です。
盆暮れ勘定=盆暮れ感情であり、お金の催促をしても怒られないのが
12月です。是非、売掛金回収に全力をあげてください。
もう一つ、これも毎年書くことですが、12月は一番交通事故の多い月です。
12月は急く人がたくさんいます。
こちらに落ち度がなくても、事故に巻き込まれる可能性があります。
通勤時の運転は余裕をもって運転できるよう、12月は特に早めに家を
出るようにしてください。
営業、配達などで車を運転する人は、十分事故に注意してください。
これは社員のみなさんに言えることだと思いますが、年賀状は早めに
書いたほうがいいですね。12月20日までに出してしまえば、
自分の経験上、かなりゆったりした気持ちで歳末を迎えられます。
逆に、年賀状を書いていないということが心のどこかでプレッシャーに
なって、その結果事故を起こしたりするものです。
当社においては、12月を制する者が1年を制します。
12月は特別な月ですが、決してイヤな月ではありません。
お正月休みを明るい気持ちで迎えられるよう、健康に気をつけて、
全力で仕事に取り組みましょう。
投稿者 president : 14:37 | コメント (0) | トラックバック
2003年10月 とにかく、火を出さないこと
今年は火事の多い年になりました。
カナダの山火事に続いて
今度はアメリカ・カリフォルニア州で大規模な山火事が起きています。
国内でも、ブリジストン那須工場や出光興産苫小牧製油所など
大きな火災が頻発しました。ニュース等で火災の映像を見た人も多いでしょう。
今年は残念ながら当社でも火災を発生させてしまいました。北本事業本部で
火災が起きただけではなく、山林部の伐採現場でも山火事が発生しました。
今年は「火事の年」として記憶される年になりそうです。
起きてしまったことを嘆いても始まりません。問題は、その後の対応です。
現在、北本事業本部では、火事を防止するために様々な対策の工事が
進んでいます。対策工事が終われば、以前よりははるかに火事を出しにくい
設備になりますが、どんなに設備をしたところで、社員や関係者の皆さんが
「二度と火事を出してはならない」という気持ちでいなければ、
設備をした意味がなくなってしまいます。
この会社から二度と火事を出さないこと。社員及び関係者の皆さんは、
再度この気持ちを徹底してください。あの時、火事が起きたけれど、
そのおかげで安全な会社になった」と後で振り返ったときに
思える会社になるよう、皆で火を出さない意識を持ちましょう。
これから冬になり、空気が乾燥してきます。火事の出やすい季節になります。
一人一人の意識が大事です。宜しくお願いします。
投稿者 president : 14:36 | コメント (0) | トラックバック
2003年9月 面倒くさがったら、負け
私は、最近自分に言い聞かせている言葉がある。
それは、「面倒くさがったら、負け」という言葉だ。
ここ数年間、パソコンや携帯電話の普及で、仕事のスピードが
急速に上がった。お客様の担当者や現場の大工さんから携帯電話で来る
注文が急速に増えたし、手書きの納品書や請求書がパソコンで出力できる
ようになり、かつてのように一日中納品書を書くことはなくなった。
しかし、仕事のスピードが上がったことで弊害も出てきた。たとえば、
第一事業部では、新しい建築基準法が今年7月から施行された関係もあり、
お客様に出す書類の種類と数が飛躍的に増えてきた。
同じ売上をあげるのに、必要な事務の量は間違いなく増えている。
その一方で、パソコンが導入され、書類がすばやくできるように
なってきた。事務量が増えた一方で仕事のスピードが上がったのだから
ちょうどいいじゃないかと言われるかもしれないが、そうではない。
スピードアップの効果でできたはずの余裕が、書類作成にとられてしまっている。
携帯電話やPHSの普及は、確かに仕事のスピードを上げた。
だが、気軽に注文ができるということは、急な注文の増加という
モラルの低下も招いた。もし携帯電話がなければ、電話で急な注文を
する人もいないだろう。佐川急便がなければ、急な小口の注文を
することもないだろう。仕事を間に合わせるという観点からは
以前よりはるかに便利になったが、その分段取りが悪くなって、
何でも急に済ませようとするお客様が増えた。
昔よりもスピードが上がったので、社員一人当たりの事務量は明らかに増えた。
また、機械の普及で、「待つ」ことができなくなってきている。
少し手間のかかる仕事が来ると、「面倒くさいなあ」と思う人は
昔よりも明らかに増えている。
だが、立ち止まって考えてみてほしい。パソコンや携帯電話を作った
人たちは、世の中を便利にしたいという気持ちで開発したはずだ。
世の中のモラルを低下させるために作ったのではない。
パソコンや携帯電話の導入でできた余裕を他のことに使ってほしいと
いうのが開発者の願いだろう。
スピードの要求される時代だからこそ、いかに「面倒くさいなあ」という
気持ちを起こさずに対応できるかが、これからの時代に必要なことでは
ないだろうか。スピードに流されず、生きていくこと。簡単ではないが、
価値のある生き方だと思うのだが。
投稿者 president : 14:35 | コメント (0) | トラックバック
2003年8月 お客様とのよい関係とは
“WELCOME UETA-SAN,KIMURA-SAN”
(歓迎 上田さん(東京木材企業㈱の上田専務)、木村さん)
8月11日に訪問したウェアハウザー・カナダのチマイナス工場(CSD)
入口そばに看板が出ていた。
当社は長年チマイナス工場の製品を扱ってきた。
また、私は4年連続でチマイナス工場を訪問してきたが、
看板に名前を書いてもらったのは初めてだ。
雨が降っていたにもかかわらず、看板の前で記念写真を撮ってしまった。
ウェアハウザーは長年多額の取引をしているお得意様に対して
厚くもてなす会社だ。日本向けの販売量が落ちているから、
私たちが相対的に大事にされている部分もあるだろうが、それだけではない。
「会社に利益を与えてくれる(=長年たくさん買ってもらえる)顧客こそ
大事にするべきだ」
この考え方が根底にある。当社も大いに見習うべきだ。
お客様を大事にする会社にはよい客層が付く。
当社がお客様に対して親身になって対応しているかどうか、
お客様は常日頃見ている。親身になって対応する会社には
お客様も親身になってくれる。そうすると好循環になり、
お客様との良い関係ができる。その積み重ねがよい客層になる。
会社に利益を与えてくれるお客様を大事にする気持ちがあれば大丈夫。
この時代でも生きてゆける。
私の営業姿勢はお客様に育ててもらったものだ。
今でこそ木材だけでなく、合板、LVL、軽量鉄骨、
棚板まで扱うようになったが、元は全てお客様の要望から始まった。
要望してくれたお客様がいなければ、今の自分はない。
お客様も代が変わりつつあるが、お客様に頂いた経験をもとに
今度は返す番だと考えながら常日頃お客様に接するようにしている。
こんな経験はそう簡単にはないだろう。
だから、今のお客様に買って頂けることを大変有り難いと思う。
永年つづく取引は有難い。減少するマーケットにおいて変わりなく
買ってくれるお客様はとても有難い。
一番大事なのは、将来、当社にとって利益をもたらすお客様だ。
お客様を大事にする、その気持ちがお客様に表せているかどうか、
今回、チマイナス工場の看板を見て、改めて考えさせられた。
余談だが、私はカナダから帰る飛行機の中で、毎回旅の裏話を書いている。
給料袋の中に入れるような内容ではないのでここには書かないが、
北本事業本部で配ったチョコレートの話や、飛行機に乗り遅れた話など、
軽い裏話が多数あるので、もし希望する人は私あてに電子メールを
送ってください。もしカナダへ飛ぶことがあれば、きっと役に立つでしょう。
飛ぶことがなくても、笑い話の種にはなるようだ。
投稿者 president : 14:34 | コメント (0) | トラックバック
2003年7月 「スーパービバホーム」を見ましたか?
まず、先日のストックヤード(粉砕くず小屋)の火災では
皆さんに心配をかけ、申し訳ありませんでした。
火災そのものは人為的なものではないようですが、
工場構内から火災を出したことは事実であり、
皆さんも火の怖さは充分わかったと思います。
二度と火災を出さないよう、対策をとりますが、
みなさんも、くれぐれも火の気のあるものを集塵から
吸い込ませないよう、注意してください。
さて、ご存じの方も多いと思いますが、大型ホームセンター
「スーパービバホーム」が鴻巣市内に先日開店しました。
いままでのホームセンターに比べて格段に大きいホームセンターです。
私も早速見てきましたが、木材売り場が大変広く、
当社が扱っている構造材の40×30やコンパネだけでなく
石膏ボードやシナベニヤも多数置いてありました。
しかも、売値は当社の仕入れ値に近いものでした。
私が一番驚いたのは、木材売り場の中で塩ビのラッピング材が
堂々と売られていたことです。住宅を買う場合と違って、
ホームセンターのようなDIYショップではお客様が自分で素材を選んで
買うのですが、塩ビラッピング材を品揃えに入れたということは
それだけ売れると判断されたのでしょう。時代の変化を感じます。
2Fには、トステムとINAXの製品を使ったリフォームのショールームが
あります。トステム系のホームセンターなので、自社製品があるのは
当然なのですが、ホームセンターにリフォームのショールームを
併設したのはおそらく初めてだと思います。見学客も多くいました。
3年前の8月に書きましたが、カナダにはホームデポという
大型ホームセンターが多数あります。いずれ日本のホームセンターも
こうなるだろうと予想していましたが、いよいよ鴻巣に来たなと感じます。
違うのは、カナダのホームデポにはフォークリフトがありましたが、
スーパービバホームには手押し台車があったことぐらいでしょうか。
ただ、スーパービバホームができたからと言って、悲観する必要は
ありません。今のところ、ホームセンターで売る木材や合板は
安かろう、悪かろうという品物が多いです。
たとえば、コンパネにしてもFC2相当のものを売ってます。
つまり、改正建築基準法では使用できない合板です。
40×30の構造材にしても、当社で扱っている品物よりも
グレードが下でした。(ハイビックが扱っている品物と同じと思われます)
私は、お客様に使っていただける材料を提供することが
ホームセンターとの差別化につながると考えています。
これからは、材木店同士の競合だけではなく、ホームセンターとの
競合も出てきます。そのためにも、まだ見ていない人は
一度スーパービバホームの木材売場を見てください。
その上で、どうしたらホームセンターとの競合に勝てるかを
考えてください。ホームセンターとの競合に勝てる会社の
体質ができれば、当社は十分やっていけますから。
投稿者 president : 14:33 | コメント (0) | トラックバック
2003年6月 目標をもって仕事をしてください
前期の決算数字が出ました。
結果から書くと、売上は約22億円(10%減)
税引き前利益は約1億円(約13%減)でした。
埼玉りそな銀行の例を出すまでもなく、赤字でボーナスカットという
会社が続発している中では、ほぼ前年と同じ収益をあげたのですから、
まずまずの成績といえるのでしょうが、私は満足していません。
その理由の一つは、自分の担当客先で貸し倒れを起こしたこと。
長年お世話になったお客様なので、ある程度予期していたのですが、
貸し倒れを起こしたのは自分の甘さ以外のなにものでもありません。
大いに反省しています。
もう一つは、第一事業部の売上が前年比で約8%減だったことです。
前々期まで2年間、前年比わずかながらプラスの売上を記録して
きたのですが、前期は売上をダウンさせてしまいました。
既存のお客様からの売上が減った部分を新規のお客様からの売上で
補ってきたのですが、前期は補いきれませんでした。
ですが、前期はもう終わったことです。今期は前期に減少した売上を
元に戻すべく、第一事業部だけでなく、全社で取り組んでいます。
その一環として、毎年各部門で標語を掲げていますが、
先日の幹部会で、今期(55期)に掲げる各部門の標語が出揃いました。
今年の標語は、
第一事業部 JASと粉砕で増収
第二事業部
本店 1. 在庫の削減
2. 無垢材のPR
埼北店 1. 2ポイントアップ(注:粗利益率のこと)
2. 経費の削減
プレカット 意識改革を図ろう
第三事業部(山林部) 売上増に繋がる造材に心掛けよう
となっています。
今期1年間、上記の標語を忘れずに毎日の仕事に役立ててください。
また、第一事業部については、部内打ち合わせに出る社員全員に
今年1年間の個人の目標を掲げてもらいました。そして、個人の目標を
各休憩所と事務所の中に掲示しました。
一例をあげると、私の今期の目標は「月商5千万円」です。
日々の仕事に対して、目標を持つことは大変大事なことです。
ただ何の目標もなく、その日が過ごせればいいという考え方では
進歩も期待できません。同じ人生なら目標に向かって進み、
達成感を味わう人生のほうが何十倍も楽しいはずです。
社員の皆さん、自分の目標をもって仕事をしていますか。
もし、目標をもっていない人は、目標をもって仕事をしてみてください。
できれば、自分の目標を他人に公言して、実行してください。
きっと、自分の進歩を実感できる人生になりますよ。
投稿者 president : 14:32 | コメント (0) | トラックバック
2003年5月 節電に協力してください
皆さんご存知の通り、今年の夏は電気が足りなくなります。
最悪の場合、工場の停電も有り得る状態です。原因は原子力発電所の
不祥事ですが、原子力発電所の再開時期が決まらないことを考えると、
夏の午後、十分な電力供給ができず、停電になる可能性があります。
いまのところ(5月30日現在)、7月、8月の暑い日に6,450万kwの需要に対して、
供給力は5,600万kwしかありません。
差し引き850万kw、電力が不足しています。
夏の電力需要のピークは暑い日の午後1時から4時の間です。
エアコンの電力消費量が増えて、大量に電力を消費します。
必要以上にエアコンの設定温度を下げて運転するからです。
うちの会社でも、休憩室のクーラーを強にして、設定温度20度で寒い
ぐらいにしているのを毎年見かけるのですが、今年からはやめてください。
必要以上の冷房のために、停電になってはかないません。
今年からは、「寒い」冷房は社会悪と見られることになるでしょう。
そうはいっても、真夏の工場内は40度近くになります。
少しでも温度を下げるために、昨年は超仕上げ場の西側に材木で壁を作り、
西日を避けました。
効果はありましたが、今年は更に対策が必要です。
手始めとしてプレカット事務所横に材木で壁を作りましたが、
1度でも温度を下げるために、どうやったら電力を使わずに温度を
下げられるか、皆さん考えてください。よい案があれば採用します。
時間帯をずらすのも有効です。
真夏でも、朝5時台、6時台は冷房しなくても済むことが多いです。
停電が頻発するようであれば、
早朝から仕事を始めるのも一案ではないでしょうか。
早朝から仕事を始めると、一日が長く感じて気持ちがよいものです。
(夜は蒸し暑いので、かえって冷房を強くすることになります。
また、蚊が出てかゆいので、私は夜間長く仕事をするのを好みません)
まだ、実感がわかないでしょうが、今年の夏、暑い日の午後は
停電に充分注意してください。
停電になる前に、停電せずに済む電気の使い方をしてください。
具体例は東京電力株式会社のウェブサイト(http://www.tepco.co.jp/)
に書いてありますので、ぜひ一度見てください。
投稿者 president : 14:30 | コメント (0) | トラックバック
2003年4月 今期は我慢、来期は反撃の期
今日で54期が終わります。
一言で言えば、「我慢の一年」と言えるでしょう。
決算の集計はこれからですが、第一事業部は前年比約10%の減収、
第二事業部は前年比多少の増収だが、山林部が大幅減収なので、
会社全体としては約10%の減収になる見込みです。
だが、我慢の年はもう終わり。来期は反撃に出ます。
何度も書いているように、武器はJASと産業廃棄物処理です。
まず、5月2日にJASの工場検査が来ます。工場検査が通れば、
当社は晴れて新JASの認定工場となります。
公共工事においてはJASは錦の御旗です。
JASを活用して、公共工事(公団、県住)を増やし、加工の仕事を今年よりも
少しでも増やすよう、ことあるごとに新JAS認定工場を宣伝してください。
そして、新JASへの移行ができれば、次は産業廃棄物処理業許可を取ります。
既に、私が収集運搬の講習を済ませ、試験の合格証をもらいました。
粉砕機を使用して、燃やすことなく木くずが処理できれば、ビジネスの形が
大きく変わります。単なる材料の納入ではなく、現場の廃棄物処理も担当する
ようになります。これは、第一事業部だけではなく、第二事業部のお客様にも
必ずやお役にたてるはずです。
準備が出来次第社内に連絡しますので、是非活用して増収につなげましょう。
社員の皆さん、市場はますます縮小しますが、私は会社をこのまま縮小させる
つもりはありません。来期に増収を確保するための準備はしてきました。
来期、増収が確保できるかどうか、今期準備をしてきた真価が問われます。
新しいことを始めると、今までと違ったことが必ず出てきます。
そこでお願いしたいのですが、お客様や社内に対する連絡に対する反応の
スピードを上げてください。とにかく情報を流してください。
決して情報を止めないでください。
ビジネスが変わる中での情報の断絶は致命傷になりかねません。
たとえば、PHSを持っている人は必ず就業時間中は持ち歩いてください。
お客様や社内からの連絡にすぐ反応してください。
私は、PHSを持ち歩かないのはお客様や社員に対して失礼だと思っています。
ですから、社内で席を立つときには必ずPHSを持ち歩きます。
できるだけ早く対応したいと常に思っているからです。
自動車で外出するときは、イヤホンマイクを必ず持ち歩いてください。
どこにいても連絡が受けられる体制を常に作り、連絡に対してできるだけ早く
返事をしてください。この姿勢を続けていれば、「どこにいても連絡がとれる」
という信用ができます。これを一人一人が徹底できれば、必ず会社は良い方向に
向かいます。みなさん、宜しくお願いします。
工場の中では、指示と実際の材料が違うことが時々あります。
あるいは、指示されていない材料が出てくることも(あってはならないこと
ですが)実際、あります。その時に、「指示されていないから知らない」という
反応をすれば、そこで情報が止まってしまうし、仕事も止まってしまいます。
残念ながら、人間は完璧ではありません。「何か違ってますよ」という情報を
流してもらえれば、仕事が進められます。
もちろん、指示を出す側も、どうやったら工場内が円滑に仕事を回せるかを
考えながら指示を出してください。私も、どうやったら工場内の仕事が円滑に
回るかを考えながら指示を出していますが、それでもこれは違うと思ったら
遠慮なく声をかけてください。
指示する側と作業をする側の会話は今後もっともっと重要になりますから。
では、来年の4月30日に、今度は増収だったと書けるよう、
1年間仕事に励みますので宜しくお願いします。
投稿者 president : 14:28 | コメント (0) | トラックバック
2003年3月 恐るべし、携帯メール
携帯電話でメールを送るのは、今では当たり前のことだ。
当社でも休み時間に携帯電話でメールを送っているのをよく見かけるし、
電車の車内でも親指を動かしてメールを送信しているのをよく見かける。
しかし、大半は私用のメールで、ビジネスで携帯メールを使っている人はごく少ない。
私も、電車の車内からよくメールを送る。電車での移動の場合、着信の電話がきても、
話すことはよくないから、電話には出ずに降りてから電話をするか、
社内からの電話の場合にはメールで返信することにしている。
(車内で携帯電話を使って話している人をたまに見かけるが、
私はマナー違反であり、最低だと思っている)
私は以前から、携帯メールをビジネスに使えないかと考えていた。
自分のアドレスをお客様に教えて、何でもいいですから送ってくださいとお願いを
したところ、数件のお客様から注文や問い合わせのメールが来るようになった。
メールのよいところは相手の都合に関係なく、送信ができることだ。
先日、携帯メールの威力を実感する出来事が起きたので紹介する。
今月7日金曜日の夜、私はお客様の協力会総会で熱海後楽園ホテルに
泊まっていた。
宴会を終え就寝し、翌朝5時に起きてPHSの画面を見たところ、
一件の携帯メールが入っていた。
「10日月曜日朝、中野の現場へ野縁を60束入れてもらえませんか」
お客様が夜中の12時に送った携帯メールだった。
8日土曜日は当社の休日だったが、すぐ帰社を決意し、熱海駅まで歩いて
始発の新幹線に乗って帰った。出社したところ、運良くトラックの都合がついて、
10日月曜日に材料を納入することができた。
この場合、携帯メール以外の手段で連絡がきても、まず10日納入には
間に合わなかった。
もし、会社にFAXがきたとしても、早くても土曜日の午後に初めて見ることになる
だろうし、土曜日午前中に電話をもらったとしても熱海からでは動きがとれなかった。
携帯メールの威力を改めて感じたところだ。
もっとも、携帯メールを送ってもらっても、即時に反応しなければ意味がない。
普段からメール着信に対して通話の着信と同じように即時に反応する態勢が
できていなければ、返事が遅くなり、次回から送ってもらえなくなる。
電話でもメールでもよいから、まず返事をすることだ。
それが、お客様に対する信用につながる。
現場でFAXがないからと言って電話で注文をする大工さんは多い。
だが、電話注文は聞き違いなどがあり、ミスのもとになる。
お客様から電話で延々と注文を言われて閉口した人も多いだろう。
そこで、聞き違いをなくすために携帯メールでも注文を受けられるように
したらどうだろうか。
お客様の中にも若年層を中心に、携帯メールを毎日使う人が増えてきた。
その人たちに、注文を携帯メールで送ってもらうようにお願いすれば、
聞き違いがなくなるし、何より他社に対する差別化になると思うのだが。
(携帯メールを受けられる同業者は少ない)
なお、この文章に対する感想や意見を携帯メールで送ってもらえるとうれしいです。
アドレスは
kimuramokuzai@nifty.com まで。
(このアドレスに送られたメールは私のPHSに転送されるようになってます)
投稿者 president : 14:25 | コメント (0) | トラックバック
2003年2月 「大至急」をやめよう
突然だが、私は「大至急」という言葉が大嫌いである。
それは、この言葉に身勝手さを感じるからだ。
急という言葉は人をあわてさせる。だが、はっきりとした期限を指定しない。
だから、聞いた人のとりようによってはいつでもいいということになる。
私は思う。急はミスと事故と損のもとだ。
急という言葉を見ただけでプレッシャーを感じる人は多いだろう。
期限がいつなのかわからないのに急がされるというのは
仕事をする人の気持ちを害する。
その結果、ミスを発生させたり、事故が起きたりする。結果、会社が損をする。
言葉の使い方ひとつで対応がずいぶん違うものだ。
お客様の中でも「大至急」という言葉を平気で連発する人がいる。
既に習慣になってしまっているのだろう。だが、決してよい習慣ではない。
常に大至急を連発する人の仕事は、いつでもいいと思われてしまう。
お客様から「大至急」と言われた場合、「それは何日ですか」と聞き返すことに
している。期限がないものは仕事ではない。期限がはっきりすれば、
段取りがしやすい。
もし、社員の皆さんの中で「大至急」を使うのを癖にしている人がいたら
今日から使うのをやめなさい。「大至急」は人を惑わせる危険なことばだ。
仕事の期限を指定するのなら、今日なのか明日なのか、
あるいは今日何時までなのか、時間をはっきり指定すること。
そうすれば、それまでにできるのかどうか判断できるから。
投稿者 president : 14:23 | コメント (0) | トラックバック
2003年1月 値段だけに頼るな。「売りもの」を磨け。
日本マクドナルドが二十数年ぶりに赤字に転落するという。
マクドナルドといえば、ハンバーガー半額で注目を集め、
デフレ不況の中で、勝ち組と言われていたところだ。
そのマクドナルドが赤字に転落したということは、低価格だけでは
生き残れないということを意味している。
その一方で、モスバーガーの業績は好調だ。
マクドナルドとモスバーガーの両方へ行ったことがあればわかるが、
マクドナルドは今や安いハンバーガー屋さんというイメージに
なってしまっている。モスバーガーはマクドナルドに比べると
素材にこだわりが感じられ、高級感がある。
値段もマクドナルドに比べて高い。少なくとも、安売りのイメージは
感じられない。それでいて、売上をきちんと確保している。
正直、今期の当社の業績は現在のところ、良くない。
前期に比べて売上がかなり減っている。
売上が減ってくると、世の中がデフレでもあるし、つい値段で
競争したい気持ちになる。しかし、値段だけで勝負すると、
マクドナルドのように一時的に良くても、その後赤字に転落してしまう。
今、やるべきことは当社の「売りもの」を磨くことだ。
まず、お届けする材料そのものが良くなければならない。
予算がないのだからその予算なりの材料を売っていればいいと
いう考え方では、値段競争の中に巻き込まれるだけだし、
売ったお客様自身が長続きしなくなる。
一例をあげる。
先日、あるお客様から横浜市内のマンションに使う材料のご注文を頂いた。
そのお客様より、「職長さんから、「木村(木材が材料を入れる)でなければ、
この現場へ行かないよ」と言われたので木村木材から買うことにした」
とのお言葉を頂いた。このお客様とは長いおつきあいをさせて頂いているが、
「木村でなければ行かないよ」と言われたのは初めてだ。
お客様の評価基準は「材料が必要な時に間に合うかどうか」だ。
もちろん、使えない材料を入れてしまえば以後使って頂けないし、
入れるタイミングを逸してしまえば、良い材料を入れても意味がない。
現場の職長さんから信頼されること。これが価格競争に陥らない
最大のポイントだ。
そのためには、当たり前のことだが「現場の気持ちになって考えること」が
大事になってくる。過去の時代に比べて納期はかなり短くなった。
そのために問題がおきるケースもある。当社の都合を言わなければ
ならないケースも当然ある。そのときでも、現場と連絡を頻繁にとって、
どれだけ現場の都合に合わせられるかを探る。可能な限り先方の都合に
合わせる。そうしてお客様の信頼ができるし、価格競争から脱する一歩になる。
まず「売りもの」を磨いてほしい。他社に比べて良い材料が出せているだろうか。
乾燥度はどうか。(第一事業部の場合、野物を立てたり、桟積みをしたり
しているのは、木村から出る材料は乾いているというイメージをつけたいからだ)
他社よりも早い対応ができるか。お客様の要望に速やかに応えているか。
お客様からFAXが来たら、すぐ反応しているか。一つ一つの細かい動作が
お客様に信頼されるか、そうでないかを決める。
変化の早い時代は、生産現場にとってはやりにくい時代だ。
生産現場側から見ると、一日何回も都合が変わるケースもあるし、
相手の変化が早すぎて末端まで指示が伝わらないケースもある。
全部が完璧にはいかないのも事実だ。だが、できるだけお客様の都合に
合わせようとするなら、完璧でなくても「なんとかしよう」という意志を
もって仕事をしてほしい。指示が出てないからやらないなんていうのは
お客様の意志をはなはだ無視した行為だと思ってほしい。それは会社の
目指すべき方向と違うから、もしそんな行為を見たり聞いたりしたら
遠慮なく私に言って欲しい。
この売上の状態でそんなことを言っていたら、お客様の信頼が得られない
だけではなく、会社自体が存続しないから。
なお、粉砕機は稼働を始めた。焼却炉で燃やさずに処理ができることの意味は
大きい。JASも6月から移行が始まる。今年後半には廃棄物処理と合わせて、
差別化のポイントとして大きく機能することを期待しているが、
今年前半は我慢の時期になる。
もう一度書く。値段に頼らずに、「売りもの」を磨け。
モスバーガーになるのはいい。マクドナルドになってはいけない。
投稿者 president : 14:22 | コメント (0) | トラックバック
2002年12月 今年1年、おつかれさまでした。
静かな年末だ。何よりも仕事量に年末特有の盛り上がりがない。
12月らしい仕事の盛り上がりを期待していただけに、正直、残念だ。
例年よりもカレンダーや手帳を頂く数が減っているし、不況の影響を
強く感じる。年末を感じるのは、挨拶回りに出た先で道路の大渋滞に
巻き込まれた時ぐらいだ。
また、一部で予想された大手銀行やゼネコンの破綻も
今年はどうやらなさそうだ。そのせいもあるが、
今年、当社で大きな焦げ付きが発生しなかったのは
良しとするべきだろう。
ただ、今年なかったから、来年もないということではなく、
問題を先送りしただけだと思われるので、
決して油断できない状態が続く。
来年の大きな課題の一つは、いかに貸し倒れを防ぐかだ。
今年の大きな変化の一つは、
社内連絡用に電子メールが活用されるようになったことだ。
外出先のPHSや携帯電話で電子メールが送受信できるようになり、
社内連絡用に、またお客様との連絡に大いに役立った。
お客様の中にも、たとえば納期の連絡を携帯電話あてに
メールで送ってほしいという希望が出つつある。
通信料金の削減にも役立つし、来年はより多くの場面で
電子メールでの連絡が使われるだろう。
仕事のスピードアップに役立てて、他社との差別化につなげてほしい。
来年は新JASと粉砕機という2つの大きな戦力が加わる。
市場全体の縮小はさらに続くだろう。その中で、前年以上の成績を
残すことは可能だし、実際にそうしなければならない。
今回の年末年始休暇は8連休になる。
おそらく当社が始まって以来のことではないか。
年末年始は事故が多い。くれぐれも事故のないように休暇を過ごしてください。
今年一年、おつかれさまでした。
今年も一年間、「常務の一言」を読んでもらってありがとう。
来年も続けますのでよろしくお願いします。
投稿者 president : 14:20 | コメント (0) | トラックバック
2002年11月 粉砕機導入は会社の体質を変える
来週から12月だ。毎年書くことだが、12月はとにかく交通事故が多い。
特に今年は銀行の経営が悪いために、金が欲しくて動き回る人が
多くなりそうで、よりいっそう事故が増える危険性がある。
特に通勤時の交通事故に十分注意するように。遅刻寸前になったので
車を急がせて事故に遭ったというのでは愚の骨頂だ。
もう一つ、これも毎年書くことだが、「盆暮れ勘定」=「盆暮れ感情」であり、
営業面で一番力を入れるべきは売掛金の回収だ。今年のうちに支払いをすませて
しまおうという感情を利用しない手はない。売掛金の回収に力を入れてください。
さて、北本事業本部の皆さんは今週月曜日に朝礼で社長が説明したので
ご存知のことと思うが、今回の廃掃法施行によって大型焼却炉は使えなくなる。
その代わりに粉砕機を導入して、プレーナー屑やプレカット加工機の屑などを
粉砕して処理業者に引き取ってもらう予定だ。
しかし、ただ焼却炉が使えなくなったから粉砕機を入れるのではない。
粉砕機は会社の体質を変えることになる。
まず、現場からのゴミを引き取って、粉砕することができる。
マンション、木造にかかわらず現場で木材の切り残しを引き取ってほしいと
言われることが多い。これを有償で引き取って、粉砕することができれば
帰り荷ができてトラックの往復利用になり、また、新たな収入源になる。
そのためには産業廃棄物処理業の許可が必要なので、来年産業廃棄物処理業の
許可を申請する予定だ。
粉砕したゴミは処理業者を通じて、清掃用や、豚などの畜産農家に使われる。
使われた後は土に返すことになる。これは、木材が再生できる資源だから
できることだ。だから、現場からゴミを引き取って有効利用ができる。
これが塩ビ等の新建材では再生が不可能なので、ゴミを引き取ることができない。
ゴミを引き取って処理することは、他の素材に対する差別化になる。
また、中国等海外から輸入した製品を現場で使うことが増えているが、
輸入製品では切り屑を工場に帰すことが難しい。また、地方の工場から
現場へ製品を入れることがあるが、これもゴミの処理が問題になる。
他社と差別化できる大きな武器になると期待している。
もちろん、現場でゴミの分別する問題がある。
木くずの中に石膏ボードや塩ビ、釘を入れられてはかなわない。
これは私の案だが、現場に先に袋をくばっておいて、
木くずをその中に入れてもらい、引き取るときに現場に行った
運転手さんにゴミを全量チェックしてもらう。
チェックしたごみを引き取った後で、ゴミの中に塩ビや釘がみつかった場合は、
その現場から出たゴミ全量を引き取った運転手さんに
もう一度現場へ戻してもらおうと考えている。
最初は試行錯誤があるだろうが、慣れればサイクルができると期待している。
また、焼却炉を使わずに粉砕すれば、その分CO2(二酸化炭素)の排出量が減る。
日本全体の目標として、京都議定書に温室効果ガス(代表はCO2)の排出量を
2012年までに6%削減することという数値目標がある。焼却を粉砕に転換すれば、
その分焼却によって発生していたCO2を削減することができる。
これは日本の国策に沿うことだ。
粉砕機導入は莫大な資金が必要だ。
従って、導入できる会社は限られる。
今後、仕事をしていく上で、より仕事がやりやすい形にするために
粉砕機を導入すると考えてほしい。
単に焼却炉のかわりに導入するのではない。
投稿者 president : 14:19 | コメント (0) | トラックバック
2002年10月 他社に真似のできないことをやる
マンション木工事の価格低下は相変わらず激しい。
安値受注合戦も変わっていないし、赤字のお客様が大半であることに
変わりはない。そんな中、あるお客様の社長さんに
「自分の会社にとって採算の合わない値段を他社が出して来た場合、
木村さんならどうする?」と聞かれたことがある。
私は、「採算が合わないのならその仕事はとりません」と答えたのだが、
「木村さんは業界が違うからそういう考え方なんだろうな」と言われてしまった。
今の仕事は大工でなくてもできる仕事がほとんどだ。一人前の大工でなくても
できる仕事を追いかけていたのではいつまでたっても価格競争にさらされる。
だから、そのお客様の会社は「大工でなければできない仕事」を狙っていく
とのことだった。
木工事業界の場合は上記の考え方になるが、現在第一事業部が行っている
マンション工事現場向け納材の仕事では、どういった差別化が可能だろうか。
私はその答えの一つがJAS(日本農林規格)ではないかと考えている。
実際、新しいJASへの移行作業をやってみるとよくわかるが、
今度のJASはいままでのJASとは全然違う。とにかく膨大な作業量を
要求されるので、今までJAS認定工場だった所も新しいJASに移行する
ところは10分の1以下と言われている。
(埼玉の場合、現在JAS認定工場は33社あるが、新しいJASに移行する
予定なのは当社を含めてわずか3社しかない)
公団、県住等の公共工事の場合、JAS認定工場でないと材料を供給できなくなる。
来年4月以降の公共工事に対しては新しいJASが武器になることを期待している。
現在、JASの移行作業にたずさわっている社員の皆さん、
本当にごくろうさま。皆さんの膨大な作業量が報いられるよう、
宣伝に力を入れます。
もう一つ、他社にできないだろうと考えているのが、
赤松一等材の3000×40×30を立てて乾かすことだ。
現在、赤松丸太の供給は非常に少ない。2.7Mや3Mの材料は
供給不足気味で、11月は入手するのも難しい状況が予想される。
また、マンション工事現場では40×30の主力が4Mから3Mに
変わりつつある。4M材では振り回しが効かないのと、
4M材が載らないリフトしかない現場が増えたからだ。
従って、同業他社は3000×40×30が入荷したら
すぐに出荷せざるを得ないだろう。入荷したての材は
立てると水が出てくるくらい水分が多い。
そこへ、当社が3000×40×30を立てて出せば、
同業他社と差がつけられるのではないか。
私も先頭にたって、材料と場所のある限り、3000×40×30を
立てて、お客様に乾燥した材料を出すことで他社に差をつけたい。
これから年末にかけて仕事量が増える。くれぐれも体調を崩さないように
体調管理に気をつかってください。
投稿者 president : 14:18 | コメント (0) | トラックバック
2002年9月 「つくる側の考え」ではなく、「お客様の考え」
今月、あるお客様からこんなクレームを頂いた。
雨の日にお客様へ加工材を納入したのだが、トラックにかけたシートの
長さが足りなくて加工材を濡らしてしまった。当然、お客様より
「濡れてしまったので、再度乾燥してから持ってきてほしい」との
依頼があったのだが、当社の古い体質でつい「立てて乾かせば使えるだろう」と
言ってしまった。お客様は怒ってしまい、
「それが木村木材の悪い体質なんじゃないですか」という話になってしまった。
その一方で、別のお客様の社長さんよりこんな話を聞いた。
このお客様との取引をはじめて、約3年になるのだが、
最初当社に声をかけたときには、正直期待していなかったという。
木村木材の存在は知っていたけれど、細かい注文には対応してくれないだろうし、
小さい会社のことなど相手にしてくれないだろうと予想していたそうだ。
だが、実際取引が始まって材料が納入されると、セット梱包もしてくるし、
対応がスムーズだったので「びっくりした」とのこと。
取引を始める前に当社に持っていたイメージは半年で消えてしまい、
このお客様は今では栂の加工材を全量当社に出している。
また、以前取引があって数年間取引がなくなり、3年半前に取引が復活した
お客様からは、取引再開後の当社について「以前とは別の会社みたいだ」
「同じ会社とは思えない」というコメントを頂いた。やはり、細かい注文に
対するスムーズな対応が評価されたようだ。
全般的に、当社に対するお客様の評価は以前よりも良くなった。
時代の変化で注文数量が細かくなったし、注文回数が多くなったために、
以前よりも注文に対して余計に手間がかかるようになったが、
お客様に対する対応の仕方は昔の当社とは比較にならないくらい良くなった。
そのことがお客様からの評価につながっている。
しかし、その一方で時々古い体質が顔を出す。
かつて当社の第一事業部は売り手市場で材料を売っていた。
注文を断るのが仕事というと書きすぎだが、仕事は生産能力を超えるほどあった。
だから、材料をつくる側の考えでお客様に話をしてもさほど問題はなかった。
しかし、現在の状況はマンションの着工が前年比プラスであっても
無垢の木材を使う量が毎年減少している状態だ。
同じお客様に売っているだけでは売上は減少してしまう。
昨年まで第一事業部が僅かながら増収を続けてきたのは市場の落ち込み分を
新しいお客様への売上で埋めてきたからだが、今年は新しいお客様への売上が
まだ少ないため、市場の落ち込み分を埋めきれていない。
今年も前年並みの売上を維持するためには、昨年並みに
新しいお客様からご注文を頂くことが必要だ。
そのためには、「つくる側の考え」ではなく、「お客様の考え」で動く会社にしたい。
お客様の品質(特に乾燥)と納期に対する考え方がより神経質になってきている。
加工材はもちろんのこと、構造材についても立てて水が出るような材料を出す
わけにはいかなくなっている。(だからこそ、野物を立てて水を切る必要がある)
「お客様の考え」で動く会社は評価されて、生き残る。
「つくる側の考え」で動く会社は評価されず、市場から消え去る。
どれだけ「お客様の考え」で動くことができるか、
それが今期下半期の業績を左右する。
古い体質を口にすることには特に気をつけなければならない。
(私も例外ではない)
投稿者 president : 14:17 | コメント (0) | トラックバック
2002年8月 カナダ出張報告
今年もお盆休みを利用してカナダへ行ってきた。
飛ぶ前の予想では、今年前半のカナダから日本への材料出荷量が
前年の約3分の2に減っていることもあり、
カナダは相当景気が悪いのではないかと予想していたが、
実際行ってみたらそんなことはなかった。
工場閉鎖などの生産調整が進んだ結果、各社とも、米栂の在庫はほとんど
抱えていない状態で、今年の秋から暮れにかけては単価がいくぶん強めに
なりそうだ。先行き、カナダからの供給がかなり細るのではないかと心配
していたが、それは余計な心配のようだ。
日本と同じで、バンクーバーも高層マンション(コンドミニアム)の
建築ラッシュになっている。特に海岸沿いに新しい高層マンションが多い。
カナダのマンションが日本と違うのは、
外観が全面ガラス張りのケースが多いこと。
日本ほど暑くならないし、むしろ寒い日のほうが多いので、
全面ガラス張りにして太陽光を室内に多く入れようとしている。
ただ、阪神大震災のような地震が起きれば
ガラスが割れて周辺に飛び散るだろうし、
かなり怖い風景ではある。
(実際、約250km南のシアトルでは数年前に大地震が起きている)
今年もシアトルへ行って、セーフコ・フィールドで
メジャーリーグの試合を見た。
セーフコ・フィールドには球場の中を見るツアーがあり、
7ドル(約840円)払うと日本人のガイドさんがついて
球場の中を案内してもらえる。
実際に試合が行われるグラウンドに上がることができるし、
両軍のベンチにも入れる。
イチローや佐々木が記者会見を行ったインタビュー・ルームにも入れるし、
バックネット裏の記者席にも入れる。
衛星放送で見るメジャーリーグの試合が身近になること間違いなしだ。
もしマリナーズの試合を見るためにシアトルに飛びたいという人がいれば、
ぜひセーフコ・フィールド・ツアーに参加することをお勧めする。
日本の球場でもこんなツアーがあればいいと思うのだが。
東京ドームや西武ドームのグラウンドに
上がってみたいと思う野球ファンは多いだろう。
投稿者 president : 14:14 | コメント (0) | トラックバック
2002年7月 木材だって農産物だ。 生産者と産地を表示したらどうか?
私はよく週末になると家族と一緒に生協に買い物に行く。
それは、売っている商品の産地や原材料が全部表示されているからだ。
たとえば、ウィンナーソーセージひとつにしても、生協では添加物の
入っていないウィンナーソーセージを売っている。
各メーカーの商品にはかなり多くの添加物が含まれているので、
比べてみるとその差がよくわかる。
子供にはできるだけ添加物の少ない商品を与えたいので毎週買っている。
数年前から、野菜や果物に関して産地を表示する商品が増えた。
地場産のトマトやきゅうりなど、中には有機栽培、減農薬栽培と
表示した野菜も多い。生産者農家の名前が書かれた商品も増えた。
消費者と顔の見える関係を作ろうという動きだが、とてもよいことだ。
生産者側も、消費者に対して「変なものは供給できない」ことになり、
より作物に対して身が入るだろう。
その一方で、中国産の冷凍野菜(ほうれんそう、枝豆)に残留農薬が
相次いで見つかった。クロルピリホスという農薬の名前をニュースで
目にした人も多いだろう。輸出用の大量生産野菜に対しては
効率が第一なのでクロルピリホスのような強い農薬が使われた。
中国の農家と日本の消費者の間には「顔の見える関係」がない。
だから、値段だけで判断され、今回の事件になった。
便利さと安さの裏には怖さがある。冷凍野菜はしばらく立ち直れない。
クロルピリホスは、日本でもシロアリ駆除剤として、よく使われてきた。
以前、ランバーターミナルで売っていた「白ありスーパーA」という商品は
クロルピリホスそのものだ。建築現場でオレンジ色の液体を土台や
柱に塗っているのを見た人も多いだろう。あれがクロルピリホスだ。
今でもシロアリ駆除業者の中にはクロルピリホスを使う業者がいるという。
安全性に対する意識が欠けているといわざるを得ない。
今度の建築基準法改正でクロルピリホスの使用が禁止されるが、理由は
残留濃度がなかなか下がらないからだそうだ。そんな農薬を野菜栽培に
使ったり、シロアリ駆除に使ってきたことのほうがおかしいと思うが。
さて、今日書きたかった本題は、木材も農産物の一つなのだから、
もっと産地情報を出したらどうかという提案だ。
たとえば、この柱は秩父郡荒川村谷津川の杉で、伐採時期は切り旬である
9月から11月、葉枯らし期間は3ヶ月、伐採者は木村木材工業といった情報を
消費者に対して出してみたらどうだろうか。
今までは西川材、吉野材などと地域の名前で表示されてきたが、
これからは山の名前と伐採時期、伐採者を表示して、その価値を
消費者に訴えることが、消費者に山をより身近に感じさせる一つの方法だ。
もっと言えば、産地や伐採時期を表示した木材を供給することは
ランバーターミナルのお得意先工務店がライバルと差別化できるチャンスになる。
お施主さんに興味をもってもらい、山林部の伐採現場を見せることができれば
お施主さんに対して強力なアピールができる。伐採現場で働く人たちも、
見学者が多くくるようになればより身が入るだろう。ホワイトウッドやレッドウッド
の集成管柱とは違う、「地域材」を売ることがこれからの当社の大きな課題だ。
なお、今年から埼玉県で「県産木材認証制度」がスタートした。
埼玉県内の木材を使用する場合に、埼玉県産であることを証明する伝票を
添付して消費者に出す制度だが、第一号物件である行田養護学校
木質内装化工事の材料を現在、当社が担当している。
昨年から今年にかけて、山林部が谷津川で伐採した杉、桧を使用して
現在、第一事業部で羽目板や階段の笠木を作っている。
8月末には工事が完成する。この物件が成功して、
他の物件や一般の住宅に県産木材の利用が広がることを期待している。
投稿者 president : 14:13 | コメント (0) | トラックバック
2002年6月 強い家とは、強い会社とは
4月から、埼玉県林務課の主催する「さいたま100年の家づくり」と
いう会議に参加している。
月1回の会議で、設計者、プレカット工場、
工務店、森林組合等のメンバーで埼玉県産材を使って100年もつ家の
モデルプランをつくり、埼玉県民のみなさんにもっと県産材を使って
もらおうという主旨だ。
この会議に出ていると、勉強になることがたくさんある。
先日も、家の構造についてこんな話を聞いた。
「今の家は筋交いや金物を入れて強度をあげている。確かに筋交いや
金物を入れた部分は強くなっているが、それは点で支えている構造で
あって、家全体が強くなったわけではない。実際、地震が起きた場合
金物や筋交いは耐えられても、それ以外の部分が破損したり、はずれたり
しているケースがある」
筋交いや金物は確かに強度を上げる。地震のような大きな力がかかっても
その部分は動かない。だが、動かない部分があるために他の部分に
より多くの力がかかってしまう。100年持つ家を考えた場合に
柱や梁などの部材自体の耐久性がないと、金物や筋交いが地震に耐えた分、
他の部分に力がかかってしまうため、壊れやすい。
昔の在来木造住宅は金物を使っていない。そのかわり、建物全体で
家を支えるようになっている。例えば、八丈島の住宅は台風が毎年の
ように来るため、風の力で多少建物が動いてもいいように
基礎の束石を広くとっている。実際、台風などで家が多少動くことが
あるそうだ。金物や筋交いはないけれど、その分建物全体で家を支えていて、
家全体の耐久力は強い。
実際に毎日私たちがやっている仕事は、筋交いも金物も使用した家が
ほとんどだ。私も筋交いや金物が必ずしも悪いとは思わない。
だが、金物や筋交いによる強度はその部分だけを支えていて、
家全体の強度にはつながらないケースがある。「金物があるから大丈夫だ」
という考え方は怖いと思う。
ここまで家の構造の話をしてきたが、会社経営にも同じことが言えるのでは
ないだろうか。強い部分だけで全体を支える経営は意外に弱い。
各部署、各社員個人が全体で会社を支えるという考え方をする組織こそが
強い組織であり、現在のような不況への対応力のある組織といえる。
うちの会社もそうありたいものだ。
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2002年5月 がんばれ、ランバーターミナル
53期の決算数字がほぼまとまってきた。
全体では減収減益の決算となった見込みだが、
特筆すべきは第二事業部(KLT本店、埼北店、プレカット)
と第三事業部(山林部)が部門別決算で赤字転落の見込みとなった。
第一事業部の成績が前年比売上、利益とも若干増加したのに対し、
第二事業部は前年比約30%の売上減で赤字に転落した。
本店、埼北店、プレカット 全てが赤字の見込みだ。
山林部は相場の大幅下落が効いて、大幅増収ながら
損益は赤字になってしまった。
今期の業績はいかに赤字部門をつくらないかにかかっている。
山林部については杉、桧の相場がいかに戻るかが大きな要素だが、
現在の相場ではいくら伐採しても採算が合わないので
現場数を大幅に縮小する予定だ。
ごく最近、相場が戻るきざしが出てきた。相場の戻りに期待している。
問題は第二事業部だ。
前期と同じことをやっていたのでは、赤字から脱却できない。
赤字を出してもいいという状態になった組織は必ず滅びる。
だが、私は第二事業部が今期赤字を脱して黒字を出すことは
十分可能だと思う。
まず、ムダを徹底して洗い直してほしい。
一例として、数年間も動いていない不良在庫はないか。
また、同じ方向に一日2度行くような配送を組んでいないか。
ノーアポイントでお客様を訪問して、空振り訪問をしていないか。
日頃の仕事の中にムダがないか、まずチェックしてほしい。
チェックしたら、ムダを省く改善を早速実行すること。
効果は必ず出る。スペースが空いてきたり、
仕入れ単価が下がったりして効果が出てくると、
自分たちの仕事がだんだん楽しくなってくる。
次に、先月も書いたが「相乗効果」を出すことを考える。
本店、埼北店、そして第一事業部も含めて、仕入れを現金で
一本化すれば、必ず単価に効果が出る。
「利は元にあり」で、仕入れ単価に当社の信用力をもっと
反映させることができれば、他社に対して優位に立てる。
問屋さんやメーカーに聞いてみると、今は信用不安が多くて
売りたくても売れない材木屋さんが多いという。
当社に売るのに不安は全くないそうだ。
是非信用力を単価に生かして、仕入れ単価を下げることを実行すること。
最後に、最近の日刊木材新聞に連載が載っているが、赤字から
脱却するポイントは「工務店から頼りにされる販売店になる」
ことではないだろうか。細かいことはここでは書かないので
詳しくは日刊木材新聞の連載を見てほしい。社長が良く言う
「ソフトワーク」がいかに大事かがよくわかる。
プレカットも黒字転換が可能だ。
カギは、いかに半端な長さを出さないかだ。定尺以外の材料を使って
加工する物件が増えれば、必ず採算が上向く。
がんばれ、ランバーターミナル。必ず黒字転換を果たして
来年の5月末にはよかったねとこのコラムで書けるようになろう。
投稿者 president : 14:11 | コメント (0) | トラックバック
2002年4月 「相乗効果」を出そう
今日で53期が終わった。明日からは54期がスタートする。
ごくあたりまえのことだが、期のスタートというのは
気持ちを切り替える上で大切な時だ。
振り返ってみれば、53期は「主要取引先の支払い延期=新規納入ストップ」
という非常事態から始まった。
第一事業部の売り上げは、5,6,7月と前年比10%以上のマイナスとなり、
このままでは前年比大幅売り上げダウンが見込まれ、先行きが危ぶまれた。
しかし、9月の声を聞くと流れが変わった。今期、初めて買って頂いた
お客様から大型物件のご発注を相次いで頂き、一時は加工屋さんが
間に合わない事態となるほど仕事量が増えた。
12月には5月から12月までの売り上げの合計が前年を超えた。
「瞬間風速でいいから前年同月までの売り上げ合計を超えたい」と
思っていたら、現実になった。
今期の第一事業部の売り上げは、前年とほぼ同じになる見込みだ。
同業他社が大幅に売り上げを減らす中で、前年とほぼ同じ売り上げが
確保できたことは、大変有り難いことだ。従業員の皆さんに
厚く御礼を申し上げる。本当にありがとう。
さて、来期はどうなるのか。
市場全体の仕事量はさらに減ることが予想される。
今期は新規のお客様からご発注を頂いたことで、既存のお客様の
落ち込み分をカバーしたが、来期もまた新規のお客様を獲得して
既存分の落ち込みを埋めたいと考えている。
そのために必要な姿勢は何か。私から一つの提案がある。
それは、「相乗効果」を出すこと。
早く言ってしまえば、他部門の力を使うこと。
木材業界広しといえど、山林伐採と造作材製造とプレカットを
一つの会社でやっている会社はとても少ない。(ゼロではないが)
他部門の力を使えば、商売の幅を広げることができる。
実際、今期はKLT本店の在庫(スプルス、アガチス等)を
大いに使わせてもらった。納期のない時に、KLT本店の在庫を
使って造作材を間に合わせることができたのは本当に助かった。
また、山林部の得意先から杉材や桧材を大量に仕入れて、第一事業部で
加工し、得意先に納入した。おかげさまでまずまずの商売だった。
来期は、他部門の力も借りて業績を向上させることを考えてみてほしい。
うちの会社はまだまだ他部門の力を使いきっていない。
他社との差別化に、他部門の力を使わない手はない。
投稿者 president : 14:09 | コメント (0) | トラックバック
2002年3月 人生の目的、ありますか?
最近のベストセラーの中に「朝2時起きでなんでもできる!」という本がある。
著者は枝廣 淳子(えだひろ じゅんこ)さん。
枝廣さんは、もともとは専業主婦だった。夫のアメリカ駐在をきっかけに、
英語を勉強しようと一念発起して英語をマスターし、現在では同時通訳者・翻訳者・
環境ジャーナリストとして活躍している。
この本のタイトルだけを見ると、「早起きのすすめ」のようにとられるが、
実際の内容はそれだけではない。一言で言うと、「どんな自分になりたいか、
自分の目的地=ビジョンを決めて、あせらず、くさらず、たゆまず目的地に
向かって進むにはどうしたらよいか」という仕組みについて書いている。
せっかくアメリカに駐在するのだから、英語を勉強して同時通訳になろうという
思いつきを実現してしまった枝廣さんの実行力には、ただただ驚くばかりだが、
本を読んでみると、最初に「同時通訳になる」というゴールを設定して、
夢の内容を細かく分析し、何ができればゴールに達したことになるか、そのために
必要な技術(スキル)は何か、その技術を身につけるためにはどうしたらよいか、
実によく研究され、実行されている。このやり方を「バックキャスティング」と
呼ぶそうだが、英語だけではなく、自分たちの分野にも充分使えるやり方だ。
もちろん、夢を実現するためには、勉強するためにまとまった時間がいる。
枝廣さんの場合、まとまった時間をつくるために「朝2時起き」が
とても有効に使われている。(夜寝るのは8時から8時半くらいだそうだ)
夜起きているよりも、その分を朝やってしまったほうが効率がいいことを
頭でわかっている人は多い。ても、なかなか実行に移せないのが現実だ。
実行するためには、自分の目的地=ビジョンをいかに生き生きさせるか、
どれだけ自分の腑に落ちた内容になっているかで実行できるかどうかが決まる。
私の場合、目先の目標は「自社の工場と加工屋さん3組が食べられるだけの
仕事を取ってくること」だ。第一事業部は過去の諸先輩の皆さんが築いてくれた
基盤のおかげで、自他ともに認める日本一の無垢造作材工場になった。この基盤を
将来、無垢復権の時代が来るまで何としても維持したい。そのためには
工場と加工屋さん3組が食べられるだけの仕事量を取ってこなければならない。
仕事量を取るためには、できるだけ多くのお客様を訪問すること。
お客様を訪問する時間をとるために、事務や準備を朝やってしまいたい。
そのために朝4時起きをして、始業前に準備をしている。
社員の皆さん、人生の目的をもっていますか。
目的をもって、それに向かって進む人生はとても張り合いがある人生になりますよ。
なお、「朝2時起きで、なんでもできる!」を読みたい人は、本を奥野くんに
渡しておきますので、奥野くんに連絡してください。
投稿者 president : 14:08 | コメント (0) | トラックバック
2002年2月 十年一昔、では次の一手は?
今月に入って、第一事業部は例年通りオフ・シーズンに入った。
毎年、2月下旬から3月中旬までが一番仕事の薄い時期で、
今年もその例にもれない。
だが、昨年と違うのは、お客様の層がより厚くなったこと。
その効果が出て、昨年よりもオフ・シーズンからの脱却は早そうだ。
私がうちの会社に入社してから10年がたとうとしている。
10年前は、北本工場の休憩所にまだ薪ストーブがあり、シートハウスもなく、
山林部の事務所はまだ古いままで、埼北店には棚も屋根もなかった。
一番驚いたことは加工材を出荷するときに、
数量をチェックするという習慣がなかったこと。
平均年齢が高く、別名「老人クラブ」と言われていた。
一言で言えば「古い体質」の会社だった。
仕事の中身もこの10年間でずいぶん変わった。
塩ビシートが主流になり、栂ムジの材料が大幅に減少。
かつては需要が当社の生産能力を上回っていたが、現在では逆転し、
需要が当社の生産能力を下回るようになった。
しかし、その中でも第一事業部は毎年利益を上げてきたし、前期、今期と
わずかながら前の期よりも売り上げが増えている。
同業他社が大幅に売り上げを落としている中で、大変ありがたいことだ。
次の10年は、これまでの10年よりもより激しい変化があるだろう。
大きな流れとして、新築需要に変わって、増改築需要が主になると予想される。
これまでのように年間1,000,000戸以上の住宅新規着工があるとは思えない。
人口減もあり、そんなに家は建たない。
そうなると、現在住んでいる家の増改築需要が増えてくる。
その増改築需要に対応できる会社が生き残る。
第一事業部のお客様の中でも、真剣に増改築需要を考えているところが増えた。
増改築の場合、新築のようにまとまった量が出ない。
また、工期が短く、職人さんも短期間で回転させないといけないため、
新築よりもはるかに手間がかかる。
しかし、利幅は新築よりもはるかに大きいようだ。
材料を提供する当社としても、増改築需要が増えてくれば、売上額はさほど
大きくなくても、利益額を確保できる体質にしなければならない。
増改築需要は新築需要とは少し質が違う。使う部材について、
施主の意向が新築よりも強くなる。
特に塩ビなどの新建材でできた家を増改築する場合は、
新建材でなく無垢の木材を求められる可能性が高い。
品揃えも変わってくるし、増改築に対するノウハウの蓄積が必要だ。
設備も小口化する需要に対応する形に変える。
具体的には、ピッカーの増設、台車の小型化、屋根の増設等。
10年後には今よりも多くの屋根がついているはずだ。
また、施主の中には、自分で部材を買いたいという人も出てきている。
その場合、ホームセンターと競合することになる。
今の日本のホームセンターは「日曜大工センター」であり、
本格的な部材を売るところはまだ少ない。
だが、10年後にはホーム・デポのような
住宅部材をなんでもそろえるホームセンターと
競合するようになるだろう。
カナダへ行ったときに、ホーム・デポ(=北米最大のホームセンター)を見たが、
日本のホームセンターと違うのは、とにかく広く、木材の種類が多い。
ランバーターミナルや埼北店にある「ピッカー」と呼ばれる棚が約50Mにわたって
両側においてあり、買い物客は自分でフォークリフトを運転して、材料を買っていく。
もちろん、ドア、サッシ、水周り部品など住宅に必要なものは一式揃っていて、
なんでも1箇所で済んで、ピックアップ・トラックに載せて帰っていく。
カナダでは、家の修理を父親がすることがごく一般的だそうだ。
日本のお父さんたちがゴルフをする代わりに自分の家の増改築に精を出すように
なるかどうかはわからないが、自分で作ったほうが安いとなれば
資材を自分で購入したいと思うだろう。
いまや、世界最大の木材会社「ウエアハウザー」の最大の顧客は「ホーム・デポ」
だそうだ。この波はかならず日本にもやってくる。
日本のお父さん、忙しくてそんなことやってられないって?
家に自分の時間を費やすのは悪いことじゃないと思うが。自分で手入れをした
家には、より愛着がわきますよ。
投稿者 president : 14:06 | コメント (0) | トラックバック
2002年1月 変化が始まった
一昨日、ある当社の仕入れ先より電話があり,
「1月末に不渡りを出しますので店を閉じます。
もう材料は供給できません」との連絡があった。
以前より、経営がよくないことは知っていたが、いよいよ来たかという感じだ。
私事だが、本社の隣のおもちゃ屋さんも昨年末に店を閉じた。80年続いた店だったが、
今年に入ってからはシャッターを閉じたままだ。
これらの例を見てもわかるように、変化に対応できない者は倒産または廃業という
形で商売を閉じることになる。当社のお客様の中でも倒産または廃業するケースが
出ることはまず間違いないだろう。自分に影響がでないと人間はピンとこないものだが、
影響が出てからでは遅い。会社としても対応策をたてて実行しているが、
取引先の動向には十分注意してほしい。
この不況がどういう形で収束するかわからないが、体力のない業者が減った後は
有力な業者が市場を寡占(かせん)することになる。業界の勢力地図がガラリと変わる。
将来残ると思われる取引先には今から足場を作っておいて、現在よりも
より強い地位を後世のために作る。それがこの変革期に必要なことだ。
過去、こんな極端な時代はなかっただろうが、先輩たちは現在の商売の基礎になる
お客様との関係を築いてくれた。今度は、将来のためにより多くのお客様との
関係を作るときだ。それが、自分たちのためにもなるから。
投稿者 president : 14:05 | コメント (0) | トラックバック
2001年12月 来年は「値上げの年」
2001年もあとわずかだ。
今年は昨年のような大事故もなく、平穏に終わりそうでほっとしている。
今年は、失業率が5.5%と過去最高を記録し、名だたる大会社が大赤字を出し
大幅な人員整理を発表する大変な年だった。その中で、当社の中間決算は
減収減益ながら黒字を確保できた。大変ありがたいことだ。
従業員の皆さんに厚く感謝を申し上げる。
さて、4月に、「来期は大変だ」と書いた中で
・大手ゼネコンの倒産
・円安による仕入値の上昇
を取り上げたが、12月になってこの2つが現実のものとなった。
青木建設が倒産し、円相場は 1ドル=131円台まで円安が進んでいる。
青木建設の倒産後、株価が20円を割るゼネコンが続出し、そのうちの数社は
時間の問題とまで言われている状態だ。私は、今年中にさらに何社か整理される
ものと予想していたが、来年になった。先に延びて、ありがたいような、
ありがたくないような、そんな気分だ。
円安は間違いなく仕入値を圧迫する。
既に業界紙がとりあげているが、北洋材(赤松タルキ)、米材(米栂、米松)等、
仕入値のアップは避けられない情勢だ。
従って、来年は「値上げをいかに浸透させるか」が勝負になる。
木材だけではない。石油、食品、衣料品などあらゆるものが円安の影響を
受けて値上げされるだろう。大手ゼネコンに代表される不良債権の処理が
進めば進むほど、経済の悪化と円安はさらに進むと予想される。
私は、デフレの終わりは意外に近いと見る。
デフレの象徴だった吉野家の牛丼やユニクロの衣料品も円安が進めば、
値上げを余儀なくされるはずだ。
繰り返すが、来年は「値上げの年」だ。いかにお客様に納得してもらえるかが
勝負になる。そのためには、当社がどれだけお客様の役にたてるかが問われる。
注文の単位や内容がより細かくなるだろうが、それにどれだけ不満を言わずに
ついていけるか、一人一人の資質が今まで以上に問われる年になる。
では、よい正月休みをお過ごしください。
投稿者 president : 14:04 | コメント (0) | トラックバック
2001年11月 先んずれば仕事を制す
明日より12月だ。
第一事業部の場合、昨年は12月が1年の中で
一番売上が多かったし、今年もおそらく12月の売上が一番多いだろう。
当然、一番仕事量が多い月でもある。
仕事量の多いときは、精神的に不安定になることが多い。
「何でこんなに仕事があるの」と思う人もいるだろう。
しかし、「何でこんなに仕事があるの」と思ってイライラしながら
仕事をすると事故に直結することがしばしばある。
特に、私の立場で仕事が多いためにイライラすることを皆に見せるのは、
会社の士気を低下させるもとなので、
私はできるだけ安定した感情で仕事をすることが良いと思って、
早くから会社に来ている。
プレカットの早番制が始まって約1年たつ。
プレカットに早番制を勧めた手前、自分のほうが先に出社すべきだと考えて、
私は7時(時には4時台の出社もある)に会社に来るようになった。
朝、誰もいない道路を走るのは気持ちがいい。
また、朝5時台、6時台に電話のかかってこない事務所でする
仕事はスピードがあがる。また、仕事の段取りを朝始業前にしてしまえば、
日中の仕事が滞りなく進むし、その分の時間をお客様への訪問に向けられる。
昔の人は「朝は夜より賢い」と言ったが、まさにその通りだ。
「何でこんなに仕事があるの」と思うなら、人よりも早く仕事を始めればいい。
朝の1時間は、残業の1時間とは比較にならない価値がある。
それでも、仕事がたてこんで、精神的に不安定になることもあるだろう。
私には、そういう時に思い出す教訓がある。
これは、あるお客様の事務所に掲示してあるものだが、いつもそのお客様に行くと
この教訓を見て、自分に言い聞かせることにしている。
「福沢諭吉 心訓」
一、 世の中で一番楽しく立派な事は一生涯を貫く仕事を持つということです。
一、 世の中で一番みじめな事は人として教養のないことです。
一、 世の中で一番さびしい事はする仕事のないことです。
一、 世の中で一番みにくい事は人の生活をうらやむことです。
一、 世の中で一番尊い事は人のために奉仕し決して恩にきせないことです。
一、 世の中で一番美しい事は全てのものに愛情を持つことです。
一、 世の中で一番悲しい事はうそをつくことです。
12月こそ、暇な時(オフ・シーズン)のことを考えてもらいたい。
この不景気では、来年の仕事量は必ず低下する。「心訓」の中にあるように、
「世の中で一番さびしい事はする仕事のないことです」にならないよう、
今仕事を頂いているお客様に対し、落ち着いた気持ちで仕事をこなすことが
今やるべきことだ。
もう一つ、12月に言うことがある。それは「盆暮れ感情」だ。
昔から「盆暮れ勘定」と言うように、盆と暮れ(=12月)はお金の請求をする時だ。
すなわち、12月はお金の請求をされても、
「暮れだから、正月前に支払いをすませよう」
という感情が働く。これが「盆暮れ感情」だ。
掛売りのたまっているお客様には是非12月に支払いを済ませてもらうよう
催促してほしい。この不景気ではいつどこでどの会社が倒れてもおかしくない。
投稿者 president : 14:02 | コメント (0) | トラックバック
2001年10月 「ハイ・タッチ」の大切さ
ハイ・タッチと言うと、プロ野球でホームランを打ったバッターが
ベンチ前で自軍の選手とするハイ・タッチを連想する人も多いだろう。
自軍の士気を上げるために大事な儀式だ。
だが、今回はもう少し言葉の解釈を広げて、「本物を体験する」ことを
ハイ・タッチと呼ぶことにする。
今月28日、吹上市場で「第2回木とのふれあいまつり」が行われた。
うちの社員の皆さんも多数来てくれた。この場を借りて御礼を申し上げる。
総入場者数は関係者を除いて約1600人にものぼった。
その中で私は「木工作コーナー」の指導員をしていた。
あらかじめプランターや椅子などの形にカットしておいた杉材を買って
もらって、自分で釘を打って完成させるコーナーだが、このコーナーが
予想以上の人気で、プランターのキットが完売してしまうほどだった。
私は子供時代、図画工作が苦手だった。もし自分の子供時代に
木工作コーナーがあったら真っ先に逃げ出しただろう。
しかし、今の子供たちは意外と木工作をやりたがる子が多い。
釘の打ち方を知らない子も多かったが、打ち方を教えてあげると、
自分の指を金づちで打ちながらも、自分でできるようになり、
自分の作品を喜んで持ち帰る子が多かった。
親子連れで来た人は、両親とも工作に参加して「意外と難しいですね」と
言いながら、一生懸命釘を打つ姿が見られた。皆楽しそうでよかった。
毎日木にふれている社員の皆さんの中には、
休日まで木材を見たくないという人もいるだろう。
だが、吹上市場、木工作コーナーの盛況を見ていると、
「木に触れたい」と感じている人は私たちが想像するより遥かに多く、
また、強い意志がある。特に、子供に木工作をしてもらうことは、
木とのふれあいを体験させるよい機会だ。
自分で苦労して作ったものには愛着が沸く。
ホンモノを自分で作ること(=ハイ・タッチ)を体験してもらうことは、
便利さに流されやすい現代において、
ほんものの価値を知る大事な経験だと感じた。
来年以降も吹上市場のイベントは続くだろう。「継続は力なり」であり、
毎年行うことで知名度も上がってくる。実に意義あるイベントだった。
投稿者 president : 14:01 | コメント (0) | トラックバック
2001年9月 「冬」は近い
ついこの間まで「暑い、暑い」と言っていたのに、
このタイトルは何だろうと
思う人も多いだろうが、私の言う「冬」は、気候だけではない。会社全体の
状況を指している。
第一事業部は今月に入ってすっかりオン・シーズンに入った。先月までの
仕事量の少なさがうそのようで、社員の皆さんの中で休日出勤をする人が
出てきたし、加工屋さんたちは毎週のように休日出勤をしている。
これまでは、お客様の数が増えても、それ以上に一軒あたりの
売り上げが減っていたため売り上げが落ちていたが、
オン・シーズンになって一軒あたりの売り上げが増えてきて、
それが売り上げの減少に歯止めをかけた。
これだけ仕事量があると、会社の士気も自然と締まる。
その意味でも、これだけ景気の悪い中で、
仕事量が確保できたことは大変ありがたいことだ。
私は、今年いっぱいは最低でも今月ぐらいの仕事量をこなしたいと期待して
いるし、できるだけ多くのお客様を訪問して、仕事量を確保することが
私をはじめとした営業担当の使命だ。実際、仕事量は確保できるだろう。
しかし、先の状況は予断を許さない。この景気の悪さでは、マンションの
契約率が急降下することも十分考えられるし、戸建て住宅にしても着工数が
大幅に減少することが予想される。オン・シーズンが終わってオフ・シーズン
になると、仕事量が急に減ってしまうこともあり得る。これが、私の言う
「冬」は近いという意味だ。
今、仕事量があるからと言って、先への備えを怠ってはならない。
仕事量の少ない時代には、よそにない特殊性をもつことが大きな武器になる。
第一事業部は、他社の生産量が減少したことで、相対的に特殊性をもつように
なった。プレカットの羽柄加工機導入も、よそにない特殊性を持たせて仕事を
取るためだ。山林部はもともと特殊性のかたまりのような部署だし、「よそに
できない」ことができることを大いに武器にして、より多くのお客様を獲得
し、来るべき「冬」に備えてほしい。
もちろん、与信管理が大事なのは言うまでもない。
最後に、宣伝をひとつ。
10月28日 日曜日に、吹上市場(アピタ吹上のそば)で、
「第2回木とのふれあいまつり」が行われる。
普段見られない木材市場の中が一般に開放され、
普段扱っている木材のことをもっとよく知ってもらえるいい機会だ。
うちの社長が会長をつとめている埼玉県木材協会が後援している
こともあり、是非見に行ってください。
当日は私もスタッフとして参加する予定です。
投稿者 president : 13:59 | コメント (0) | トラックバック
2001年8月 「なまけものカナダ人」の将来
今年も8月9日から19日までカナダに行って来た。
この時期カナダに行くと、現地の人々の間で「バケーション(休暇)の計画は?」
という話がよく出る。ヨーロッパへ行くという人もいたし、
身内の結婚式に出るという人もいたし、何もしないという人もいた。
もちろん、私と、同行した東京木材企業㈱の上田さんにも同じ質問が来た。
上田さんにとっては「バンクーバー・バケーション」、私にとっては、
「シアトル・バケーション」だと答えた。(週末、シアトルにマリナーズ戦を
見にいってきたので)
何といっても、外国では電話がかかってこないのが大きい。
携帯電話のない世界は全然緊張感が違う。
毎日、少しでも安く仕入をしようと製材工場を回っているわけだから、
バケーションというのはジョークだが、買う側として行くのだから、
自分のペースで行動できる。日本国内にいる時のようにギリギリの
スケジュールを組むことがないので、時間の流れ方がゆったりしている。
一年に10日間だけだが、ゆったりとした時間は本当に貴重だなあと
カナダとアメリカにいる間じゅう、毎日感じていた。
カナダでは金曜日の午後3時になるとほとんどの製材工場は操業を
止めてしまう。金曜日の午後はあまり仕事をしないものだと
考えている「なまけものカナダ人」が多い。(そうでない人もいるが)
夏のバンクーバーは夜九時くらいまで明るいので、金曜日に限らず、
平日、会社が終わってからゴルフへ行くことができる。
晴れた日なら夕方で27度くらい。湿度もないし、蚊もこないので
ゴルフをするには絶好の環境だ。街中のレストランには室内の席だけでは
なく、パティオと呼ばれる室外席があり、屋外で食事を楽しむことができる。
アフター5を過ごすには、ほんとうに恵まれた環境だと思う。
定年後はバンクーバーで過ごしたいという人気があるのもうなずける。
だが、バンクーバーがあるBC州最大の産業、木材業界は絶不調だ。
ドーマンの担当者はこれから半年の間に対日本向けの製材工場のうち
6つくらいが閉まるだろうと言っていたし、新聞のトップ記事として
「カナダ木材業界で14000人のレイオフ(一時解雇)が予想される」
という見出しが出ていた。在庫を見に行った工場の中にも、
動いていない工場がいくつかあった。
ここまで落ち込んだ一番の原因は、カナダ木材業界が国際競争力を失ったからだ。
一言でいえば、北欧との産地間競争に負けてしまった。
かつて主力であった日本向け輸出は、北欧から来たホワイトウッドにとられて、
大きく落ち込んだ。米栂を柱に使うことはほとんどなくなってしまった。
第一事業部が主に扱うクリアー材にしても、塩ビにマーケットをとられて
しまい、作っても売れない状態だ。
(「今どき、カナダまで米栂クリアー材を買いに行く製材工場は希少価値だ」
とまで言われた)
それに追い討ちをかけるように、アメリカ向けに19.3%もの関税が
反ダンピング関税としてかかりそうだ。カナダ木材業界は約2割の価格上昇分を
自分で吸収することはまずできない。採算がとれないのなら、工場を閉めるしか
ない。従って、レイオフの大量発生が避けられないという図式だ。
私は、カナダ木材業界はこれまで恵まれすぎたのだと思う。
豊かな天然資源、そして日本やアメリカなどの大きな市場を背景に、
大きな利益を得て、豊かな生活をしてきたが、産地間競争に負けた今、
「なまけものカナダ人」気質ではビジネスがさらに縮小してしまうのでは
ないだろうか。
来年もカナダへ行くことになれば、今年とはかなり違っていることは間違い無い。
日本もカナダも大変であることに変わりはないとつくづく実感した。
投稿者 president : 13:58 | コメント (0) | トラックバック
2001年7月 変化を恐れるな
参議院選挙が終わり、予想通り自民党が勝利した。
いよいよ、構造改革の「痛み」がはじまる。それを見越して、
昨日は株がバブル崩壊後の最安値を更新した。
私も、いよいよ大倒産時代がはじまると見ている。
当社の主力取引先の中にも、倒産するケースがあるだろう。
ありがたくはないが、銀行の体力が弱っている今、多数の
倒産が出ることはまず避けられまい。
こんな時代にどんな方針で立ち向かっていけばよいのか?
皆、思案のしどころだろう。私が言いたいのは、
「何が起こっても驚くな。変化を恐れるな。
変化に対応して、自分でやる意欲をもち、実行すれば、状況は必ず好転する」
ということだ。
以前から一度とりあげてみたいと思っていたが、
これだけ不透明な時代に対する心の持ち方として、
推奨できる一冊の本がある。名前は「ガルシアへの手紙」。
今月は、この「ガルシアへの手紙」をあえて全文掲載する。
いつもより長いが、是非読んでほしい。何か必ず得るものがあるから。
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「 ガルシアへの手紙 」 エルバート・ハバード
キューバ戦争からみにおいて、私の記憶の中に、まるで、
火星が大接近してきた時のように、最もはっきりと思いだす人物がいる。
アメリカとスペインとの間で、キューバをめぐって戦争が起きた時、
合衆国は、どうしても、すぐに反乱軍のリーダーと
連絡をとらなくてはならなかった。
そのリーダーの名はガルシアという。
キューバの山奥の要塞にいるらしい。
それがどこにあるのかは誰も知らない。
郵便も電報も届かない。
しかし、大統領はガルシア将軍の協力を取りつけなくてはならないのだ。
そして、それは、至急を要する。
どうすればいいのだ!
誰かが大統領にこう言った。
「ガルシアを見つけ出せる人間がいるとしたら、それは、ローワンという名の男です」
ローワンは呼ばれた。
そして、大統領からガルシアへの手紙を受け取った。
私は、ローワンという名の男が、どのようにガルシアへの手紙を受け取り、
それを防水の小袋に密封し、彼の胸に革ひもでしばりつけ、
四日後の夜に小舟でキューバの海岸に上陸し、
ジャングルの中に消えていき、敵地を歩いて横断し、
ガルシアに手紙を渡し、三週間後に別の海岸に現れたかを、
詳しく語ろうとは思わない。
ただ、言いたいのは、次のようなことだ。
それは、マッキンレー大統領がローワンにガルシアへの手紙を渡したが、
そのときローワンは、その手紙を黙って受け取り、
「ガルシアはどこにいるのですか」と聞かなかったということである。
この男こそ、ブロンズで型にとり、
その銅像を永遠に国中の学校に置くべきである!
若い人たちに必要なのは、学校における机の上の勉強ではなく、
また、あれこれの細かな教えでもない。
ローワンのように背骨をピシッと伸ばしてやることである。
自らの力で物事に取り組もうという精神を教えることである。
勇気を教えてやることである。
そうすれば、若い人たちは、信頼にそれこそ忠実に応えられる人物、
すぐ行動に移せる人物、精神を集中できる人物となり、
そしてガルシアに手紙を持っていく人物となれるであろう。
ガルシア将軍は、もうこの世にはいない。
しかし、他にもガルシアたるべき人はいる。
たくさんの人たちの手助けを必要とする事業を
成し遂げようと努力した人であれば、
ふつうの人間が、いかに愚かで、無能であるかを知って、
ほとんど絶望的になったことがあるに違いない。
一つのことに集中して、それを行うことができない。
また、やろうとも思わない者がたくさんいる。
まったくあてにならない手助け、ばかな不注意、
どうしようもない無関心、いいかげんな仕事の遂行が
当り前になっているのだ。
おそらく、そういう者たちをひっかけたり、だましたり、
おどかしたりして強制的にやらせるか、
お金でつったりしてやらせるか、あるいは恵み深い神が
奇跡を起こしてくれて光の天使をアシスタントとして
送ってくださらないかぎり、
誰も事業を成功させることはできないだろう。
皆さんに、ちょっと試してほしいことがある。
今、あなたはオフィスにいる。
そしてすぐ近くに六人の部下がいる。
その中の一人を呼び、次のように頼んでみてほしい。
「コレッジョの生涯について、百科事典で調べ、
簡単なメモをつけてほしい」と。
その命じられた部下は、何も言わずに、「わかりました」と言い、
そして、その頼まれた仕事をやるだろうか。
おそらく彼は、そうしないはずだ。
彼は、どんよりとした、やる気のない目であなたを見て、
次のような質問の一つや二つをするにちがいない。
「コレッジョとはどんな人ですか」
「どの百科事典を調べるのですか」
「百科事典はどこにあるのですか」
「私はそのためにここで仕事をしているんですか」
「ビスマルクのことですか」
「チャーリーにやらせたらどうですか」
「コレッジョは生きている人なんですか」
「急ぐんですか」
「私が百科事典を持ってきますから、ご自分で調べられたらどうでしょう」
「なんのために知りたいんですか」
あなたが部下の質問に答えて、どのようなやり方で情報を求めるか、
なぜその情報が必要なのかを説明した後に、その部下は、
十中八九、他の社員に「コレッジョ」を見つける手伝いをさせた上で、
「そんな「コレッジョ」というような男はいません」
とあなたに報告するであろう。
私は、このことをあなたと賭けてもよい。
もちろん、私は、この賭けに負けるかもしれない。
しかし、多分、私は負けないはずである。
さて、あなたが、もし賢明であれば、手伝いを頼んだ部下に
「コレッジョの見出しはKではなくCだよ」と説明なんかしないで、
とってもやさしい笑顔で「もういいよ」と言い、
そして自分でコレッジョを調べるであろう。
こうした自主的行動力のない、道徳心のかけらもない、
意志力の失せている、
そして自ら進んで気持ち良く頼まれごとを引き受けない、
などの生き方をほとんどの人がするために、いつまでたっても、
本当の意味での「理想の福祉社会」が実現できないのだ。
自分たち自身のためにだってろくに行動しない人たちが、
果たして、みんなのためになることをするものだろうか?
厳しくあれこれ命じることのできるナンバー・ツーはいるかもしれない。
週末の夜になると、クビを恐れている多くの従業員たちが
じっとそこにいるからである。
秘書を求人広告で探しても、その応募者たちは、
十人のうち九人までが言葉を正しく知らないし、
句読点を打つこともできない。
そして、そのことが大切なことさえもわかっていない。
そんな人にガルシアへの手紙を書かせられるだろうか?
「あの経理担当の者ですけど」と大きな工場の責任者が私に言った。
「彼がどうしたんだい」
「彼は、経理マンとしては使えるのですが、
街に所用で行かせるとですね、ちゃんと用を済ます時もありますが、
そうでない時があるんです。
途中、四軒の店に寄って、お酒を一杯ひっかけ、
メインストリートに着いた時は、何の用で使いに来たのかさえ
忘れてしまうことがあるんです」
こんな男にガルシアへの手紙を届けるように頼めるだろうか?
私たちは、このごろ、次のようなかなり感傷的な同情を聞く。
「虐げられ、使い捨てにされる人たち」とか、
「自分にふさわしい仕事を求めて歩く、かわいそうな人たち」
という言い方である。
そして、それは大体、経営者たちへの厳しい言葉をともなっている。
だらしなく、そしてまったくの役立たずのために、
少しでもまともな、知的な仕事をさせてやろうとむなしい奮闘を続け、
実際の年齢よりも老け込む経営者や、
彼が見ていないとサボるばかりであるにもかかわらず、
「助けてくれる(はずの)人」を求めて、
ずっとしんぼう強くがんばっている経営者の人たちに対しては、
私は言うべき言葉もない。
どの会社でも、どの工場でも
不要なものを削減する行為はいつも続けられている。
経営者たちは、仕事で利益を生むことになんの貢献もできない、
「助けてくれる(はずだった)人」を絶えずクビにし、
代わりの人を採用し続けているのだ。
たとえ、どんな好景気になっても、この人員の整理は続けられるであろう。
まして、不景気な時代ともなり、仕事が少なくなってくると、
この人員整理は一層厳しくなってくるに違いない。
無能でまったく役に立たない人間には職がなくなってしまい、
そして、二度と仕事に就けなくなってしまうのだ。
これが適者生存というものである。
すべての経営者は、自分たちの利益を生み出すことに
最も貢献する人間、すなわち、ガルシアに手紙を届けることの
できる人たちだけを残すからである。
私の知っているある男はとても優れた面を持ってはいるが、
自分で、会社の経営をするような能力はない。
そのくせ、彼は、他人にはまったく役立たない。
なぜなら、彼は、自分の雇い主が、いつも自分を虐げ、
あるいは虐げようとしていると思い込んでいるからだ。
彼は他人に命令を与えることもできないし、
命令を受けることもできない人間なのである。
彼にガルシアへの手紙を頼んだら、きっとこう言う。
「自分で届けたらいいじゃないか!」
今夜も、私の知るその男は,仕事を求めて、街をさまよっている。
風が、その擦り切れて糸さえ見えるコートを通り抜け、
ヒュー、ヒューと鳴っている。
彼をよく知る人間は、彼を決して雇いはしない。
当り前だ。いつも彼は、まわりの人々に不満の扇動をするからだ。
彼に、それがいかによくないことかをわからせることはできない。
唯一、それをわからせることができるとするならば、
それは、底の厚いブーツで蹴飛ばしてやることだ。
もちろん、私にだって、このような人間は、
いろいろなハンディキャップを持っている人と同じように
同情すべき点もあることはわからないではない。
しかし、私たちは、大変な事業の経営に取り組み、
終業時間になろうが関係なしに働き続ける人たちにも、
そして、無能でだらしのない、心ない恩知らずたちを
率いて、戦うことを強いられ、髪も白くなってしまった人たちへも、
一摘でいいから、憐れみの涙を流してやろうではないか。
目をむけてやろうではないか。
もし、彼らの事業がなければ、
その下で働く者たちの仕事はなくなるし、
生活もままならなくなってしまうのだ。
私は言い過ぎているだろうか。
おそらく、そうかもしれない。
しかし、世の中全体が変化の激しい大変な時代となってきた今、
私は、成功した人に同情の言葉を述べたいと思う。
この成功者たちは、ほとんど勝ち目のない戦いに挑み、
他の人々に努力を求め、そしてなんとか成功しつつ、
にもかかわらず、自分にはただ住むところと着る物を除いて
ほとんど大したものは残らないのだ。
私は、自分で弁当箱を持っていき、
そして日雇いの仕事をしたこともあるし、人を雇ってもきた。
だから、両方について語っても許してもらえると思う。
貧乏はよくないことだ。
ボロを着ることをほめてはいけない。
そして、すべての貧しい人が高潔であるとは言えないように、
すべての経営者が強欲で横暴であるとも言えない。
私の心が引きつけられる人とは、
上司がいようと、上司がいまいと、
自分の仕事をきちんとする人である。
そして、ガルシアへの手紙を頼まれたなら、
その信書を静かに受け取り、バカな質問をせず、
近くの下水に捨ててしまおうなどとも思わず、
ガルシアへ手紙を届けることに全力を尽くす人は、
決して仕事をクビになることはないし、
賃金の値上げを求めてあれこれ画策することも必要でない。
文明とは、そんな人を求めて探し続ける一つの長い道程なのである。
このガルシアに手紙を届けるような人の願いは、
何であろうと聞き入れられる。
このような人は、どこの都市でも、どこの街でも、
どこの村でも求められている。
このような人は、どこの会社でも、どこの店でも、
どこの工場でも求められている。
世界中が、このような人間を、必死に、呼び集めているのだ。
「ガルシアへの手紙を届けられる」人間は、
どこでも、本当にどこでも、必要とされているのだ。
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最後まで読んでくれて、ありがとう。是非感想を聞かせてください。
投稿者 president : 13:46 | コメント (0) | トラックバック
2001年6月 この時代に残れる会社とは?
今期に入ってから、4月の「常務の一言」で書いたことが現実になってきた。
小泉内閣の方針により、銀行の不良債権をなくすために倒産が多発する。
その結果として政府の試算では約50万人の失職者(失業者ではない)が
出るという。建設業界だけでも20万人の失職者が出ると計算されている。
当社の主要なお客様の中でも、資金繰りに苦しむところが出てきた。
いま、うちの会社は、ただでさえ需要が減っているところへ、
信用不安によってうちが売りたくても売れない先が出てきているという
ダブルパンチを受けている。
お盆前はオフシーズンだということもあるが、かなり仕事量が少ない。
今まではお客様の数を増やすことによってなんとか稼働率を維持してきたが、
それも追いつかない情勢になってきた。
米栂の造作材を作っていれば仕事が来て、利益が上がるという時代はそろそろ
終わりなのだろうか。オフシーズンとはいえ、仕事の薄い工場を見ていると、
そんな気分になる。
数年前まで約20年間、第一事業部は一貫して高収益を上げてきた。
世の中の需要は当社の生産能力を常に上回っていたし、
黙っていても仕事が来ていた。
しかし、世の中の需要が減ってきた。
新木場に上がる米栂のクリアー材(当社の原材料)は
10年前の5分の1でしかない。にもかかわらず、
第一事業部の売上は最盛期(平成8年)の30%ダウンで踏みとどまっている。
全体の需要が減退する中で、お客様の層を厚くすることで
売上を維持してきたが、もっと売上が減少してしまえば、
会社も需要に応じたサイズに縮小しなければならない。
そうならないためにも、何としても現在の工場規模を維持するために、
毎日お客様を歩いている。それでも、7月はかなり仕事が薄い。大変残念だ。
今の第一事業部の骨格は約20年前に作られたものだ。
これまで相当儲けてきたが、20年前につくられた商売の形は、
今の時代に合わなくなってきている。
今の時代に合う商売の形をいかにつくるか。
どうやって工場規模を維持するか。
それが私の仕事だが、まだ答えは出ていない。
たとえば、昨年、セランガンバツやラミンを初めて扱ったのも、加工屋さんの
仕事量をできるだけ維持したいという思いで扱った。最近増えているカット
ベニヤにしても、リッパーの稼働率を少しでも上げたいというねらいがあって、
カットベニヤを生産するようになった。それでも、フル生産というにはほど
遠いのが現状だ。
ベストセラー「チーズはどこへ行った?」ではないが、同じことをやっている
だけでは、ただジリ貧になるだけだ。新しいチーズを探しにいかなくては。
投稿者 president : 13:40 | コメント (0) | トラックバック
2001年5月 「悪人」のすすめ
北本工場(第一事業部)の屋根がついに完成した。
長年の懸案だっただけに、うちの会社に長くいる人ほど感慨深いだろう。
以前、「屋根をつくると雪が降る」と書いたが、今回、屋根が完成したら
雷雨が降ってきた。社長は「ドームになった」と言っていたが、
東京ドームのような密閉型ドームではなく、ドームの中に風が通る
開放型の西武ドームに近い形だ。うちの会社は木材の工場だから、
風を通す必要があり、開放型が合う。
これから来る梅雨、暑い夏、台風の来る秋、また強風の吹く冬に、
屋根の真価が出るだろう。作業環境が改善されることが、会社の士気を
上げることにつながるはずだ。
さて、今回のタイトルを「悪人のすすめ」としたのは、今月「光に向かって
100の花束」という本を読んだ中に、社員の皆さんにとってきっと
役に立つと感じたエピソードがあったので、今回初めて引用する。
「悪人ばかりだとケンカにならない」~一家和楽の秘訣~
ある所に、内輪ゲンカの絶えないA家と、平和そのもののB家とが隣接
していた。
ケンカの絶えないA家の主人は、隣はどうして仲よくやっているのか不
思議でたまらず、ある日、B家を訪ねて懇願した。
「ご承知のとおり、私の家はケンカが絶えず困っております。お宅はみな
さん仲よくやっておられますが、なにか秘訣でもあるのでしょうか。一家
和楽の方法があったら、どうか教えていただきたい」
「それはそれは、別にこれといった秘訣などございません。ただお宅さま
は、善人さまばかりのお集まりだからでありましょう。私の家は悪人ばか
りがそろっていますので、ケンカにはならないのです。ただそれだけのこ
とです」
てっきり皮肉られているのだと、A家の主人は激怒して、
「そんなばかな!!」と、言おうとしたとき、B家の奥で大きな音がした。
どうも皿かお茶碗でも割ったようである。
「お母さん、申し訳ありませんでした。
私が足元を確かめずにおりましたので、大事なお茶碗をこわしてしまい
ました。私が悪うございました。お許しください」
心から詫びている、お嫁さんの声がする。
「いやいや、おまえが悪かったのではありません。先ほどから始末しよう
しようと思いながら横着して、そんなところに置いた私が悪かったのです。
すまんことをいたしました」
と、続いて姑さんの声が聞こえてきた。
「なるほど、この家の人たちは、みな悪人ばかりだ。ケンカにならぬ理
由がわかった」
A家の主人は感心して帰ったという。
謗るまじ たとえ咎ある 人なりと
我が過ちは それに勝れリ
高森 顕徹著「光に向かって100の花束」1万年堂出版 より引用
現代は、何でも便利になったこともあって、自分の思い通りにならないと
すぐ不満をもつ人が増えた。なにか不満があると、すぐ口に出す人も多い。
このエピソードの中の「悪人」は、おそらく世の中では少数派だろう。
だが、少数派だからこそ、希少価値がある。「善人」が多いからこそ、
「悪人」が際立つ。社員の皆さんはどう思いますか?
投稿者 president : 13:39 | コメント (0) | トラックバック
2001年4月 来期は大変だ
いよいよ明日で52期が終わる。
いろいろなことがあったが、どうやら大きな引っかかりもなく、
多少の増益で終わりそうだ。
塩ビを代表とするラッピングが全盛となり、
住宅の「木離れ」が進む中で、
同業他社は売上を大幅に減らし、
また、引っかかりも相次いだ。
同業他社の転廃業が相次ぐ中、前期とほぼ同じ売上で、
まずまずの決算の見通しがたったのは大変ありがたいことだ。
先日、北本事業本部で社長が朝礼で話したとおり、
「運がいい」ということもあるが、
単に運がいいだけではなく、過去、諸先輩が築いてくれた
お客様という財産の質がよかったということだと思う。
業績をあげるために日夜努力してくれた
社員の皆さんに心から御礼申し上げる。
しかし、5月1日から始まる来期の環境はとても悪い。
まず、大手ゼネコンの倒産が出る可能性がかなり高い。
詳しい説明は避けるが、会計制度の変更があり、
今まで表に出さなくて済んだ含み損を
表面に出さなければならなくなった。
特に不動産で巨額の含み損をもつゼネコンが数社あり、
おそらく今年中に法的処理がされるだろう。
ゼネコンが倒産すれば、ゼネコンから仕事をもらっている
当社のお客様への影響が大きい。
お客様の中でも倒産するところが出てもらっては困るが、
出てしまう可能性は十分ある。
次に、為替レートが円安に進んで仕入れを圧迫しそうだ。
今、日本の景気回復のためには1ドル=140円の円安も
やむなしという風潮が出始めている。
円安は仕入れ単価を間違い無く押し上げる。
特に、来期に予想される円安は今までよりも大幅なので、
売り単価のあげられない今、利益額を大きく圧迫してしまう。
最後に、デフレ傾向がより強まる。
デフレとは、お金の価値が下がることだが、その根底には、
日本の総人口が減少に向かうことがある。
人口が減ると、土地の需要が減る。
かつては、土地を持っていれば地価が上がり、
資産が増えていったが、今度は、地価が下がっていくので、
資産が減っていく。
仮に、分譲マンションや建て売り住宅を購入すると、
地価が下がっていく場合には資産価値が下がってしまい、
含み損を抱えることになる。
含み損をかかえてしまっては大変だから、住宅を購入する人が減る。
こうして、デフレは住宅着工数を減らす原因になる。
以上の3点を考えると、来期の環境はとても良くない。
この環境下で、現在の工場の体制を維持するために、
今期もお客様の数を増やしてきたが、
来期もお客様の数をもっと増やしていくしかない。
これは、第一事業部もランバーターミナルも同じことだ。
もちろん、お客様を増やす一方で、既存のお客様に
変わったことはないかどうか訪問してチェックすることも大切だ。
状況は厳しいが、当社が業界で生き残る
最有力候補であることも間違いない。
社員の皆さんは、連休にしっかり体を休めて、
連休明けに元気な顔を見せてほしい。
投稿者 president : 13:36 | コメント (0) | トラックバック
2001年3月 意外な援軍「ペット」
これだけダイオキシンが騒がれているのに、
マンションでは依然として塩ビ枠が全盛だ。
脱塩ビの動きは少しずつ出てきたが、
オレフィンシートや強化紙のラッピングに変わっただけで、
ムクの木材には戻ってきていない。
だが、ここに来て意外な援軍が現れた。それは、「ペット対応」だ。
JR京葉線で東京駅から3つ目の駅「潮見」駅前に
来年3月入居予定で都市基盤整備公団が145戸の賃貸住宅を建てる。
これが、公団初の「ペット共生住宅」として話題になっている。
現在、公団が賃貸住宅を建てる場合には、額縁は木材に塗装し、
内部枠は強化紙貼りにすることが多いが、
今回、潮見では額縁だけでなく、内部枠も全てムクの木材になった。
理由は、ペット共生住宅では猫が枠に爪をたてたりして、
強化紙では破れてしまうからだ。
私も、「打倒塩ビ」対策としていろいろなことを考えていたが、
ペットのためにラッピングからムクの木材に変わるとは予想だにしなかった。
意外なところに落とし穴があったものだ。
旧総理府が昨年6月、全国の成人計3000人を対象に行った
「動物愛護に関する世論調査」に、4割前後の人がペットについて
「家族の一員と同様に、ともに生活する世帯が増える」
「老後のパートナーとして重要性が増す」と答え、
集合住宅でのペット飼育を容認する人は
59・8%と前回(1990年)より16・5ポイント増えた。
こうした機運を受け、「ペット共生」を売り物にする
マンションの建築が増加。民間の不動産経済研究所によると、
昨年1年間で東京では4111戸▽神奈川・1951戸
▽千葉・236戸▽埼玉・139戸が売り出され、
過去の統計はないものの「前年の10倍以上に増えているのは確か」という。
(平成13年3月23日付「毎日新聞」より)
「ペット共生住宅」は大きな流れになりつつある。
潮見公団が全部ムクの木材を採用したことは、大きなチャンスだ。
お客様からも、「是非ムクの木材を復権させたい。
潮見で良い材料を納めて、やっぱりムクの木材が良いと
言われるようにしたいのでよろしく頼む」と言われている。
良い材料を納めて、猫にも爪をたくさんたててもらって、
ムクの木材がいい、ラッピングはダメだと言われるようにしよう。
投稿者 president : 13:33 | コメント (0) | トラックバック
2001年2月 院庄林業見学記~目標のある会社は違う~
今回の社員旅行に行った人のうち何人かに感想をきいてみると、
「今回が一番良かった」という人が多い。
その理由は
「若い人が多くて宴会が盛り上がったからだ」という。
私自身も今回の旅行へ行ってよかった。
確かに、皆でこんぴらさんへ登って参拝したことはいい思い出になるし、
普段なかなか行けない道後温泉まで行けたこともよかったと思う。
でも、本当によかったと思う理由は、ただ楽しかっただけでなく、
院庄林業見学ができたからだ。
社員旅行に工場見学を入れたのは私が入社してからは初めてだ。
(過去あったかどうかは知らないが)実は、前回の九州の時も
ある製材工場を見学しようとしたのだが、先方の都合で実現しなかった。
皆で行った院庄林業は、言わずと知れた日本最大の内地材製材工場だ。
従業員が約300人いて、製材だけでなく、プレカットも、集成材も手がけている。
特に、最初に見た久米新工場は生産を開始したばかりの最新鋭工場で、
稲生さんの気迫あふれる説明を聞いて、「高い目標のある会社は違うな」と感じた。
院庄林業久米新工場の現在の目標は、
「杉芯持ち材で、JASのD15製品(昨年改正されたJASの中で、含水率15%
以下かつ寸法精度に合格したもの)を低コストで工場生産すること」だ。
工場の中にも「めざせ日本一」という標語がかかげてあった。
稲生さんは、「これからの時代、D15製品でないと生き残れない」と力説していた。
なぜなら、建築基準法の改正、性能基準制度などの新しい法律ができた関係で
乾燥していない木材は事実上使えなくなってきているからだ。
とりわけ、院庄林業は住友林業を筆頭に、ハウスメーカーとの取引が多い。
ハウスメーカーは他社との差別化のため、お施主さんに安心を与えるために
JASのD15製品を渇望している。
だが、杉芯持ち材の乾燥は難しい。工場内には黒くなってしまった失敗作が
置いてあった。大きな乾燥機が何機もあったが、乾燥はまだ試行錯誤の段階だという。
院庄林業の社員の皆さんが仕事をしている様子を見ていると、
自分たちが杉のD15製品をつくることで、今内地材製材がおかれている厳しい状況を
なんとか打破しようという姿勢がとても強く感じられた。
久米新工場には壁がない。山の中なので、決して暖かい土地ではなく、雪も降るという。
吹きさらしの作業環境の中で、社員は全員ヘルメットをかぶって仕事をしていた。
久米工場に限らず、どの工場へ行っても社員は全員ヘルメットをかぶっていた。
帽子もかぶらずに仕事をするうちの工場とはえらい違いだ。
通路が材料でふさがれていることもなかった。通路を使用する場合は、
「通路一時使用」という札をおくルールになっているそうだ。
本社工場の説明をしてくれた竹久さんからも、「なんとかして内地材をもっと使って
もらいたい」という熱意が強く感じられた。山林部やランバーターミナルの皆さんは
良く知っているだろうが、内地材の杉、檜の値段はとても安い。丸太の値段も安いが、
柱などの製品の値段はもっと安い。院庄林業の置かれている状況は決して良くない。
だが、前向きに数十億の設備投資をして、D15製品をつくることで現状を打破しよう
とする姿勢は素晴らしい。私は、大いに見習うことにした。
うちの会社にも院庄林業のように目標が必要だ。
最近の退職者続出の原因の一つは、会社としての目標がはっきりしていないからだと
考えられる。確かに、個々の事業部の中には目標がはっきりしているところもあるが、
会社全体としてはっきりとした目標がみえていない。
院庄林業は内地材製材日本一と言われているが、うちの会社の北本工場は、今や
「日本最大の無垢造作材製材工場」と言われている。
(もしうちよりも大きな造作材製材工場を知っている人は、教えてください)
たとえば、第一事業部についていえば、自分たちは日本一の造作材工場で働いているという
誇りがあっていい。今は、「打倒塩ビ、打倒ラッピング」を掲げて事業をすすめようと
考えている。院庄林業のように、工場内に標語を掲げるのがいいと思う。
できることからまず実施していく。
投稿者 president : 13:31 | コメント (0) | トラックバック
2001年1月 とても良くない状態
昨年1年間、「常務の一言」を続けてみて、自分で反省することは、
踏み込んだ文章が書けなかったために、当たりさわりのない文面に
なってしまったことが多かった。今年は、「常務の一言」というよりも
「常務の心の内側」をできるだけ正直に、わかりやすく書く。
そのほうが、書く側もスッキリするし、読む側にもいいと思うから。
さて、今年は1回目から大げさなタイトルをつけてしまったが、
うちの会社の現状を考えてみて、私はとてもよくない状態だと
考えている。
一番の原因は、代替わりが進んでいないこと。
12月にも書いたように、退職者が多かったために若返りのシナリオが
狂ってしまった。また、業績がよくなかったこともあり、
山林部を除いて2年間新卒採用を凍結したツケもでている。
私は、以前より同業者の経験者が欲しいと思っていた。
実際、数人に来てもらって効果が出た部分もあるが、それだけでは
「当面事業が続けていける体制」はできない。今年の終りまでに
「よし、これなら事業が当面続けていける」という体制をつくって
おかないと、社員の皆さんも不安だろうし、私も安心できない。
現在いる社員の皆さんに対して思うことは、働く人と働かない人の
差が激しすぎるんじゃないか?
働く人のところへ仕事が寄ってしまって、働かない人はそのままと
いう現象がおきている。これでは、一生懸命働く人が浮かばれない。
解決策は、賃金に格差をつけるのが筋だろう。そのために、正確な
人事考課をしなければならない。管理職の皆さんは、今までよりも
より厳密に、正確な人事考課をしてください。
来期は新卒採用を復活させる。また、中途採用も行う。
どれだけ定着できるか、また、戦力になるか、それが会社の将来を
大きく左右する。
話は変わるが、以前から私が公言していた「北本工場の中央通路から
北側に全て屋根をかける」が来月、ついに現実化する。
誰が言ったか忘れたが、「屋根をつくると雪が降る」と
言われるくらい、今年は雪が降った。屋根のおかげで雪かきは随分
楽になったし、屋根がない以前の木村木材なら先週土曜日は半日で
操業打ちきりだっただろう。雨風の吹き込む作業環境がようやく
雨風を気にせず仕事ができる作業環境にようやく改善される。
一生懸命仕事をする人には、報いてあげたい。その気持ちが
屋根をつくることにつながった。
私は、屋根ができて作業環境がよくなることで、会社全体の
士気があがることを期待している。
投稿者 president : 13:28 | コメント (0) | トラックバック
2000年12月 2000年3大ニュース
2000年もあと2日たらずで終わる。
今回は、今年1年間に起きた3つの印象深い出来事について書く。
・大事故発生
プレカットで今年夏に起きた事故はうちの会社にとって
工場内で起きた過去最大の事故だった。
本人の回復が順調なのは幸いだが、「刃物の怖さ」を
あらためて思い知らされた。
他にも事故が数件あり、残念ながら事故の多い一年だった。
事故の原因は様々だが、工場全体に「私は絶対事故を起こさないぞ」
という気持ちが足りなかったことも原因の一つだと考える。
朝のラジオ体操を見ていれば、安全に対する気持ちがよくわかる。
事故を起こすまいという人はラジオ体操を一生懸命やるし、
安全に対する自覚のない人はラジオ体操がいいかげんだ。
ラジオ体操を一生懸命やる人が事故を起こす確率はとても少ない。
事故を起こして一番損をするのは本人だ。
事故を起こさない第一歩はラジオ体操をしっかりやることだ。
・退職者続発
西井元工場長を筆頭として、退職者の多い年だった。
その結果、会社全体の従業員数が減少し、特に第一事業部の社員が少なくなった。
その一方で、売単価が下がったにもかかわらず売上は増えた。
第一事業部の若返りが図れなかったのは残念だが、
経費が減って、会社の体質が強くなり、一人当たりの売上が増えた。
ますます厳しくなる競争の中で、他社に負けない体質を
来年も、それ以降も作っていかなければならない。
・相次ぐ設備投資
今年は設備投資の多い年だった。思いつくままにあげてみると、
プレカットのCAD入れ替え
KLT本店にシートハウス・棚を設置
第一事業部に台車31台導入
第一事業部の通路に屋根を新設
KLT本店に屋根つきの棚を設置
KLT埼北店に屋根つきの棚を設置
超仕上げ用に粉砕機を設置
など、目白押しだった。
KLT本店のシートハウスと棚については、以前「必要ない」とずいぶん反対された。
だが、これだけ乾燥材が増えた中で屋根をつくらないわけにはいかなかった。
作ってみると、作業効率がかなり向上して、予想通りの効果が出ていると思う。
第一事業部の屋根は長年の懸案だったが、意外にも簡単に実現してしまって驚いた。
台車についても、以前から一度入れてみたいと思っていたが、
いざ入れてみると加工場が予想以上に片付いて、よかったと思う。
これらの設備投資は来年もまだ続く。工場の中央通路から北側に全て
屋根をかけると宣言したが、来年、是非実現したい。
最後に、「常務の一言」も皆様のおかげで無事一年間続けることができました。
給料日の午後4時に入稿したこともあり、綱渡りの連続だったが
何とか続いて良かった。来年も続けますのでよろしくお願いします。
投稿者 president : 13:23 | コメント (0) | トラックバック
2000年11月 12月こそ逃げは禁物
12月「師走」。正月を控えて誰もが気ぜわしくなる時期だ。
12月が好きだという人はあまりいないだろうし、
いやだな、早く終わらないかなと思う人も多いだろう。
私も12月が好きではない。
その一番の原因は年賀状を書かなければならないからだ。
12月20日を過ぎてもなかなか書けず、
年賀状を書き終わるとようやく年末を迎えられると思うのが
結婚前までのパターンだった。
また、毎年12月は工場内の仕事量が多い。
今年も例にもれず、受注量が多くなってきた。
したがって、社内のあちこちで受注量を消化しきれない
「仕事の渋滞」が発生している。
正月前にできるだけ大工さんが現場の仕事を終わらせておきたいと
思う心理が、他の月と違う忙しさの原因だ。
私は、「仕事の渋滞は仕事をやって解消するしかない」と思う。
やりのこした仕事のことを思いながら週末を過ごすぐらいなら
仕事をやりきるまでやったほうがよほど精神的に安定する。
12月は日程の都合でかならず「仕事の渋滞」が発生する。
「仕事の渋滞」が発生したら、他人のせいにせず、日程のせいにして
「12月だからあたりまえだな」と思って仕事をして渋滞を解消させれば、
明るい正月を迎えることができる。他人のせいにして文句をいいながら
いつまでも仕事をしないで「仕事の渋滞」を解消できないと、よい気分で
正月を迎えることができない。要は気持ちのもちようだ。
とはいえ、「仕事の渋滞」を解消させるためには相応の時間がかかる。
私の対策は、私的な12月の特別要因をできるだけ先に片付けること。
1.年賀状は12月20日までに投函する
2.忘年会は仕事関係以外は出ない
(社員の皆さんとの会合は、例外です)
3.テレビはニュースとスポーツだけ。年末特別番組は見ずに早く寝る。
(ロードレースは大好きなので欠かせないが、夜ふかしをすると
風邪をひくもとになるので、テレビはできるだけ見ない。
12月に風邪をひくとスケジュールが大幅に狂って自分だけでなく
周辺が大迷惑する)
また、カレンダーもできるだけ早く配り始める。
カレンダーを配ってないお客様があると、「年末までに配らなければ」と
ついつい気になってしまうからだ。
もちろん、営業上でも12月は特別な月だ。うちの社長がよく
「暮れは金の請求をしても怒られない」と言うが、その通りで
売掛金回収には絶好のチャンス。12月の最重要課題は集金だ。
くれぐれも取引先の動向に注意して、事故のないように。
仕事に対しても、年賀状に対しても、逃げは禁物。
自分たちの給料はお客様からもらっていることを忘れずに、
工場の中も残業続きで大変だろうが、今が書き入れ時だ。
お客様のために一生懸命仕事をして、明るい正月を迎えよう。
投稿者 president : 13:21 | コメント (0) | トラックバック
2000年10月 変化のきざし、有り。
今月に入って、第一事業部の仕事量が大幅に増えた。
老人ホームや県営住宅等、大型物件が入ったこともあるが、
先月までの状況とは一変してしまった。
材料を出す人が休日に出勤し、超仕上げも残業するようになり、
仕事がなくて加工屋さんが休むことがなくなった。
第二事業部もプレカットの受注残が約一ヶ月分あり、プレカットは
毎日夜8時または9時まで残業体制を続けている。
一ヶ月前には、第一事業部の仕事量がこんなに増えるとは予想できなかった。
マンションの造作材の中で、栂無地の市場はどんどん縮小していたし、今後
加工屋さん3組分の仕事を維持するのは並大抵のことではないと考えていた。
私はお客様のところへ顔を出して、なんとかして今の仕事量を維持したいと
訴える毎日だった。もし、仕事量がこのまま減少するのなら、
需要に応じて縮小して黒字を出せる体制にしなければとすら考えていた。
だが、わずかだが変化の兆しが見えてきた。額縁を塩ビでなく、ペンキ下地で
栂無地を使う現場が出始めた。営業に行った先で、新しいお客様からの
受注も頂いた。
年末から年明けにかけて木材を多く使う物件が続く予定で、第一事業部は、
年明け早々まで仕事量が多い状態が続くだろう。
こうなると、考え方を変えざるを得ない。お客様の需要に応えるために、
工場内の人数が自然減で減った分を補充することを現在検討している。
また、フォークリフトを使わなくても材料が移動できるように、
10台の台車を導入した。まだ台数が足りないので増設する予定だ。
仕事があることは有難いことだ。仕事がないと、設備に投資する気持ちに
なれないが、今月ぐらい仕事があれば、投資する気持ちになれる。
仕事量の多い今、一番注意すべきことは、取引先の倒産だ。
今月、第一事業部のかつての大口取引先だった会社が事実上倒産し、
うちの同業者が大きな被害を受けている。(当社の実害はない)
長引く不況と安すぎる受注単価のために、第一事業部のお客様の約8割が
赤字だと見込んでいる。体力勝負で受注競争をやっている以上、
お客様の体力は相当弱っている。暮れにかけ、集金をする時期になるが
取引先の動向には十分すぎるほど注意を払って欲しい。
投稿者 president : 13:17 | コメント (0) | トラックバック
2000年9月 えっ、コンビニ弁当禁止?
もし、会社に「コンビニ弁当を持ち込むな」と言われたら、皆さんは
どう思うだろうか?
「コンビニ弁当は包装のゴミが出るので持ち込み禁止、
手弁当か外食にしなさい」というマンション工事現場が実際にある。
今、建築現場では「ゴミを出す」ことにとても敏感だ。
「分ければ資源、混ぜればゴミ」を合言葉にして、ゴミ分別の種類が
どんどん増えている。10種類以上ゴミ箱がある現場も珍しくない。
しかも、ゴミの量が多いほど処理費用をとられるため、出すゴミの量を
いかに減らすか、各ゼネコンはあの手この手の手段をとっている。
その一例が「コンビニ弁当持込禁止」だ。
当社の場合、今までは、焼却炉があるからゴミが出れば何でも燃やせば
いいやと思っている部分があった。しかしそれも、もうできなくなってきた。
先日、工場の近隣に住む人が事務所にきて、「悪臭がするので工場の中を
見せて欲しい」という申し出があり、工場内を回って寮の横の古い焼却炉の
ところへきて、「この臭いだ。これが発生源だ」と言って帰った。
古い焼却炉では超仕上げの鉋屑とペーパーラップ(木材に被せてあるラップの
こと)、PPバンド等を主に燃やしているが、特にペーパーラップを
燃やしたときに悪臭が出る。ペーパーラップは塩ビではないので、
ダイオキシンが発生するわけではないが、燃やしたときに出る煙の中に
環境ホルモン(スチレンダイマー)が入っている疑いがある。
もう、ペーパーラップを燃やすことはできない。先月、カナダへ行った際に
「もうペーパーラップはやめてくれ。既にあるペーパーラップは
返却するのでよろしく」と各製材工場で言ってきたが、
先方の受け入れ態勢が整うまで、しばらく保管しておくしかないだろう。
各購入先別に分けて、たたんで保管しておき、各問屋さんや新木場15号地に
帰る車に乗せて返すことになる。
当社でのゴミの分別はお寒い限りだ。不燃ゴミ用のゴミ箱が
自転車置場横にあり、空き缶入れが旧事務所の横にあるが、
不燃ゴミ用のゴミ箱に空き缶が入っていることが多い。
見るたびに空き缶用のゴミ箱に移すが、すぐ横に空き缶入れがあるのに
分別できないとは情けない。
これからの時代、材料を売るだけではなくて、工場内で出るゴミ、
売った後のゴミのことまで考えないと商売ができなくなってきた。
ありがたいことに、木材はゴミになりにくい。粉砕して鋸屑と
同じ大きさにすれば、養豚農家や清掃用として需要がある。
超仕上げの鉋屑については、粉砕機で粉砕して、プレーナー屑と同じ
大きさにして、まず大型焼却炉で燃やすことにする。古い焼却炉を
近い将来、大型焼却炉も廃止して、鋸屑と同じくらい細かくできる
粉砕機を導入し、焼却をやめる方向に動く。
投稿者 president : 13:11 | コメント (0) | トラックバック
2000年8月 カナダの製材工場 番外編
今月9日から17日まで、盆の休みを利用してカナダへ8年ぶりに飛んだ。
仕事の話は別の機会にするとして、今回は「番外編」として
カナダの製材工場での従業員の生活について書く。
1.喫煙所
カナダでは煙草が高い。一箱約500円する。
そのせいか、日本よりも喫煙率は低い。
ほとんどの製材工場で、事務所は全面禁煙。
従業員が休む休憩室(ランチルーム)も禁煙。
喫煙所は軒を張り出す形で設置されている。
屋根はあるが、壁はない。冷暖房もない。
木製(米杉が多い)のピクニックテーブルといすが置いてある。
(バーベキューセットのテーブルといすが木製でできていると考えてもらえればいい)
カナダの冬は日本よりも寒いが、スモーカーは
寒空の中、暖房のない場所で煙草を吸うしかない。
これなら、換気扇を回す必要もないし、天気の良い日はいい休憩場所になる。
木村木材も軒下に喫煙所を作れば、休憩室が煙草臭くなくなっていいなと
思って見ていた。当社も喫煙所を軒下にしようか?
2.休憩室
どの製材工場の休憩室にも電子レンジが置いてあった。
キッチンが備えてある休憩室も多かった。
交替制の工場がほとんどなので、冷凍食品等を電子レンジで温めて
食べる人が多い。木村木材も電子レンジを入れれば利用者が結構いるのかな?
3.安全ベスト
カナダでは工場を見学するときに、必ずオレンジ色の安全ベストを着用する。
これは8年前と一緒だが、今回行った工場は作業員も全員オレンジ色の
安全ベストを着ていた。ウエアハウザーの工場では安全ベストだけではなく、
ヘルメット、安全メガネ(メガネをしている人もメガネの上からかける
義務あり)を着用しなければ工場へ入れてくれない。
安全メガネはカナダでも少数のようで、特にメガネをかけている人に
大変不評だった。
工場はすごい騒音なので、耳栓(日本でも売っているソフト耳栓)が
工場の入口に大量に置いてある。帰りの飛行機用に持ち帰ったのは
言うまでもない。
当社の帽子をオレンジ色にしたのは、カナダの安全ベストの色を見て
オレンジ色にしたものだった。日本の工場で安全ベストを着用する
必要はないだろうが、せめて帽子は相手からよく見えるために必要だ。
(日高のケミプロ化成では、見学者が行くと女子事務員がヘルメットを
かぶって案内する)
4.日本食
バンクーバー近辺には日本食料理店が大変多い。
魚が手にはいることもあり、寿司屋が多いし、
日本食が食べたくて困ることはまずない。
日本と違うのは、とにかく量が多いこと。
こんな食事を毎食食べていたら、カナダ人は太って当然だと思った。
なお、カナダではビーフステーキを食べる機会が多いが、レストラン
には醤油(ソイ・ソース)が用意していないことが多い。ステーキに
醤油がかけたい人は自分で醤油を持っていくことをお勧めする。
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2000年7月 そごう倒産と木村木材の関係
皆さんご存知の通り、百貨店「そごう」が倒産した。
そごうが倒産しても、お中元やお歳暮をそごうで買わなくなるだけで
自分の生活には関係ないと思っている社員も多いと思うが、
そごうの倒産は長崎屋とは比較にならないくらい大きな意味がある。
そごうは「税金を使って一企業を救うのはけしからん、そんなデパート
ではモノを買いたくない」という国民一人一人の気持ちが形になり、
売上が20%ダウンして、倒産に追い込まれた。
「税金を使って一企業を救うべきではない」という正論が
「借金が大きすぎてつぶせない」というこれまでの考え方を打ち破った。
そうすると、借金が大きすぎて返すことができず、「債権放棄」という
形で借金棒引きを銀行に求めることがもうできなくなる。
今、世間では大手ゼネコン熊谷組の倒産が近いと言われている。
熊谷組もそごうの債権放棄がうまくいけば、自分も債権放棄を要請しようと
していたという。だが、そごうが倒産した今、もう借金棒引きは許されない。
仮に熊谷組が倒産したとする。そうすると、熊谷組のほかにも借金が多すぎて
返せないゼネコンがたくさんある。問題ゼネコンが複数倒産する
「ゼネコンドミノ倒し」は近いのではないか。
そうすると、第一事業部のお客様が問題ゼネコンの倒産に引っかかって
売り先がなくなる可能性がある。かくして、そごう倒産はゼネコンの倒産を呼び、
木村木材の仕事量に影響を与える。
この夏はゼネコンから目が離せない。
投稿者 president : 13:07 | コメント (0) | トラックバック
2000年6月 「参加」と「逃げ」の大きな差
先日、お客様と話している中でこんな話が出た。
今、自分(お客様)が住んでいるマンションは仕事上のつきあいがあるゼネコンが
建てて、自分の会社が木工事を行った。ただ、マンションの入居者には
自分の職業を伏せて住んでいる。ときどき他の入居者から建てたゼネコンに対する
悪口が聞こえてくるが、「自分が建設にかかわった」ことを伏せているので
ただ話を聞くだけになっている。
自分が専門家だということがわかると、苦情受付係のようになってしまって
マンションに居づらくなる可能性があり、住んで5年以上になるが
今まで自分の職業を明かさずにいる。
この人のように自分の職業を明かさずにマンションに住んでいるお客様は結構多い。
確かに、マンションの入居者に対して自分が専門家だということがわかれば、
何かと助言を求められてわずらわしく感じることもあるだろう。
しかし、考えようによっては「買った人のナマの声」を聞くのに
最高のチャンスではないだろうか。
うちの会社の材料は数多くのマンションに納入されているが、マンションを買った人と
直接接することはまずない。木工事を施工するお客様も同じで、買った人の声を
直接聞くことは少ない。
私はこのお客様に、「マンションの入居者の皆さんに自分の職業を
明かしておつきあいしたらいかがですか」と言った。
確かにわずらわしいかもしれないが、同じマンションに住む人の相談を
受けることは「買った人のナマの声」を聞くことになる。
専門家として適切な助言ができれば、リフォーム工事の受注に
つながる可能性もある。
マンションの新築工事は競争が激しすぎで値段が安くなりすぎ、
手が出せないとまで言われている現在、お客様は皆改修(リフォーム)を
手がけはじめている。リフォームで一番大事なことは「営業」。
どこに仕事があるのか、見つけるのが難しい。
そこで、自分の住むマンションで専門家として相談を受けていれば、
だんだん口コミで商売が広がる可能性があるし、新築マンションの木工事にも
生かせる部分があるはずだ。
私もマンション住まいだが、真上の部屋で漏水が発生したとき、相談に乗って
いろいろ助言をしたことがある。私も漏水は初めての経験だったので驚いたが、
これも自分が材木屋だということを日頃から言っていたから来た話だった。
マンションに材料を納入する当社にとって、「買った人のナマの声」を聞くことが
とても重要だ。たとえば、塩ビについてマンション購入者がどう考えているかが
聞けるし、また、こちらの主張を直接伝えることができる。
例えば、今いろいろ騒がれている塩ビから出る環境ホルモン(可塑剤=フタル酸エステル)
の話にしても、マンションに住んでいる人たちはほとんど実感がない。
塩ビの「怖さ」を知れば、簡単に塩ビを選ばなくなるはずだが・・・。
まず、自分の周辺にある町内会、自治会、管理組合等に参加してみること。
人間、わずらわしいことから逃げたいのは誰でも同じだが、逃げているうちは
何も得られない。できれば、社員の皆さんには材木屋として
自分の職業上の相談が受けられるようになってほしい。
投稿者 president : 13:06 | コメント (0) | トラックバック
2000年5月 「整理整頓」
先月、「健康のありがたさ」という題で原稿を書いたら、
5月2日夜、仕事関係の通夜にワイシャツ一枚で参列して、
見事、風邪をひいた。連休中に冶ったからいいようなものの、
自分で書いていながら自分で風邪をひくとはなんとも情けない。
皆さんも健康には十分注意してください。
さて、52期がはじまり、各事業部から今期の目標にする
標語が出揃った。第一事業部の標語は「黒字を出そう」にした。
部門別決算の細かい数字はまだ出ていないが、第一事業部は
ほぼトントンのようだ。(前回の朝礼で若干の赤字と言ったが、
その後訂正があった)
今期の環境は前期以上に悪い。お客様の受注単価は前年比10%ダウン
になっているし、いつ倒産するお客様が出てもおかしくない状態だ。
その中で黒字を出すには、まず精神的に安定した状態で仕事をすることが
大前提だ。
そこで、社員の皆さんにお願いしたいことは「整理整頓」です。
なぜ「整理整頓」か?それは、よい仕事をするにはまず仕事場が
きれいであることが必要だから。
「視覚的雑音」ということばがある。雑音は音だけではなく、
目からもはいってくる。机の上に書類が散らかっていると
なかなか仕事に身が入らないものだし、
誰だって材料の散らかっている工場よりも整理された工場のほうが
気分がいいだろう。気分がいいということは、知らず知らずのうちに
能率もあがるものだ。
私は机の上に書類が散乱しているのが大嫌いだ。
自分の仕事に身が入らなくなるだけでなく、周りにいる人にも
「視覚的雑音」になって、会社全体の能率を下げるからだ。
私が今の席に移動したときに最初にやったことは通路を広げることだった。
それまでの第一事業部の事務所は書類が机の上に山積みになっていて、
通路が狭く、すれ違いができなかった。
そこで、机の上の本棚とターンテーブルを廃止し、
不要な書類を廃棄して通路を広げた。
もう1年前のことだから今ではあまり感じなくなったが、
当時は広くなってすれ違いのできる通路を見て
「これで仕事がやりやすくなる」と喜んだものだった。
実際、事務所の状態が1年前のままだったら、
前期は大赤字だっただろう。
つい先日、B棟とC棟(宮崎君と柏原さん)の間にあった棚を移動した。
長年おいてあったガラクタが整理され、スッキリしたのを見て驚いた人も
多いだろう。棚を有効活用したいがための移動だったが、
ガラクタが整理されて「視覚的雑音」がなくなったことにも意味がある。
C棟では目立室側も整理され、空きスペースができて
より多くの材料が屋根下に置けるようになった。
オートプレカットセンターのシートハウスがほぼ出来上がった。
これから棚を作るが、棚ができると材料の収容量が増えて、材料置場の
整理整頓に威力を発揮するだろう。私も期待している。
これから約3年をかけて、中央通路(休憩室の前の通路)から奥は
全て屋根をかける。屋根をかけることで作業環境をよくすることと、
材料を濡らさないことを徹底させて「よい仕事」ができる環境を作りたい。
そのためには、ただ屋根をつくるだけではなく、「整理整頓」が必要だ。
社員の皆さん、まず職場の身の周りを、目標をもって
「整理整頓」してください。
整理整頓された職場で、良い仕事をして黒字を出し、
前向きに進める会社にしようではありませんか。
投稿者 president : 13:01 | コメント (0) | トラックバック
2000年4月 「健康」のありがたさ
今年の4月は花粉症が大流行した。
社員の皆さんの中にも花粉症で
鼻水を出しすぎて鼻を赤くした人がたくさんいるでしょう。
私もかなりくしゃみをして鼻水を出した。
花粉症に限らないが、体調の悪い時には仕事をやっていても
まず良い仕事ができない。
健康な状態でこそ、「今日も仕事をやるぞ」という気持ちになれる。
体調が悪いときには「体調さえ直ればなあ」と思うが、健康なときには
健康のありがたみというのはなかなかわからないものだ。
会社の中では経営陣の体調がよくないと、会社の士気に影響する。
元検事総長の堀田 力さんが著書「おごるな上司」の中で
「士気の基本は健康である。それは、自分が二日酔いをしてみればよくわかる」
と書いている。
私はあまり酒を飲まないので二日酔いの経験はここ数年ないが、
上司が二日酔いでは会社は締まらない。これは当然だ。
個人の身体と同じで、会社も健康かどうかが士気に大きく影響する。
毎年、健康診断をして診断書を社員の皆さんに配るが、会社にも健康診断書が
ある。それが、貸借対照表(バランスシート)と損益計算書だ。
幸いにして、うちの会社はここ数年、「健康優良児」と言っていいくらい
健康体だった。会社にとっての健康という意味は「財務が良い」「決算が黒字」
ということだが、今年の決算は黒字がでるかどうかわからないという状態で、
必ずしも健康体といえなくなってきた。
木材業界の同業他社の中には健康体どころか、いつ倒産してもおかしくない
重病人の会社がたくさんある。そんな会社は運転資金を回転させるために
赤字覚悟の値段で仕事をとっていく。そのためにうちの会社が
仕事をとれなかったケースも出てきている。
来月、プレカットにシートハウスと棚を作るが、
これも会社が健康体だからできること。
屋根をつくりたくてもつくれない同業他社はたくさんある。
これから「屋根のない材木屋は負け」の時代が来る。
そのときに、会社が健康であるためには何としても黒字を出さなくてはいけない。
今、会社が健康体でいられるのも過去、先輩が働いてきた蓄積があるからで、
私は会社も自分も家族も健康であることに感謝する。そして、黒字を出して
より健康な会社を作るために仕事をしている。
社員の皆さんも、もし自分も会社も家族も健康であれば、
健康に感謝する気持ちをもったらいかがだろうか。
投稿者 president : 12:56 | コメント (0) | トラックバック
2000年3月 なんか、おかしくないか?
今週に入ってから、珍しく時間に余裕がもてるようになった。
時間があるとき、私は、できるだけお客様を訪問することにしている。
今週も15件ほどお客様の会社を訪問した。
私は、うちの会社の進むべき方向を一番知っているのは
お客様だと信じて疑わない。実に多くのことを教えていただける、
大変ありがたい存在だ。
だが、最近、お客様と会うたびに思うこと、
それは、皆生きるのに必死だということだ。
昨日、あるお客様の社長さんから聞いた話を書く。
今年(1999年度)は昨年(1998年度)に比べて、
ゼネコンがデベロッパーから受けるマンション工事の坪単価が20%下がった。
ゼネコンが赤字覚悟の値段で見積もりを出して、
「これでほぼ受注できた」と思っていた物件を、大手ゼネコンが
より安い価格を出して受注をとるケースがあり、赤字覚悟の値段を出しても
受注できるかどうかわからないというのが現実だ。
昨年の20%引きで受注してきたゼネコンはうちのお客様に対して、
「昨年の20%引きの単価で木工事をしろ」と言う。
木工事は材料と手間(=大工さんの給料)に若干の会社経費を乗せるのが
通常の見積もりだが、今の単価はとても経費の出る状態ではない。
大工さんの給料も随分下がっている。
「100円のものを80円で買えるはずがないんだから、 材料は全部
組(=ゼネコンのこと)の支給にしてほしいが、そうはいかないんだよなあ。」
とこのお客様は言っていたが、大工さんの給料が下がっているのに
その割に材料代が下がらない、これでは20%下がった単価では
やらないほうがいいというのが本音だ。
それでも、20%引きの単価で受注するお客様もある。
当然、うちの会社に対しても20%引きでやってほしいと強要する。
うちの会社が「それではできません」と言うと、他の材木屋さんが
うちでは赤字を出す値段で仕事を取っている。
実際、昨日も「赤字を出してまで取る仕事ではない」という判断で、
一件200万円の仕事を断った。
(もめそうな現場だという理由もあったのだが)
マンションの工事現場では今でも塩ビが全盛だ。
これだけダイオキシンを出す元凶が塩ビだということが
皆わかっていても、「1円でも安ければいい」という理由で
新築マンションの現場はどんどん塩ビを使っている。
また、今はマンションブームとも言える状態で、
マンションが良く売れている。モデルルームを見ても
一見きれいにはできているが、使っている素材は塩ビをはじめとした
新建材ばかりだ。
その一方で、マンション入居前の内覧会では
ビー玉を持ってきて床にころがして床の傾きを検査したり、
洋室と和室の間にあるふすまを閉めて光がもれないかどうかチェックする
購入者が増えているという。(方立の曲がりも指摘されるそうだ)
自分が購入するものを慎重に検査するという姿勢は悪くないと思うが、
塩ビをはじめとした新建材をふんだんに使った内装の素材にはなにも
苦情を言わないというのは、なんか、おかしくないか?
塩ビ枠は、2年もたてばシートが盛り上がってしまってデコボコになるし、
万が一火にあたれば猛毒の塩素ガスを出す。ダイオキシンだって出る。
そんな怖い素材を「見栄えがよいから」と言って選ぶのは
私はおかしいと思うが。
この話は社内だけで言っていてもはじまらない。
以前、私はマンションを買う人向けにインターネットのホームページで
塩ビの怖さを警告した。私の怠慢でホームページを更新していないので、
この場でゴールデンウィークまでにホームページを更新することを
社員の皆さんに宣言しておく。本当の素材である木材こそが
住宅に使うにふさわしい素材だと信じて、社員の皆さんが仕事をする
環境をつくりたい。それが私の仕事です。
投稿者 president : 12:55 | コメント (0) | トラックバック
2000年2月 「ハード」と「ハート」
コンピューターの世界でよく言われることだが、
「ハード」と「ソフト」の両方がそろって、初めて意味がある。
私は、うちの会社の場合、「ハード」と「ハート」の
両面が必要だと思っている。私の言う「ハード」とは、作業環境のことだ。
その中でも、今回は屋根の話を書く。
毎年のことだが、2月から3月にかけて工場には強烈な北風が吹く。
北側に風除けのあるところもあるが、まともに北風を受ける場所もある。
おがくずや砂ほこりが来て、目にゴミが入った人も多い。
残念ながら、作業環境としては劣悪と言わざるを得ない。
このことを、私は社員の皆さんに対し、大変申し訳なく思っている。
昨年、作業環境を改善すべく、シートハウスを建設した。
雨よけ、風よけという点で一定の効果はあったが、
まだ改善すべき点は多いし、まだまだ屋根を必要とする場所はある。
今年4月から「品確法」という法律が施行される。
住宅の構造に関する部分(柱、梁、土台等)については10年間の
瑕疵(欠点のこと)保証が義務つけられる。
ということは、柱や梁などの構造材にはまず生材(未乾燥材)は
使えないだろうと言われている。乾燥材(KD材)を在庫しておく
必要がある。従って、より広い屋根が必要だ。
作業環境改善と、材料を濡らせないという両面で
「屋根のない材木屋は負け」の時代が来ている。
どんな屋根をつくればいいか、各業者を呼んで研究した上で、
うちの会社にとって一番良い形の屋根をつくりたい。
それが、作業環境の改善、ついては会社全体の改善につながると
信じている。
「ハード」が改善されたら、次は「ハート」だ。
私が屋根をつくりたいと思っている理由の一つに、
「作業環境を改善することで会社全体の士気を上げたい」と
いう気持ちがある。
現在の会社の雰囲気は必ずしも良いと言えない。
それは、年齢構成が50代以上と20代に偏っていることも
あるだろうが、作業環境の劣悪さにも原因がある。
これからの時代は生き残りをかけて各社が戦う時代だ。
そのときに、社内の士気が上がらない会社では心もとない。
うちの会社、財務は確かに強い。財務の強さが会社の士気に
結びつくように経営するのが私の役目。財務だけでなく
「ハート」も一級品でありたい。そのための第一弾として
屋根をかける。社員の皆さんも「これをやったら会社のためになる」
と思うことがあったら、遠慮なく言ってほしい。
投稿者 president : 12:54 | コメント (0) | トラックバック
2000年1月 「材木屋である意味」
今朝の朝礼でも言ったように、2000年1月というよい節目でもあり、
私の考えていることを毎月月末に給料袋に入れることにしました。
1回目は「私が材木屋である意味」です。
皆さんは自分が材木屋だということをどう思っていますか?
私は新年会のときにも言ったように「材木屋でよかった」と思っています。
なぜなら、仕事を通じて「相手に気を遣う」ことを教えてくれる職業だと
思うから。
材木屋は「木」に対してどれだけ「気」を使えるか、そこに損得がある。
木っ端の最後の1丁まで使うには、隅々まで気を使う。
「もったいない」と思って取っておくか、「いらない」と思って
捨ててしまうか、それが利益と赤字の境目になる。
だから、本気で材木が好きで、最後の1丁まで生かしてやろうと思う人に
とっては、とても良い仕事ですよ。毎日、材料に対して気を使って
仕事をしている人は、自然と相手に対しても気を使うようになる。
コンビニエンスストアに代表される「使い捨て」社会の現代において、
ひとつひとつの物事を「もったいない」という精神で周囲に対して
気を使って生きていく人は希少価値です。
私は、材木屋という仕事を通して、周囲に対して気を使うことを
教えてもらったし、社員の皆さんにも是非そうなってほしいと思う。
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2005年05月01日
自然素材ブログをはじめます。
皆さん、はじめまして。
このウェブサイトの管理人、木村木材工業株式会社
常務取締役 木村 司です。
今回、自然素材ブログというタイトルで
ブログシステムによるウェブサイトを
公開することになりました。
よろしくお願いします。